カノア五十嵐が今シーズン2度目の優勝。QSランキングもトップに躍り出る。。

カノア五十嵐 WSL / Daniel Smorigo

 

 

フロリアノポリス、ジョアキナ・ブラジル 2016年11月6日、日曜日:ブラジルのフロリアノポリス/ジョアキナ・ビーチで開催中のWSLメンズQS6,000「ハング・ルーズ・プロ・コンテスト」が終了。ファイナルでジャドソン・アンドレを破ったカノア五十嵐が今シーズン2度目の勝利を手に入れた。


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大会ファイナルデイ・ハイライト映像

 

カノア五十嵐は、ハング・ルーズ・プロ・コンテストのファイナルデイを一人占め。今回の勝利で、五十嵐はQSランキングで7つポジションを上げ、彼の親友でチームメイトでもあるレオナルド・フィオラバンティの手からNo. 1のポジションを奪い取った。

 

ブラジルで優勝して、CTのクオリファイを決めたのは、カノア五十嵐にとって2度目のこと。昨年、五十嵐は、バイーアのイタカレで優勝し、CTヘクオリファイが確定したのだ。

 

 

フォアハンドのエアリバースを何度も決めたカノア  WSL / Daniel Smorigo

 

 

「再びブラジルで優勝出来たことは、本当に素晴らしいと感じます」と、彼は言った。「昨年と本当によく似ていて、 そのときも僕は CTにクオリファイするために良い結果が必要だったんです。これで全くプレッシャーを感じることなくハワイに行くことができ、ハワイを思う存分楽しむことができます。」

 

今シーズンがルーキーイヤーとなったカノア五十嵐。開幕戦で一気に9位となり、そのポテンシャルの高さを世界に知らしめた。そこからは一貫した成績を続け、全て13位。今シーズン最下位がないのはカノアを含め、ジョン・ジョン・フローレンス、ガブリエル・メディーナとイタロ・フェレイラの4人のみ。

 

 

バックハンドで高得点をたたき出したカノア  WSL / Daniel Smorigo

 

 

しかし、最終戦のパイプラインを残すのみでCTランキングは24位。カットオフの22位の圏外で、追い込まれていたカノア五十嵐だった。そこでトップ5の結果で決定されるQSランキングからのクオリファイを考えた彼は、今年2度目の6,000イベントでの優勝を収めて、念願のCTリクオリファイを決めた。

 

QSランクでトップに躍り出たカノア五十嵐は、この勢いでハワイアンレッグに突入。プレッシャーのない彼は思う存分ハワイの波を楽しむだろう。彼の持つカウントされているトップ5のリザルトのなかでも最も低いポイントは1050ポイントで、カノアがハレイワまたはサンセットで17位以上に入れば、2200ポイント以上がゲットできて、そのポイントを入れ替えることができる。

 

今シーズンもいよいよ大詰め。11月12日-23日のウエイティング期間で、VANSトリプルクラウンの第1戦となる男子クオリファイング・シリーズ10,000「ハワイアン・プロ」が、ハワイ・オアフ島ノースショア、ハレイワのアリイ・ビーチがスタートする。

 


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オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mqs/1523/hang-loose-pro-contest-30-anos