2016年11月11日金曜日:今年、第34回となるVANSトリプルクラウン・オブ・サーフィンがいよいよ明日から開幕となる。トリプルクラウンは、WSLワールド・タイトルに勝るとも劣らない、真のサーファーとしてリスペクトされる名声あるタイトルと考えられている。
ハワイ・オアフ島 のノースショア・ウインターシーズンのジャイアント・ウェイブで開催される3つの大会での総合勝者に与えられる、トリプルクラウンの称号はサーファーにとって 誇り高きものである。
そして、そのトリプルクラウン初戦となるハレイワと、第2戦のサンセットの試合は、WSL-QS10000イベントで、来季のCTへクオリファイを目指すサーファーにとって、最後のビッグチャンス。そして、伝説のビラボン・パイプ・マスターズでクライマックスを迎える。
トリプルクラウン第1戦となる、WSL男子クオリファイング・シリーズ10,000イベント「ハワイアン・プロ」は、現地時間で11月12日-23日のウエイティング期間で、ノースショアのハレイワ、アリイ・ビーチで開催される。
「ツアーのQSイベントの中でハワイアン・プロより難しいものは多分ないだろう」と、チャンピオンシップ・ツアー(CT)ルーキーのライアン・キャリナンは言う。
「この試合にはQSとはいえ、CTのトップ選手がみんな出場するし、ハレイワの波はすごく癖がある。シーズンの最後だから、みんなポイントを稼ぐために必死で、かなり厳しいですね。」
この最後のハワイアン・レッグでは、大どんでん返しが起こることも多い。昨年、全くのノーマークだったオーストラリアのウェイド・カーマイケルはラウンド1から出場して優勝。59位から13位までランクを上げた。
その前年にはダスティー・ペインが大活躍。QSランク97位というクオリファイが問題外だったペインは、ハレイワで優勝。さらにサンセットでバックアップして、CTにクオリファイを決めた。また、2012年にはセバスチャン・ジーツもハワイアン・プロの勝利で、クオリファイを決めた。
今シーズンはどんなドラマが待っているのか。
そんな今回のハワイアン・プロには日本から大原洋人、新井洋人、村上舜が出場。ラウンド1でH7に新井洋人、H8 大原洋人、H14村上舜。ハワイから出場の喜納海人はH13、カノア五十嵐はトップシードのラウンド3から登場。
世界を目指す彼らの活躍に期待し、彼らにエールを送りたい。頑張れ!日本。
ファーストコールは現地時間の 2016年11月12日7時45分、
日本時間の 2016年11月13日2時45分です。
オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mqs/1530/hawaiian-pro
http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/hawaiianpro2016