タジ・バロウが優勝。トリプルクラウンをリードする

バンズ・トリプルクラウン第1戦/ASP6スター
「リーフ・ハワイアン・プロ」

2011年11月12~23日 ハレイワ・アリイ・ビーチ・パーク、ハワイ


タジ・バロウが優勝。トリプルクラウンをリードする

[flickrslideshow acct_name=”surfmedia” id=”72157628093065527″ width=”620″ height=”400″]

【ハレイワ、ハワイ(2011年11月23日)】バンズ・トリプルクラウン第1戦ASP6スターイベント「リーフ・ハワイアン・プロ」が終了。タジ・バロウ(AUS) が初のリーフ・ハワイアン・プロ・タイトルを勝ち取り、優勝賞金25,000ドルを獲得。バンズ・トリプルクラウン・レイティングでリードをとった。
ファイナルはタジ・バロウと、オーストラリアのアダム・メリング、エイドリアーノ・デ・スザ(ブラジル)、カリフォルニアの新鋭であるナット・ヤングが顔を揃えた。今日、4ラウンドを戦ったバロウは、それぞれのヒートを勝ち上がるごとに勢いを増して行った。
ほとんどのサーファーがエアリアルで勝負を仕掛けていた中で、バロウはチューブライドや、クローズアウト・セクションでのスナップなど、戦略的にスコアを構築し、あらゆるヒートでクリエイティブに攻めた。そしてファイナルでは、シングルスコアで9.37と7.53をマークし、2ウェイブ・トータル16.90で他の選手に対し圧倒的な勝利を手に入れた。

 

タジ・バロウ(AUS)

「なかなか良い走りだった。9ポイント・レンジのグッド・スコアリングを感じた。それはかなりハードだったよ。」と、世界第3位のタジが言った。「ハレイワで本当に優勝したかった。だから凄くハッピーだよ。おかしいけど、これまでバンズ・トリプルクラウンでは良いショットがないんだ。多分、本当に挑戦する必要があると考えていたんだ。だから、やっと手に入れた感じだよ。

ハワイが大好きなんだ。僕は数人の友達にハワイに来て6週間のベースを作ると良いよと言っているんだ。通常、僕たちは週末おきに飛行機に乗っている。それは疲れるよ。ハワイに来れば、いつものように自分の荷物を解いて、ちょっとリラックスする。トレーニングして、美味しいものを食べて、決まった事をするだけ。それで2週間ごとに町を移動していくだけなんて凄く気持ちが良いよ。」

 

アダム・メリング(AUS)

2位となったメリングは、ラウンドを通して堅実なパフォーマンスとエラーのない模範的なサーフィンを見せた、静かな優等生タイプのサーファーだった。ハワイでの表彰台はキャリア初で、賞金12500ドルを獲得した。「僕は最高の気分でよ。いつもハワイでは良い成績を残し、表彰台に上がりたいんです。ハワイの波は本当に厳しいですから。」と、メリングは言った。

「ヒザコシから12フィートのクローズアウトまで。どんなコンディションでもありますからね。今年は最悪の年で、しばらく境界線上にいたんです。今回の結果でランキングがアップしてくれると有り難い。この調子で良い成績を残したいですよ。しばらくガレージで眠っていたビッグボードを持っているんです。サンセットが楽しみですね。波が上がって欲しいですね。サンセットはどんな事でも起こり得るんです。0.2ポイントが必要でヒートに負けたこともありますから。」

 

エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)

ASPワールド・ツアーで素晴しいシーズンを送った、世界ランキング5位のデ・スザは、タジのように強烈なハワイアン・シーズンを望んでいる。24才のデ・スザは、議論の余地なく、プロ・サーフィン界のトップを走るユース・ムーブメントのメンバーである。

