コートニー・コンローグがギルモアを破り、リップ・カール・ウイメンズプロ・ベルズ・ビーチで2年連続優勝。

ベルズで2年連続優勝のコートニーPHOTO: © WSL / Sloane

Women’s Final Day Highlights | 2017 Rip Curl Pro – Bells Beach

 

ベルズ・ビーチ、ビクトリア/AUS(2017年4月17日月曜日)WSLチャンピオンシップ・ツアー第3戦「リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ」は、4~6フィートのコンディションとなったベルズ・ビーチで再開。ウイメンズのファイナルでコートニー・コンローグ(USA)がステファニー・ギルモア(AUS)を破り、優勝した。

 

コートニー・コンローグ(USA)はランキング4位へ。PHOTO: © WSL / Sloane
コートニー・コンローグ(USA)はランキング4位へ。PHOTO: © WSL / Sloane

 

コンローグは、6度のWSLチャンピオンのギルモア、WSLチャンピオンに君臨するタイラー・ライト(AUS)、3度のWSLチャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW)を含む、世界のトップ女性サーファーたちを彼女のアグレッシブ・パワー・サーフィンで下し、頂点を極めた。

 


「去年、ここで優勝して最高な気分を味わいましたが、それを2年連続なんて信じられません。」と、コンローグは言った。「言葉が出ませんね。オーストラリアン・レッグの最初の2つのイベントは、それほど良い結果を残せなかったので、最後に勝利で終えることができて最高です。

 

私は、いつもベルズに来ることが大好きでした。ここはファンが集まる素晴らしいアリーナなのです。マスターすることが本当にトリッキーな波なので、ここで2度も優勝できたことは本当に特別なことなのです。」

 

コンローグは、ワールドNo.2として2017年のシーズンをスタート。しかし、ロキシー・プロ・ゴールド・コーストで9位。マーガレット・リヴァー・プロで5位となり、世界ランキング9位となった。そして今日の勝利は、ジープ・リーダーボードのランキング4位まで引き上げ、彼女をワールド・タイトル・キャンペーンに戻した。

 

「ファイナルでステファニー[ギルモア]と戦えたことは、素晴らしかった」と、コンローグは続けた。「彼女は、本当に素晴らしいサーファーでタフなコンペティターです。最後まで冷静でいられたことが鍵でしたね。今回のコンテストでは、土壇場で勝利を得たものがたくさんあったんです。だから最後まで諦めなかった。終了ホーンが鳴るまで終わりではないのですから。」

 

 

 

 

ファイナルは、ギルモアとコンローグによるエキサイティングなバトルとなった。オープニング・イクスチェンジでギルモアは、エクセレントな8.33をスコアしで、コンローグの8.00に対しアドバンテージをとった。

 

優勝したコートニー Credit: © WSL / Cestari
優勝したコートニー Credit: © WSL / Cestari

 

そして2本のエクセレントを持ったギルモアが僅かにリードして終盤戦を迎え、ヒート残り5分で、コンローグはファイナル最大のセット・ウェイブにテイクオフ。ポケットで、彼女のトレードマークであるパワー・ハック&ジャムでエクセレントな9.00ポイント・ライドをスコア。そして大逆転に成功したコンローグは、 17.00のヒート・トータルで2年連続のベルを鳴らした。

 

 

惜しくも2位となったステファニー・ギルモアPHOTO: © WSL / Sloane
惜しくも2位となったステファニー・ギルモアPHOTO: © WSL / Sloane

 

「これは素晴らしいイベントでした」と、ギルモアは言った。「この数日間は最高な波があって、特別なイースターの週末になりましたね。このような観客の前でサーフィンをすることは、本当に特別な経験です。私はいつもベストを尽くしていますが、ハイレベルな選手を倒すのはタフなことです。でも2位になれてランキング・トップも維持できて嬉しいですね。できる限りトップを維持したいと思います。」

 

タイラー・ライト PHOTO: © WSL / Barripp
タイラー・ライト PHOTO: © WSL / Barripp

2016WSLチャンピオンのタイラー・ライトは、セミファイナルでコンローグの2つの9ポイント・ライドに敗れて3位となった。ライトは、オーストラリアン・レッグで、ゴールド・コースト第5位、マーガレット・リヴァー第2位。そして今日の3位で、ジープ・リーダーボード第3位に留まった。

