WSL-CT「クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト」ケリー最下位。カノア五十嵐はR3へ
クーランガッタ、クイーンズランド/AUS(2016年3月13日日曜日)-WSL-CT開幕戦「クイックシルバー&ロキシー・プロ・ゴールド・コースト」は大会3日目がオン。本日は4-6フィートのコンディションで、メンズのラウンド2が再開。途中中断を経てヒート10まで完了。
Highlights: Young Guns Dominate in Quik Pro Gold Coast Round 2
ラウンド2を強いられていたWSLチャンピオンに君臨するエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)は、クイックシルバー・トライアル勝利者ウエイド・カーマイケル(AUS)をノックアウト。ラウンド3へ生き残った。また、セバスチャン・ジーツ(HAW)は、2016WSLタイトル・コンテンダーのジュリアン・ウィルソン(AUS)をラストウェイブで大逆転。そこからドラマチックな一日がはじまった。
数々のドラマがあった本日の中で、最大の番狂わせは、怪我で欠場選手のリプレイスメントで今回出場している、スチュアート・ケネディとスレータとの対戦。ケネディは、ソリッドなスナッパー・ウェイブで9.5をスコア。11-タイム・ワールド・チャンピオンで4タイム・イベント勝利者であるケリー・スレーターを破る大番狂わせを引き起こした。スレーターはまさかの最下位となった。
Stuart Kennedy Scores Big, Ousts Kelly Slater
スピードとコミットメントでチャージしたケネディは9.50を含む15.73の2-ウェイブ・スコアでスレーターを破った。「僕はリプレイスメントとしてこのイベントに出場したんですが、ビード(ダービッジ)に代わっての出場が少し不思議な感じでした。彼は素晴しいサーファーですからね」と、ケネディが言った。「ヒートの前はハードミュージックで気分をあげて、自分の戦略を続けました。それが上手くいったんですね。」
もうひとつの番狂わせは、2016WSL CTルーキーのライアン・キャリナン(AUS)とツアー復帰したジョディ・スミス(ZAF)の対戦。ヒートを通して数回のリード・チェンジがある中、キャリナンはビッグなバックハンド・サーフィンでストロング2ウェイブ・スコアを叩き出して、スミスを破った。
このキャリナンの勝利が、ルーキーであるコナー・コフィン(USA)とカノア五十嵐(USA)にも火をつけ、コナー・コフィン(USA)は、8.33のエクセレントをスコアしたベテランのカイ・オットン(AUS)を僅差で破った。
またカノア五十嵐はハワイのキアヌ・アシンと対戦。キアヌがグッド・スコアを掴んでスタート。キアヌは、プライオリティを失うミスをするカノアから2本連続で高得点を奪う。カノアは長身からのビッグマニューバーを見せ、セカンドウェイブで7.17をスコアして反撃を開始する。
パワフルに攻めるキアヌに対し、スムースなラインを描くカノア。ヒート後半に入り、インサイドでウォールになる波を掴んだカノアはロングフローターとビッグターンのコンビネーションで5.10で逆転。残り時間5分を切ってプライロリティを持ったカノアが僅差で逃げ切り、ツアー初のヒートウィンを決めた。
「僕はこれまでの人生で、こんなにナーバスになったことはありませんでした。」と、カノア五十嵐が言った。「僕は、このヒートでの勝利が、自分のサーフィンにおいて、そして、このあとのコンテストや、今後の自分のサーフィンキャリアに大きな自信を与えるだろうと本当に思いました。素晴らしいボード、素晴らしいサポートがあって、これ以上何も求める事は出来ないです。」
カノア五十嵐はラウンド3のヒート10でチームメイトのジェレミー・フローレスと対戦する。
イベント主催者は、午前7時(現地時間)にコンディションを判断し、午前7時半のスタートを目指してファーストコールする。現地の時差は1時間。
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オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mct/1399/quiksilver-pro-gold-coast
Quiksilver Pro Gold Coast Round 2 Results:
Heat 1: Adriano de Souza (BRA) 15.30 def. Wade Carmichael (AUS) 11.00
Heat 2: Sebastian Zietz (HAW) 13.10 def. Julian Wilson (AUS) 11.87
Heat 3: Stuart Kennedy (AUS) 15.73 def. Kelly Slater (USA) 13.10
Heat 4: Josh Kerr (AUS) 13.50 def. Adam Melling (AUS) 10.83
Heat 5: Ryan Callinan (AUS) 15.74 def. Jordy Smith (ZAF) 12.00
Heat 6: John John Florence (HAW) 14.36 def. Davey Cathels (AUS) 12.66
Heat 7: Conner Coffin (USA) 13.33 def. Kai Otton (AUS) 13.16
Heat 8: Adrian Buchan (AUS) 15.37 def. Alex Ribeiro (BRA) 13.47
Heat 9: Kanoa Igarashi (USA) 12.27 def. Keanu Asing (HAW) 12.26
Heat 10: Jadson Andre (BRA) 11.43 def. Miguel Pupo (BRA) 9.07
Quiksilver Pro Gold Coast Remaining Round 2 Match-Ups:
Heat 11: Caio Ibelli (BRA) vs. Jack Freestone (AUS)
Heat 12: Matt Banting (AUS) vs. Kolohe Andino (USA)