OSHMAN’S STYLE MASTERS2016で秋本祥平、2度目のスタイルマスターの称号を獲得
JPSA特別戦「OSHMAN’S STYLE MASTERS」が2016年5月22日(日)に千葉県太東ビーチで行われ、ツアー開幕戦でも優勝し、今シーズン好調な秋本祥平が優勝した。
JPSAの特別戦として2010年よりスタートした「OSHMAN’S STYLE MASTERS」は、使用するサーフボードが9’4”(284cm)以上の長さのシングルフィンに限定される、ロングボードサーフィンの文字通りスタイル を競い合う特別ルールで行われる試合。
サイドフィン付きのボードからサイドフィンを外して使用することもNGという基準。現在の通常の大会がハイパフォーマンスなマニューバーに点が出やすいのと違い、クラシックなスタイルしか評価しないという特別なもの。
今年のSTYLE MASTERS は、昨年に続き大会会場をクラシックなスタイルが映える千葉県いすみ市「太東ビーチパーク」で開催。サーフタウンフェスタ2016の「Taito beach club classic」というロングボード・コンテストにエキシビジョンのような形で盛り込まれた。
午後から朝のスモールなコンディションから一転、サイドオンショアでトリッキーでタフなコンディションとなった太東ビーチに於いて、ラウンド1の各選手がヒートでスコアした、ベスト2のヒートスコアの上位8名の選手がセミファイナルに進出。
この大会で2連覇中のジャレッド・メル、ベテランの吉川祐二、6xJPSAグラチャンの記録を持つ、ショーロクこと宮内謙至、JPSA2年連続ウイメンズのチャンピオンである吉川広夏、湘南の鈴木剛、そして、このイベントで優勝経験のある日本を代表するスタイルマスター瀬筒雄太、秋本祥平、吉田泰が勝ち上がった。
そして、ジャレッド・メルがセミファイナルで敗退する番狂わせが発生する中、ファイナルには瀬筒雄太、秋本祥平、鈴木剛、そして女性として初めて吉川広夏がファイナル進出を決めた。
夕方のファイナルの頃には、更に流れも入ったハードコンディションとなり、大きなクラシック・ロングボードではライディングさえ難しい状況下で各選手たちが素晴しい演技を披露。
そんなハードなコンディションのなか、鈴木剛と秋本祥平がベストスコアを揃えて、デッドヒートを展開。甲乙付け難い戦いとなったが僅か0.77の僅差で秋本祥平が優勝。2度目のスタイルマスターの称号を手に入れた。
結果:
優勝:秋本祥平、第2位;鈴木剛、第3位:瀬筒雄太、第4位:吉川広夏
撮影:佐原健司
JPSA特別戦 OSHMAN’S STYLE MASTERS 2016
期日:2016年5月22日(日)
会場:千葉県いすみ市岬町 太東