
現地時間2017年8月18日金曜日、フランスはグランデ・プラージュのラカナウで開催中のWSLヨーロピアン・サマー・レッグ第2戦となる男女QS1500「Caraïbos ラカナウ・プロ」は大会4日目。本日は、ウイメンズのラウンド2の残りの3ヒートからスタート。その後に男子のラウンド3、ラウンド4が行われた。

ラウンド3を戦った4名の男子日本チーム。H1に川俣海徳、H3に粟田生、H5に野呂海利、H12に 田中大貴が登場した。ラウンド3のヒート1には、昨日好調だった川俣 海徳が出場、ヒート中盤まで2位をキープしたが後半に逆転されて惜しくも3位で敗退。

ヒート3の粟田生は、ライトブレイクに的を絞り、スコアを重ねて好調なスタートを見せた。しかしヒート中盤、4位だったフランスのポール・セザールがバックハンドで5.50をスコア。3位に押し出される粟田。終盤にチャージを見せるも惜しくもここで敗退となった。

勢いのある野呂海利はヒート5に登場。バックハンドでクリティカルなセクションで板を返す、ビッグ・リエントリー2発をメイクして5.33をスコア。しかしバックアップを持たない野呂海利は4位を強いられる。その後にバックアップを2.90とするもニード3.67ながら3位を強いられる。
そして終盤、再びバックハンドの2マニューバーでチャージを見せた野呂海利は4.00をスコアして大逆転。ラストウェイブでも4.73をスコアしてリードを広げて1位でラウンドアップを決め、一皮むけたパフォーマンスを披露した。
田中大貴はファーストウェイブから5.67をスコア。さらにライトブレイクでフォアハンドのカーヴィングターンをコンビネーションさせた田中は6.23をスコア。ブラジルのジハード・コードルに次いで2位をキープ。その後もバックハンドでもチャージを見せた田中はヒートスコア11.90で2位で勝ち上がった。
本日は女子はオフで男子がラウンド3のあと、続けてラウンド4が行われた。
いよいよトップシードか登場するラウンド4に突入。ラウンド4のヒート5にクレジットされた野呂海利。各選手ともスタートからハイスコアを出す混戦状態。優先権を使いシェイプの良いレフトをキャッチした野呂は、インサイドまでバックハンドのターンを繰り返し4.23をスコア。
続けて5.50をスコアする野呂海利は4位から一気にトップのポジションへ。さらにライトブレイクをつかみ、クローズセクションでシャープなリエントリーを決める野呂海利は2本目の5.50をスコア。一度はトップを奪われるもトップスコアを6.43へ塗り替えた野呂海利がトップでラウンド5へ勝ち上がった。野呂海利の勢いは止まらない。

田中大貴はラウンド4のヒート11。僅差ながら4位を強いられる田中。ヒート後半に6.03、5.03をスコアして3位に浮上するが再び4位となる田中。最後までチャージを続けたがここで敗退となった。
明日は、現地時間で午前7時30分(日本時間の 2017年8月19日14時30分)から男子、午前9時30分から女性が再開予定。男女共2ラウンドを行い、日曜日のファイナルデイを目指す。
野呂海利はラウンド5のH3に登場。エイドリアン・トヨン、ルッカ・メシナス、マーク・ラコマーと対戦する。また本日はオフとなった女子はトップシードが登場するラウンド3から、H1に橋本恋、H2には野呂玲花とハワイから出場の前田マヒナがクレジットされている。
世界を目指す彼らの活躍を期待してエールを送りたい。がんばれ!日本!
オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1923/carabos-lacanau-pro
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wqs/1922/lacanau-pro