注目ルーキー達の下克上は続く。JPSA第1戦「ガルーダ・インドネシア 旅工房 ムラサキプロ」

注目ルーキー達の下克上は続く。JPSA第1戦「ガルーダ・インドネシア 旅工房 ムラサキプロ」 


 

バリ島、クラマス(2016年4月17日、日曜日)JPSAショートボード第1戦「ガルーダ・インドネシア 旅工房 ムラサキプロ」は男子のR-2からスタート

 

和井田理央

 

朝一はサイズアップで3-5ftになったものの、上げいっぱいに向かい波数も減り、再び2-3ftにサイズダウン。8時過ぎからコンディションを乱す、サイドオンの風も吹き始めたが、そのまま男子セカンドシードのR-3に進み、女子はトップシードのR-2まで消化した。


スポンサーシードの村田翔(村田嵐の兄)はR-2から出場。
粂浩平もスポンサーシードでR-3から出場。

大野修聖。
7.00ポイントを持つも、3位のまま時間は過ぎる。波を待ち続け、最後の最後で逆転ラウンドアップはお見事。「あまりにも波が来なくて、びっくりした。でも4マンプライオリティルールがあって良かった。」とインタビューでコメント。 この大会が終わって、5/3から開催のWSL QS1000「Komune Bali Pro」に出場のため、しばらくはバリに滞在とのこと。

河村海沙。
昨年は怪我でJPSAにあまり参戦できなかったが、今年はフル参戦とのこと。

ダレン・ターナー。
乗ればフルカービングのパワーサーフィンを魅せてくれるが、潮止まりでセットが来ず、R-3で敗退。

金尾玲生。
R-2では起死回生のエアーで逆転ラウンドアップを決めたことで、R-3でも高いエアーで攻めるもインコプリート。

R1ではイベント最高点となる16.25をスコアした西優司。彼をはじめ今回プロになったルーキー達が大活躍。明日からのトップシードとの対決が見物だ。

今回絶好調でハイスコアを叩き出す脇田泰地。ラウンド2ではヒートスコア13.75 ( 7.00+6.75 )
ラウンド3では、
6.25 +6.25=12.50でラウンド4進出を決めた脇田泰地
本日のベストシングルスコア9.00を叩き出した小林桂。ヒートスコアも13.75。
フルローテーションのエアーマニューバーを魅せる鈴木仁。12.90( 7.50+5.40)をスコアして1位でラウンド4進出。
ラストウェイブで大逆転でラウンドアップした川畑友吾。ヒートスコア9.45でラウンド4進出

ウイメンズでは橋本恋が12.40(8.25+4.15)のヒートスコアでセミファイナル進出。
野呂玲花もヒートスコア11.85(7.75+4.10)でセミファイナル進出
大村奈央も10.40( 5.25+5.15)のヒートスコアでセミファイナル進出

川合美乃里がR2敗退。6.25 を持ちながら、バックアップを見つけられず。
宮坂3姉妹対決は長女の桃子が2位でラウンドアップ。
そのヒートは鈴木姫七が1位で勝ち上がった
昨年のこのイベントでプロ資格を得た、ハワイ在住の西元エミリ。今回も好調。
3xグランドチャンピオンの庵原美穂もラウンドアップ
ラストウェイブで大逆転の水野亜彩子。

もう7回も戦っています。写真の村上蓮をはじめ、鈴木仁、小林桂、西優司。次はトップシードとの対決。どこまで快進撃が続くのか?

 


4マンプライオリティルール。
今回、JPSAでは初導入。選手からの評判は良い。波取りでハッスルせずに、実力勝負ができるからというのがその理由。

西慶司郎

 

ただ、波取りの上手い選手にとってはプライオリティがあるおかげで、ベスト2をすぐに揃えられない。それに一度、こいで乗る意思を見せただけでプライオリティは消滅。再度、プライオリティを取りにいかなくてはならず、乗るか乗らないかの判断とアクションに注意が必要。

原田正規

 


そして、もしインターフェアを犯せば、ベスト2のセカンドポイントが半分になるのではなく、ベスト1ウェイブとなるため、ミスは命取り。しかし、逆を言えば、プライオリティを持っていれば、波を待つことできる。

より頭を使い、駆け引きも必要。さらにヒートの作戦も綿密に立てないといけないが、見ているギャラリーには面白いルールだ。

 

熊本、大分の地震災害。試合を中断し、日本に向けて黙祷。

 

 

取材、撮影:山本貞彦

 

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大会日程

ロング:2016年4月13日(水)~15日(金)

ショート:2016年4月15日(金)~19日(火)

※ロング・ショートともにプロトライアル開催