テイラー・ジェンセンが史上2度目のサーフオフを制し、3度目の世界ロングボード・チャンピオンに決定

テイラー・ジェンセン(USA)、エドアード・デルペーロ(FRA)、フィル・ライズマン(BRA)Credit: © WSL / Tim Hain

ジンズン・ハーバー、台東/台湾(2017年12月3日日曜日)-テイラー・ジェンセン(USA)は、台湾オープン・ワールド・ロングボード・チャンピオンシップ(WLC)で、エドアード・デルペーロ(FRA)とのサーフ・オフで勝利し、3度目のワールド・タイトルを勝ち取り、歴史に刻まれた。

 

Taiwan Open of Surf | World Longboard Championships | Final Day

 

2人のサーファーがランキングで同点1位となり、ワールド・チャンピオンがサーフ-オフによって決されたのはWSL/ASP史上2度目である。

 

先週木曜日に行われたクオーターファイナルで敗退してしまったテイラー・ジェンセン(USA)。それで彼の自力でのワールドタイトル獲得は無くなり、他の選手の結果に委ねられることとなった。

 

2017のワールド・ロングボード・チャンピオン・テイラー・ジェンセン。(C) WSL / Tim Hain
2017のワールド・ロングボード・チャンピオン・テイラー・ジェンセン。(C) WSL / Tim Hain

 

そして、エドアード・デルペーロが台湾オープンのファイナルでフィル・ライズマン(BRA)に勝ったとき、彼はランキング上でジェンセンと同点の1位へジャンプアップ。そして、それは2017年のワールド・ロングボード・チャンピオンを決定するために、もう一つのヒートを行う必要があることを意味した。

 

台湾オープンで優勝したエドアード・デルペーロ(FRA) (C) WSL / Tom Bennett
台湾オープンで優勝したエドアード・デルペーロ(FRA) (C) WSL / Tom Bennett

 

しかし、初のWLCイベントに勝ち、勢いのあるデルペーロだったが、ジェンセンを止めることはできなかった。「これが本当のことには感じない。完全にハイになっているよ。」と、ジェンセンは言った。

 

テイラー・ジェンセン(USA)(C) WSL / Tim Hain
テイラー・ジェンセン(USA)(C) WSL / Tim Hain

 

「今週は完全なジェットコースターだった。クォーターファイナルで負け、みんながフォールアウトするのを見て、僕にまだチャンスあることに気が付いて倒れそうになったよ。最終的にサーフ・オフを戦うことになって、本当に最高だった。

 

一週間ずっと混乱してて、眠れないし、ずっとナーバスになっていた。それで自分はこのためにサーフするんだって分かって、あのファイナルをいつものファイナルと同じように考えられたんです。」

 

「僕は常に勝とうとしていたが、決してサーフ-オフで世界タイトルのため戦うとは思っていなかった。」と語ったエドアード・デルペーロ(FRA)
「僕は常に勝とうとしていたが、決してサーフ-オフで世界タイトルのため戦うとは思っていなかった。」と語ったエドアード・デルペーロ(FRA)

 

ジェンセンはイタリアと中国で2011年と2012年の2回ワールド・チャンピオンシップに勝っているが、今回の台湾での勝利を高く評価している。今シーズン前半に行われたKumul PNGワールドWLCイベントで優勝したジェンセンは、世界チャンピオンの最有力候補として台湾入りしていた。

 

今シーズンは2戦行われて世界チャンピオンが決定されたロングボード。男女共、若い選手の活躍も目立ってきており、来年のツアーも今から楽しみだ。

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mlt/2566/taiwan-open-world-longboard-champs-mens/live

 

ワールド・タイトルのサーフ・オフのヒート結果
テイラー・ジェンセン(USA)14.50
エドアード・デルペーロ(FRA)13.16
台湾オープン・ワールド・ロングボード・チャンピオンシップ
メンズ・ファイナル結果

エドアード・デルペーロ(FRA)15.83
フィル・ライズマン(BRA)11.03