2度目のHICプロ・タイトルに向け、サンセットを支配するイアン・ウォルシュ。 HICプロDAY2
サンセット・ビーチ、オアフ、ハワイ(2015年10月29日)ハワイアン・ウインター・サーフ・シーズンの到来を告げる、VANSトリプルクラウンのオフィシャル予選であるWSL-QS3000「HICプロ」は大会2日目。
HIC Pro: Day 2 Highlights
世界的に有名なビッグウェイブ・エキスパートのイアン・ウォルシュ(HAW)は、10-12フィートのサンセット・ビーチでチャージを見せた。
本日のハイエスト・ウェイブ・トータル16.50でヒートを支配したウォルシュは、ホノルルのグレッグ・ナカムラ、カウアイのカマレイ・アレキサンダー、ノースショアのスカイラー・アレンをフィーチャーするオール・ハワイ・ヒートにおいて、落ちついて忍耐強く波を待った。
32才のウォルシュは、このオアフ島ノースショアのビッグウェイブ・ブレイクにおいて開催されるクオリファイング・シリーズ(QS)イベントの脅威である。マウイ・サーファーの彼は10年前にHICプロ・タイトルを獲得。そして、彼のコンペティションにおける豊富な知識とウェイブ・ナレッジは、10年を通して進化を続けている。
ウォルシュは、バンピーながら広く長いウォールで、パーフェクトで流れるようなカーヴィングを披露。今日最もビッグなシングル・ウェイブ・スコア8.67を叩き出したした。
「あそこで軽いファーストターンをするよりは、2から3のマニューバーをするために辛抱強いファースト・ボトム・ターンをしたんです。」と、彼が言った。
「スモールではないサンセットが大好きなのは間違いないですね。」と、ウォルシュが言った。「チャレンジングではあるけど、まだ中間的なサイズです。新しいスウェルは入らず、昨日のビッグスウェルはおさまった感じです。コンテストには出る以上、優勝したいと思います」
ジェイミ・オブライエンは、ソリッド・スコアでそのHICプロのデイ2をスタート。そして、サンセット・ビーチのセットを巧みに乗りこなした。
「ヒートの最初は自信がなかった。ちょっと気楽にやったよ」と、オブライエンが言った。「他の選手はすでにラインナップしていて、幸運にも、僕は素晴らしいリズムを掴んだんだ。
「僕は『100パーセントではなく、ソリッドなサーフィンをしよう。』って自分に言い聞かせていた。それが僕の計画だった。」
オブライエンはレギュラー・コンペティターでない。しかし、ノースショアが活気づくとき、32才は最も名声のあるサーフィン・シリーズVANSトリプルクラウンでコンピートする。
「ハレイワの試合が好きなんだ。たぶん世界で2番目に好きな波だよ」と、オブライエンが言った。「勿論、パイプラインは素晴らしいイベント。同様にここで行われるVANSワールド・カップでのサーフィンも最高だよ。」
本日の大会2日目のラウンド3では、昨日トップで勝ち上がった渡辺寛と佐藤魁、ラウンド3から加藤嵐、仲村拓久未、ハワイの喜納海人が登場。
渡辺寛と佐藤魁は思うようなサーフィンが見せられないまま4位で敗退。喜納海人はマイルス・パダカに次いで2位でラウンドアップ。
加藤嵐は残り時間5分まで波を掴まず、最後の波でクリティカルなターンを見せて5.17をスコアするも、その1本で終了。
今シーズンのハワイは日本のチャンピオンとして挑む仲村拓久未は、ビッグサンセットのパワーにバランスを崩しながらもリカバリ。しかし3位で敗退となった。
ネクストコールは現地時間の 8時0分 、日本時間の3時0分です。
http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/hicpro2015
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