JPSAロング第1戦「ガルーダ・インドネシア 旅工房 ムラサキプロ」秋本祥平、田岡なつみ優勝
バリ島、クラマス(2016年4月15日、金曜日)JPSAロングボード第1戦「ガルーダ・インドネシア 旅工房 ムラサキプロ」の大会3日目は、潮が上げているうちに試合をしようと朝6時に集合。男子セミファイナルからスタートした。
昨日のコンディションと違い、潮とスウェルの向きでピークがいろいろ。ファイナルではサイズもダウンし、波の選択で勝敗が大きく別れた。
ウイメンズのファイナルは吉川広夏、田岡なつみ、菅谷裕美、遠藤夕子の戦い。吉川広夏はスタートからサイズのあるライトを掴み、クリーンなハングファイブを決めるも、パドルバック中の遠藤が吉川のライディングを妨害、パドリング・インターフェアをとられる波乱の展開となる。
ロータイドで厳しいコンディションの中、吉川は4.25、3.05のベスト2を揃え、ヒートスコア7.30でヒートをリード。菅谷裕美が2位で追いかける。
ヒート前半、スコアを伸ばせず3位を強いられた田岡なつみだったが、後半に入りチャージ開始。フェイドターンからのハングファイブのコンビネーションで、4.10をスコアして大逆転でトップへ躍り出る。さらに5.25でベスト・スコアを塗り替え、2位の吉川との差を広げて行く。
そして、掘れたセクションでのハングファイブとカーヴィングのコンビネーションを魅せた田岡なつみが、2Xグラチャン吉川の追撃を振り切り、見事開幕優勝を決めた。
秋本祥平が6年ぶりの優勝。
男子ファイナルは、ファイナル常連の森大騎、秋本祥平、畑雄二、ユージン・ティールという秋本以外はグラチャン経験者という強者の戦い。秋本祥平がスタートからハングファイブからインサイドのリエントリーのコンビネーションで7.25をスコア。
森大騎、畑雄二もグッドスコアをマークして応戦する。セカンドウェイブをコンプリートした森大騎は5.50をスコア。ファイナルのスタートからわずか10分でヒートスコア11.50を揃え、ファイナルをリードする。
しかし、好調な秋本祥平も5.20をスコアして、ヒートスコアを12.45として、森を逆転してトップへ。森に必要なスコアは6.46を探し求めるが、スコアリング・ポテンシャルのある波は入らず、秋本祥平が優勝した。
「最高に嬉しいです。優勝はスリランカ以来、6年位前ですかね。この後も気を緩めないで、がんばっていきます。長い間、優勝出来ない時も応援してくれたスポンサーや家族に本当に感謝したいです。ありがとうございます。」
男子
優勝 秋本祥平
2位 森 大騎
3位 畑 雄二
4位 ユージン・ティール
女子
優勝 田岡なつみ
2位 吉川広夏
3位 菅谷裕美
4位 遠藤夕子
秋本祥平。
JPSAはスリランカで優勝して以来、6年ぶり。昨年の茅ヶ崎で逆転を食らったことが、脳裏によぎったが、最後まで、積極的に攻めて嬉しい優勝。新妻に優勝をプレゼントできたと笑顔でコメント。
田岡なつみと吉川広夏
試合中にウニがささり、治療中。ぴろタンはとげが2本ささっていたけど、笑顔。
ショートボード選手会。
ここで今回から導入される「4マン・プライオリティー」の説明と確認、そして質疑応答。
「4マン・プライオリティー」
ハッスルは無くなるが、逆により自分のシュチュエーションにより頭を使うことになった。
JPSA ショートボード第1戦「ガルーダ・インドネシア 旅工房 ムラサキプロ」今日はプロトライアル男子R-1、女子R-1までで終了。明日は06:00AM集合。
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取材、撮影:山本貞彦
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大会日程
ロング:2016年4月13日(水)~15日(金)
ショート:2016年4月15日(金)~19日(火)
※ロング・ショートともにプロトライアル開催