「3位に入賞出来て嬉しいよ。ここハワイでファイナルをメイクすることが、常に僕の夢だったんだ。」と、デ・スザが言った。「この10年間、僕はファイナリストがトロフィーとレイを受け取るのを見てきた。だから僕はハワイで表彰台に立つ事を夢見ていたんだ。僕は、自分自身を本当に誇りに思う。素晴らしい一週間だった。実際のところ、前半にフラットが続いて助かった。僕には休憩が必要だったんだ。サンセットはワクワクするね。ビッグウェイブになることが、大きいモチベーションになる。」

 

ナット・ヤング(USA)

ファイナリストで最年少だった20歳のヤングは、早いラウンドから絶好調だった。彼は、クオーターで1つの波で2つの巨大なリバース360エアリアルを入れ、イベント最高シングル・ウェイブの9.77をスコア。さらにイベントのベスト・ヒート・スコアとなるを17.77を記録した。しかし、ファイナルでは、それまでの彼のサーフィンは見られず精彩を欠いた。

「ファイナルは超がっかりでしたね。」と、ヤングが言った。「ファイナルをメイクすることは素晴らしいです。最高ですよ。これで少しの自信を持って次のイベントに挑めます。サンセットは自信があるんです。僕はサンセットと似たビッグライトの場所に住んでいます。ここ数年かなり良い感じでやって来たので、僕は興奮していますよ。」

また、ヤングは9.77をスコアしたダブル・エアで、250,000のハワイアン・マイル・エア・アワードを獲得した。「十分に長い波をゲット出来れば、2つのエアを行うことができます。始めのライトでそれをやるのは辛いですね。別のでフォローアップしました。あの波をゲット出来て最高でしたね。2度目のエアはちょっと大雑把な着地でした。それまではしっかりとフラットな場所に着地してましたからね。着地が成功するとは思いませんでした。素晴しかったです。」

次回のバンズ・トリプルクラウンは、11月25日から12月6日でサンセットで開催されるバンズ・ワールド・カップ。これには日本の大野修聖も出場予定。日本の旗を掲げて海外で頑張る彼らの活躍に期待し、エールを送り続けよう。がんばろう!日本。

 

昨年もあったiPad、iPhone、iPodタッチのためのVans Liveのアプリ。新しいバンズ・ライブ2.0アプリ(無料)をiTunesでダウンロードして、ライブを楽しもう。
http://itunes.apple.com/us/app/vans-live-2/id451040363?mt=8

 

ファイナル
タジ・バロウ(AUS)16.90pt;
アダム・メリング(AUS)12.12.60pts;
エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)12.50pt;
ナット・ヤング(USA)6.10pt

セミファイナル
ヒート1:
タジ・バロウ(AUS)14.84pt;
ヤング(USA)ナット12.70pt;
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)11.50pt;
ケコア・バカルソ(HAW)10.67pt
ヒート2:
エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)13.54pt;
アダム・メリング(AUS)13.16pt;
ミシェル・ボウレズ(PYF)12.30pt;
ロイ・パワーズ(HAW)4.57pt

QUATERFINALS
ヒート1:
タジ・バロウ(AUS)16.10pt;
ケコア・バカルソ(HAW)15.60pt;
エヴァン・ガイゼルマン(USA)15.00pt;
コロヘ・アンディーノ(HAW)6.90pt
ヒート2:
ヤング(USA)ナット17.77pt;
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)14.27pt;
キーレン・ペロー(AUS)5.50pt;
グレン・ホール(IRL)5.20pt
ヒート3:
ミシェル・ボウレズ(PYF)13.50pt;
エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)12.30pt;
タナー・グダスカス(USA)12.20pt;
ジェシー・メンデス(BRA)9.17pt
ヒート4:
ロイ・パワーズ(HAW)15.00pt;
アダム・メリング(AUS)9.90pt;
ブレット・シンプソン(USA)7.33pt;
グレンジャー・ラーセン(HAW)6.83pt

クラッシュ・オブ・レジェンド
ヒート2:
ロス・ウィリアムズ(HAW)14.50pt;
シェーン・ドリアン(HAW)14.44pt;
ロブ・マチャド(USA)10.83pt;
カラニ・ロブ(HAW)8.27pt

http://vanstriplecrownofsurfing.com/reefhawaiianpro2011