今回のQS南アフリカ・レッグのメイン・イベントとなる、今シーズン初のQSイベント最高レベルとなる【QS 10,000】バリート・プロが7月3日から、南アフリカはバリートのウィラード・ビーチで行われる。
今回のイベントは、「バリート・プロ・サーフ・フェスティバル」としてウイメンズとジュニアが同時開催。ジュニアの「ビラボン・ジュニア・シリーズ」が6月27-29日、QSトライアルが6月30日、ウイメンズQSのQS1000「バリート・ウイメンズプロ pres. by Billabong 」が7月1日から2日まで開催。
そして、現地時間7月1日、ウイメンズQSのQS1000「バリート・ウイメンズプロ pres. by Billabong 」が終了。ファイナルは首尾一貫しないクロスウインドの肩サイズのコンディションで行われ、南アフリカ大会で絶好調で、今回のジュニアでも優勝したハワイのゾーイ・マクドゥーガルをファイナルで破った、オーストラリアのソフィア・フルトンが優勝した。
今回のバリートでは、前回のケープタウンのQS1000イベントで4位となった野呂玲花が田代凪沙と共に出場。調子を上げていた野呂玲花はラウンド1でも7.83をスコアして1位通過。田代凪沙は14.33のヒートトータルでダントツの1位で勝ち上がった。
ラウンド2ではハワイのゾーイ、ルーシー・キャリスター、タニカ・ホフマンといった強豪と対戦した野呂玲花。5.67と6.33の2ウェイブを揃え、ヒートトータル12.00で2位でこのヒートを切り抜けた。田代凪沙は惜しくも敗退。
クオーターファイナルでは強敵のアリアン・オチョアとマンオンマン。バックハンドでチャージを続けた野呂玲花はファーストライドで6.17 をスコアし、4.17でバックアップ。前半にヒートスコア10.34を揃え、追い上げるアリアンを抑えてセミファイナル進出。
セミファイナルでは南アフリカで大活躍中のハワイのゾーイ・マクドゥーガルと対戦。僅差のバトルを演じるも最後はゾーイに決められて惜しくも敗退。それでも3位入賞でQS世界ランクも52位と5ランク上げて、後半戦に向けて素晴らしい結果を手に入れた。ここのところ思うような結果を得られなかった野呂玲花だったが、後半戦に向けて巻き返しを見せる野呂玲花の活躍に期待したい。
そして、メンズQS10000「バリート・プロ pres. by Billabong 」が7月3日から9日まで行われる。
このイベントには、大原洋人、村上舜、新井洋人、稲葉玲王、喜納海人がクレジット。ラウンド1 のH1 稲葉玲王、喜納海人、H4 新井洋人、H6 村上舜、ラウンド2のH3に大原洋人。CT選手のカノア五十嵐や前回のフィジーで2位となった昨年のイベント勝者であるコナー・オリアリーなど注目選手が顔を揃える。この後も世界のサーフシーンの注目は南アフリカが続く。
【QS 10,000】バリート・プロ
7月03日-09日
バリート、クワズル-ナタール、サウス・アフリカ
世界を目指し戦い続ける彼らにエールを送り続けたい。がんばれ!日本!
現在の日本と南アフリカとの時差は7時間。現地時間の 8時は日本時間の15時です。
オフィシャルサイト:http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1887/ballito-pro