南アフリカで6月2日から開催されていたWSL-QS1000「VANSサーフ・プロ・クラシック」がウエスタンケープのランバーツ・ベイで終了。マイケル・フェブラリー(ZAF)、ソフィア・フルトン(AUS)とジェイク・エルキントン(ZAF)がそれぞれメンズ、ウイメンズ、ジュニアで優勝した。
フェブラリーは3日間のQS1000メンズイベントにおける際立った選手で、スタイリッシュなスタイルでエクセレント・スコアを連発。特にバックハンドのサーフィンが際立っていた。ファイナルでは、同じ南アフリカのディフェンディングチャンピオンであるデイビッド・ヴァン・ジールと対戦。スローな戦いながら、エクセレントの8.17 を7.50でバックアップし、今シーズン南アフリカで3度目のQS優勝を手に入れた。
今回のイベントには日本からは野呂海利、田中大貴、太田拓杜が参戦。田中大貴はラウンド2でグッドスコアを2本揃え、1位で通過。ラウンド3へ駒を進めた。
ラウンド3も1位で勝ち上がった田中大貴は、ベスト16に進出。ラウンド4ではデイビッド・ヴァン・ジールZAF、マテウス・ハーディBRA、クリス・ザーフィスAUSという強者と対戦。他の選手がエクセレントを揃える中、惜しくも田中は4位で敗退となった。
『課題は山ほどあり、まだまだ足りない部分があるということが改めて思えたし、今回自分にとって、すごくためになる試合となりました。ダーバンの3000に向けて気を入れ直して頑張っていきたいと思います! 日本から応援してくださった方々ありがとうございました。引き続き応援宜しくお願いします。』と、田中大貴が自身のSNSでコメント。
またQS1000ではラウンド3で敗退となった太田拓杜は、今回は同時開催のジュニアにもダブルエントリー。セミファイナルではエクセレントの8.17と7.83でヒートトータル16.00をマークして1位通過を果たす。ファイナルではエクセレントの8.00をスコアするもバックアップが見つけられずに惜しくも4位となった。
6月14日からダーバンのニュー・ピアでは、QS3000の「フォルクスワーゲンSAオープン・オブ・サーフィン」が開催予定。これには、日本から多くのサーファーが出場。大原洋人、新井洋人、稲葉玲王、仲村拓久未、大橋海人、森友二、野呂海利、田中大貴、西慶次郎、太田拓杜、ハワイから喜納海人が参戦。
この南アフリカ・レッグは、今シーズン好調でQSランク2位の大原洋人をはじめ、前回の一宮の6,000で自己最高の5位入賞を収め、QSランク21位の新井洋人にとっても、後半戦に向けた順位をキープする非常に重要な戦いとなる。
世界を目指し戦い続ける彼らにエールを送り続けたい。がんばれ!日本!
現在の日本と南アフリカとの時差は、7時間
現地時間の朝7時は、日本時間の14時。
【QS1,000】VANSサーフ・プロ・クラシック
6月02日-04日
ランバーツ・ベイ、ウエスタンケープ、サウス・アフリカ
【QS 3,000】フォルクスワーゲンSAオープン・オブ・サーフィン
6月14日-18日
ニュー・ピア、ダーバン、サウス・アフリカ
【QS 1,000】ジョディ・スミス・ケープタウン・サーフ・プロ
6月22日-25日
ビッグ・ベイ、ケープタウン、サウス・アフリカ
【QS 10,000】バリート・プロ
7月03日-09日
バリート、クワズル-ナタール、サウス・アフリカ
【CT第6戦】コロナ・オープンJ-ベイ
7月12日-23日
ジェフリーズ・ベイ、サウス・アフリカ