和井田理央がベスト8進出。安室丈は惜しくも敗退。Komuneバリ・プロ4日目

エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)(C) WSL / Tim Hain

 

クラマス、バリ/インドネシア(2017年4月26日水曜日)バリ島クラマスで開催中のWSLアジア第2戦であるQS1000「コムネ・バリ・プロ  pres. by The Mad Hueys 」は大会4日目。

 

素晴らしい4-5-フィート・レンジのコンディション。わずかに風の影響を受けながらもラウンド4、ラウンド5が行われ、明日のファイナルデイを前にベスト8が決定した。

 

2015年のワールド・チャンピオンでKomuneバリ・プロ第1シードのエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)は、クラマスのパーフェクトなライトハンダーで素晴らしいパフォーマンスを続けた。

 

エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)(C) WSL / Tim Hain
エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)(C) WSL / Tim Hain

 

デ・スーザは、両ラウンドとも9-ポイント・プラスのライドを記録し、クォーターファイナル進出を決めた。彼は今回のイベントを、ブラジルで開催される次のCTイベントの調整と考えていて、ホームタウン・イベントに向けて好調な仕上がりを見せているようである。

 

「バリでの自分のパフォーマンスには満足しています。」と、デ・スーザは言った。「僕はここに来て、良い波でサーフィンして、ビッグスコアを記録したかった。それが実行出来ています。ファイナルデイが本当に楽しみです。多くの素晴らしいサーファーがイベントに出場していますから、自分のベストが必要だと思っています。

 

僕はあのヒートでマイキー・ライトが9.90をスコアしたのに負けて残念です。あのような負け方は本当に辛いと思う。しかし、コンペティションでは時々起こることですからね。」

 

ブレント・ドーリントン(AUS)
ブレント・ドーリントン(AUS)

 

明日のクォーターファイナルに進むためブレント・ドーリントン(AUS)は、ソリッドなラウンド5のヒートを勝ちあがった。ドーリントンは、イベントに残った最後の Mad Hueys チーム。チューブ、ビッグ・カーヴィングとエアリアルを組み合わせて、1位で勝ち上がった。

 

「クラマスは世界のなかで一番大好きな波ですね。僕は12才の時からここに来ています。」と、ドーリントンは言った。「僕がこのイベントでサーフィンをしたのは、これが初めてで、他のQSイベントに出ていたり、昨年は自分のヒートの前に怪我をしてしまった。だから、やっとここにいて、ヒートを勝ちあがれて嬉しい。

 

セバスチャン・ジーツ(HAW)
セバスチャン・ジーツ(HAW)

 

イベント第2シードである、セバスチャン・ジーツ(HAW)は、ビッグターンでクォーターファイナル進出を決めた。ジーツは現在チャンピオンシップ・ツアー第10位にランクされるが、次のCTイベント前にプレッシャー・フリーなヒートを楽しむワーキングホリデーとして、今回のイベントに参加している。

 

「誰が爆発するか分からない。我々のヒートで和井田理央はカイ・オットンを下したからね。自分のゲームをする必要があるんだ。」と、ジーツは言った。「ベルズの後に家に帰ることも考えたんだ。でも、バリで試合に出て、それから次のCTの前に良い波をゲットするために来週はボート・トリップに行くつもりなんだ。」

 

ミッチ・パーキンソン(AUS)
ミッチ・パーキンソン(AUS)

 

まさしく、このロケーションで行われた2013年のチャンピオンシップ・ツアー・イベントで優勝したジョエル・パーキンソン(AUS)のいとこである、ミッチ・パーキンソン(AUS)。

 

ここまでイベント最高のオールラウンド・サーファーだったミッチは、巨大なエアリアルを成功させ、パーフェクトなチューブ、ソリッドなレール・ターンを見せた。

 

「僕は優勝なんて考えられないです。まったく自分へのプレッシャーがなかったので、ただ上手くやることしか考えていなかった。」と、パーキンソンは言った。「この波が素晴らしい。それが全てなんです。その波だからターン、ビッグエア、バレルが決まるんです。明朝、マンオンマンのクォーターファイナルが本当に楽しみです。」

 

 

ラウンド4進出を果たした安室丈は、ヒート6でセバスチャン・ジーツHAW、オニー・アンワーIDN、ミッチェル・ジェームズAUSと対戦。安室丈は8.50のエクセレントをスコアするも、他の選手はエクセレント・レンジを2本揃えていた。バックアップを見つけられなかった安室は惜しくも4位で敗退となった。

 

和井田理央
和井田理央

 

一方で、JPSAのバリでも準優勝した、母親が日本人で父親がジャワニーズのハーフである和井田理央が今回も見事クオーターファイナル進出。ラウンド5では、元CTサーファーのカイ・オットンとディーン・モリソンを抑えて2位で勝ち上がった。明日のクオーターファイナルはミッチ・パーキンソン(AUS)とマンオンマン。がんばれ! 和井田理央!

 

 

世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!

 

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1841/komune-bali-pro