マット・ウィルキンソン(AUS)開幕2連勝。WSL-CT第2戦「Rip Curl Pro Bells Beach」

マット・ウィルキンソン(AUS)開幕2連勝。WSL-CT第2戦「Rip Curl Pro Bells Beach」


破竹の2連勝!マット・ウィルキンソン(AUS)PHOTO: WSL/ Sloane

 

ベルズ・ビーチ、ビクトリアAUS(2016年4月3日日曜日)マット・ウィルキンソン(AUS)が、ソリッドな6-10フィート (2 – 3 m)のコンディションで、すばらしいバックハンドを今日も披露し、ジョディ・スミスを破ってオーストラリアのビクトリアに新たな伝説を刻んだ。


WSLオーストラリアレッグ、リップカールプロ・ベルズビーチは最も伝統があるコンテストだ。しかもグーフィースタンスの勝者が少ないことでも知られている。マット・ウィルキンソンはマーク・オキルーポに継いで17年ぶりに勝利を手にしたレフトハンダーとなった。

 

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Highlights: Matt Wilkinson Triumphs at Bells

 

ゴールドコーストに続いて2連勝という華々しい結果を残したウィルキンソンは、もちろんランキング1位として次のマーガレットリバーに向かう。

 

マット・ウィルキンソン(AUS)PHOTO: WSL/ Sloane

 


ウィルキンソンのバックハンドはファイナルでも冴え渡り、いきなり9.20そして続いて8.17という高スコアを早々と決めてジョディの息の根を止めた。あまりの高得点のために一本だけではウィルキンソンの17.37を逆転できない状況となってしまったのである。

 

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2016 Rip Curl Pro Bells Beach: Final Video

 

「いままで絶え間ない努力を積み重ねてきたけど、全く勝つことができなかったんだ。でも今年はトロフィーを掲げる自分が見える。最高だよ」とウィルキンソン。「ベルズに何年も通って勝ちたいと願っていた。そのチャンスが来たんだ」


「10のサーフポイントでそれぞれ10%の改善ができたとする。合計すれば100%さ。ボードも調子良い、サーフィンも好調、判断も間違いない。全てが見えるんだ。」

 

2位となったジョディ・スミス(ZAF)PHOTO: WSL/ Sloane

 

 

昨シーズンは怪我により不本意な成績だったジョディ・スミスは、このベルズで2位になり復活を大きく印象つけることになった。


「去年は怪我に悩まされたけどファイナルに残れてうれしいよ」とスミス。「今年はまだ復帰したばかりで結果は、あまり考えてなかったんだ。ただ謙虚な気持ちで悔いなくベストを尽くそうと思っていたんだ」

 

ミック・ファニング (AUS)PHOTO: WSL/ Sloane

 


セミファイナルで対戦したジョディ・スミスとミック・ファニング (AUS)。ファニングはベルズでは4度の勝利を誇るが今回はジョディに一本及ばす3位となった。ファニングは今シーズン、パーソナルイヤーを宣言しているため今後は全試合には出場しない。


「ここでジョディとは何度も戦ってきたよ」とファニング。「今日は、なんだか試合していても楽しくて笑ってしまった。海から上がっても明日は休みだと思うと楽しくてね。この8ヵ月と自分のキャリアを通して、サポートしてくれた人たちに感謝したい。」

 

イタロ・フェレイラ(BRA)PHOTO: WSL/ Sloane

 


もう一つのセミファイナルはウィルキンソンとイタロ・フェレイラ(BRA)が対戦した。ウィルキンソンはこのヒートでも好調で9.27を含む17.27という高得点で、2015年のルーキーオブザイヤーを圧倒した。フェレイラは健闘虚しかったが過去最高の成績となった。

 


「最高のヒートだった」とフェレイラ。「ベルズでいままでで最高の結果が出せた。ウィルキンソンはすばらしかった。とにかく幸せ、まだ先は長いからベストを尽くすよ」

 


ジョディ・スミスはクォーターでマイケル・ボーレス (PYF) と対戦した。このヒートも高得点が生まれたが17.77を出したスミスにボーレスは17.26とわずかに及ばなかった。

 

コナー・コフィン(USA)PHOTO: WSL/ Sloane


別のクォーターではファニングとコナー・コフィン(USA)が戦った。ファニングは試合中ボードを折るという不運に見舞われたが、それでもわずか0.73ポイント差でコフィンを下した。

 


「いいヒートだった。楽しいイベントだったよ」とコフィン。「ミックが波に乗って、その後ろにまたいい波が来たんだ。やったと思ったけど8.33だった。9.03が欲しかったんだけどね。ミックは強敵だ。でも幸せだよ。合計で16ポイントが出せたから」ミックに負けはしたもののコフィンはランキング2位としてマーガレットリバーに臨む。

 

ファイナルデーは多くのギャラリーでビーチが埋め尽くされた。PHOTO: WSL/ Kirstin


ルーキーのデイヴィ・キャスルズ(AUS)とカイロ・イベリ (BRA)は惜しくもラウンド5で姿を消した。

つぎのWSLは4月8-19日の予定で行なわれるドラッグ・アウェアー・マーガレットリバープロ。

 

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オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mct/1413/rip-curl-pro-bells-beach

 

リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・ファイナル結果:
優勝:マット・ウィルキンソン(AUS)17.37
第2位:ジョディ・スミス(ZAF)14.16

 

リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・・セミファイナル結果
SF 1:マット・ウィルキンソン(AUS)17.27 def.イタロ・フェレイラ(BRA)12.40
SF 2:ジョディ・スミス(ZAF)17.17 def.ミック・ファニング(AUS)13.90

 

リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・クオーターファイナル結果
QF 1:イタロ・フェレイラ(BRA)15.30 def.ナット・ヤング12.33(USA)
QF 2:マット・ウィルキンソン(AUS)13.26 def.ウィゴリー・ダンタス(BRA)12.00
QF 3:ミック・ファニング(AUS)16.90 def.コナー・コフィン(USA)16.17
QF 4:ジョディ・スミス(ZAF)17.77 def.ミシェル・ボレーズ(PYF)17.26

 

リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・ラウンド5:
ヒート3:ミック・ファニング(AUS)14.50def.をデイヴィ・キャスルズ(AUS)6.33
ヒート4:ジョディ・スミス(ZAF)16.80 def.。カイオ・イベリ(BRA)16.33

 

2016年サムスン・ギャラクシーWSLトップ5(リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ後):
1. マット・ウィルキンソン(AUS)20,000pt
2. コナー・コフィン(USA)9,200pt
3. ジョディ・スミス(ZAF)8,500pt
3. コロヘ・アンディーノ(USA)8,500pt
5. ミック・ファニング(AUS)8,250pt
5. イタロ・フェレイラ(BRA)8,250pt
5. スチュアート・ケネディ(AUS)8,250pt