JPSA第1戦「ガルーダ・インドネシア 旅工房 ムラサキプロ」男子ベスト8が決定。
バリ島、クラマス(2016年4月18日、月曜日)JPSA ショートボード第1戦「ガルーダ・インドネシア 旅工房 ムラサキプロ」は男子本戦ラウンド4、男子クオーターファイナル、バリ・日本親善試合が行われ、男子のセミファイナルを戦うベスト8が決定した。
朝6時に集合。朝は風も無く、上げ込で今日も3-5ftのセットが入る。トップシードの男子R-4からスタート。しかし、8時30分、上げいっぱいになれば、波もサイズダウン。インサイドまで波がつながらないマッシーなコンディション。
続けて、クォーターファイナルが行われたが、さらにセット間が長くなり、厳しい戦いとなった。演技はマニューバー中心で、時折、エアーも交える。チューブになる波は全くない。
ラウンド4では、昨日まで快進撃を続けていた、今回のプロトライアルでプロ公認を得た選手たちがトップシードに次々と敗退。そんな中で小林桂のみがセミファイナル進出を果たした。
また、このクラマスの波を知り尽くした、バリ島在住の和井田理央は、ラウンド4をラストウェイブのエアリバースで逆転でラウンドアップ。地元のギャラリーからは大声援。クオーターファイナルも見事2位でセミファイナルへ。
2015年からJPSAプロとして活躍するアップカマーの児玉椋も初のセミファイナル進出。
また、2015年度のグランドチャンピオンで、ディフェンディング・イベント・チャンピオンとして、今シーズンのクラマスを戦う仲村拓久未。
彼のファーストヒートから気合いは充分で、クオーターファイナルでは、プリオリティを使い、素晴しいセットでシャープなスナップを何度も決め、本日の最高点となる9.0を含む、ヒートスコア15.00を叩き出した。
男子セミファイナル・マッチアップ
SF1:仲村拓久未、大澤伸幸、渡辺寛、加藤嵐、
SF2:和井田理央、児玉椋、田中英義、小林桂
女子セミファイナル
SF1:橋本恋、鈴木姫七、西本萌エミリ、水野亜彩子
SF2:大村奈央、宮坂桃子、野呂玲花、庵原美穂
仲村拓久未。
シーズンインの前に右足を肉離れの怪我。なので、今、行われているカリブのWSL「Martinique Surf Pro」には行かず、調整して今大会に臨んだ。しかし、クラマスで今度は左足首をねん挫。歩くのも痛みがある中、試合には強行出場。上がってすぐ治療と厳しい状況が続く。
しかし、ヒートでは大きなラインでスプレーを飛ばす。アドレナリン放出なのか、まるで怪我を感じさせないサーフィンを魅せる。さすが、ディフェンディングチャンプであり、グラチャンの貫禄か。インタビューでは「優勝を狙います!」と力強いコメント。
林健太。
クラマスマスターの異名をとる健太。今大会のコンディションでは、チューブになる波なんか無いのに、その波行くか的な感覚でチューブを掘り出した。サスガです。
大野修聖。
今回、プライオリティインターフェアで痛恨の敗退。
松下諒大。
今年の夏から一年間、オーストラリアに修行に出るって。ガンバです!
トライアルから勝ち上がっていた村上蓮、鈴木仁、小林桂、西優司。残念ながら小林桂以外はここで敗退。一人残った小林桂の勢いは止まらず。優勝もありうるか。アマチュア(アメリカではプロ活動しているが、日本ではアマチュア)の選手が優勝なら、千葉一幸以来の快挙となる。
明日はいよいよファイナルデイ。朝06:00AM集合です。
取材、撮影:山本貞彦
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大会日程
ロング:2016年4月13日(水)~15日(金)
ショート:2016年4月15日(金)~19日(火)
※ロング・ショートともにプロトライアル開催