 

レイキー・ピーターソン Credit: © WSL / Barripp
レイキー・ピーターソン Credit: © WSL / Barripp

 

カリフォルニアのレイキー・ピーターソン(USA)は、セカンド・セミファイナルでギルモアに敗れ第3位でフィニッシュ。ゴールド・コースト第2位、マーガレット・リヴァー第13位。そして今日の3位で、ジープ・リーダーボード第5位となった。

 

 

ジョディ・スミス(ZAF)はジョーン・ドゥルー(FRA)下してラウンドアップ。
ジョディ・スミス(ZAF)はジョーン・ドゥルー(FRA)下してラウンドアップ。

 

また、男子ラウンド3の残りの5ヒートでキックオフした本日。フィリーペ・トリード(BRA)が、2本のエクセレントでエイドリアン・バカン(AUS)を下した。

 

フィリーペ・トリード(BRA)派ヒートスコア18.27 をマーク。
フィリーペ・トリード(BRA)派ヒートスコア18.27 をマーク。

 

また、昨年のイベント勝者であるマット・ウィルキンソン(AUS)が、ウィゴリー・ダンタス(BRA)によって、ラウンド3でノックアウトされる番狂わせも発生。

 

2015WSLチャンピオンのエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)と2012WSLチャンピオンのジョエル・パーキンソン(AUS)は、ジェレミー・フローレス(FRA)とCTルーキー・コナー・オリアリー(AUS)をそれぞれ下して、次のラウンドへと進んだ。

 

イベント主催者は、明朝午前6時45分にファーストコール。現在の日本とベルズとの時差は1時間。日本の方が1時間遅れています。

 

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mct/1822/rip-curl-pro-bells-beach

 

 

 

リップ・カール・ウイメンズのプロ・ファイナル結果:
優勝:コートニー・コンローグ(USA)17.00
第2位:ステファニー・ギルモア(AUS)16.33

リップ・カール・ウイメンズのプロ・セミファイナル結果:
SF 1:コートニー・コンローグ(USA)18.33 def.タイラー・ライト(AUS)15.00
SF 2:ステファニー・ギルモア(AUS)14.66 def.レイキー・ピーターソン(USA)9.73

リップ・カール・ウイメンズプロ・クォーターファイナル結果:
QF 1:コートニー・コンローグ(USA)16.56 def.カリッサ・ムーア(HAW)15.33
QF 2:タイラー・ライト(AUS)15.26 def.ココ・ホー(HAW)11.60
QF 3:レイキー・ピーターソン(USA)15.86 def.サリー・フィッツギボンズ(AUS)15.60
QF 4:ステファニー・ギルモア(AUS)18.60 def.ジョアン・ディフェィ(FRA)12.80

2017WSLウイメンズのジープ・リーダーボード(リップ・カール・ウイメンズプロ・ベルズ・ビーチ後):
1-ステファニー・ギルモア(AUS)24,500pt
2-サリー・フィッツギボンズ(AUS)21,700pt
3 ― タイラー・ライト(AUS)19,700
4 ―コートニー・コンローグ(USA)18,500
5 ― レイキー・ピーターソン(USA)16,250

残っているリップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・ラウンド3結果:
ヒート8:フィリーペ・トリード(BRA)18.27 def.エイドリアン・バカン(AUS)15.56
ヒート9:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)16.53 def.ジェレミー・フローレス(FRA)15.50
ヒート10:ウィゴリー・ダンタス(BRA)13.73 def.マット・ウィルキンソン(AUS)13.00
ヒート11:ジョエル・パーキンソン(AUS)15.66 def.コナー・オリアリー(AUS)10.60
ヒート12:ジョディ・スミス(ZAF)18.10 def.ジョーン・ドゥルー(FRA)14.44

リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・ラウンド4:マッチアップ
ヒート1:フレデリコ・モライス(PRT)、カイオ・イベリ(BRA)、オーウェン・ライト(AUS)
ヒート2:ミック・ファニング(AUS)、セバスチャン・ジーツ(HAW)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)
ヒート3:イズキール・ラウ(HAW)、フィリーペ・トリード(BRA)、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)
ヒート4:ウィゴリー・ダンタス(BRA)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、ジョディ・スミス(ZAF)