JPSA特別戦「OSHMAN’S STYLE MASTERS」が、真夏日となった2017年5月21日(日)の千葉県太東ビーチで開催され、この太東をホームビーチとする瀬筒雄太が素晴らしいサーフィンを披露して優勝。2度目のスタイルマスターの称号を獲得した。
JPSAの特別戦として2010年よりスタートし、今年8回目を迎える「OSHMAN’S STYLE MASTERS」は、使用するサーフボードが9’4”(284cm)以上の長さのシングルフィンに限定される、ロングボードサーフィンの文字通りスタイル を競い合う特別ルールで行われる試合。
今回は2連勝の記録を持つジャレッド・メル不参加の中、イベント優勝経験のある日本を代表するスタイルマスター瀬筒雄太、中村清太郎、秋本祥平、吉田泰をはじめ、6xJPSAグラチャンの記録を持つ、ショーロクこと宮内謙至、湘南の鈴木剛、そして、今回の紅一点、JPSA3年連続ウイメンズのチャンピオンである吉川広夏も出場した。
STYLE MASTERS は今年も、クラシックなスタイルが映える千葉県いすみ市「太東ビーチパーク」で開催。サーフタウンフェスタ2017の「「TAITO BEACH CLUB CLASSIC 2017」というロングボード・コンテストにエキシビジョンのような形で盛り込まれた。
大会当日は天候に恵まれ、スモールながらクリーンなコンディション。太東ビーチ側では波がブレイクしていなかったために、切れ目と呼ばれる釣ヶ崎海岸寄りのポイントでコンテストは開催された。
今年のTAITO BEACH CLUB CLASSICは、スタイルマスタークラス上位2名が「OSHMAN’S STYLE MASTERS 」へ、オープンクラス上位2+1名が、6月3日〜4日まで太東で開催される「JPSAロングボード第3戦 昭和エンジニアリング presents 太東ロングボードプロ」本戦への出場権を獲得。
各選手がラウンド1のヒートスコアの上位8名の選手がセミファイナルに進出。優勝経験のある瀬筒雄太、中村清太郎、吉田泰、秋元祥平に加え、まだスタイルマスターズでは優勝経験のない宮内謙至、小川徹也、新城譲、鈴木剛の8名が勝ち残った。
ファイナルは、瀬筒雄太、中村清太郎、宮内謙至、吉田泰という日本を代表するスタイルマスターが顔を揃えた。ヒート前半は宮内が長いハングファイブなどでリード。しかし後半に7.17、6.67をスコアしトータル13.84をマークした瀬筒雄太が僅差のクロスヒートを制し、2度目の優勝を手にした。
ロングボードサーフィンの文字通り「スタイル」を競い合う特別ルールで行われる試合。通常JPSAロングのサーキット戦では見ることのできない選手たちの妙技が光った。
試合というイメージはなく、それぞれの選手が順番に演技をし、楽しそうに笑顔でサーフィンしているのが印象的。今後もロングボードの持っている「本来の格好良さ」が評価されるイベントとして、長く続いて欲しい。
2017 OSHMAN’S STYLE MASTERS 結果
JPSA特別戦 OSHMAN’S STYLE MASTERS 2017
優勝:瀬筒雄太、第2位:中村清太郎、第3位:宮内謙至、第4位:吉田泰
2017 Taito Beach Club Classic 結果
STYLEMASTERS CLASS
優勝:中山祐樹 2位:松崎秀彦 3位:武藤龍寿 4位:加藤 慶
MEN OPEN CLASS
優勝:稗田 瞬 2位:河野慎太郎 3位:松崎秀彦 4位:梶原裕太
OVER 50 CLASS
優勝:伊藤雅樹 2位:高橋健治 3位:田岡宏久 4位:市川伸治
OVER 40 CLASS
優勝:塚本将志 2位:井澤孝広 3位:井橋裕憲 4位:大上浩司
WAHINE OPEN CLASS
優勝:井原 麗 2位:浅川なつみ 3位:菅井花織 4位:松本望希
イベント情報はオフィシャルサイトをご覧ください。