WSL-QS 3000「Vans Pro」カノア五十嵐がセミファイナル進出。新井洋人は9位。
ヴァージニアビーチ、ヴァージニア、アメリカ(2015年8月22日土曜日):アメリカのヴァージニアビーチで開催中のWSLメンズQS 3000「Vans Pro」は明日のファイナルデイを前に、QSイベントとプロジュニアが行われ、両ディビジョンともセミファイナル進出のベスト8が決定した。
今日はヴァージニアビーチのファースト・ストリート・ジェッティでフルデイのコンペティション。タフなチョッピー・コンディションでハイパフォーマンス・サーフィンが繰り広げられた。
カノア五十嵐がセミファイナル進出
そんな中で、優勝候補の一人であるカノア五十嵐(USA)は、QSのラウンド5でハイエスト・シングル・ウェイブ・スコア9.40とヒート・トータル17.40を叩き出した。VANSプロ・ジュニアはクオーターファイナルで、惜しくも敗退したカノア五十嵐だったが、インサイドで見つけたラストウェイブで8.67をスコアして大逆転。明日のファイナルデイへ繋げた。
「良い波を掴む事が重要で、ジュニアのヒートでは全く良い波を見つけられませんでした。」と、五十嵐が言った。「ジュニアのヒートは不運だったので、その失敗を力に変えて挑みました。でも、その最後の波が入って来るまでは、失敗が再び起きてしまうのかと思っていました。最後にあの波をゲット出来て最高でした。ここで終わりにしたくなかった。最強のフィニッシュでしたね。」
セミファイナルにメイクし五十嵐は今シーズンのサクセスを続ける。そして、QSランキングを上げることによって彼のCTクオリファイへまた一歩近付いた。
「本当に素晴らしいシーズンになりました。この状況をキープしていくつもりです。」と、五十嵐が言った。「今回はこれで7位以上は確実で、今シーズンの自分のトータルに入るので、少しはランキングが上がるはずです。ヒートをメイク出来て本当に嬉しいですね。この調子で明日も頑張ります。」
また、クオーターファイナルでは、昨年のイベント・チャンピオンでヴァージニアビーチ・ローカルのマイケル・ダンフィ(USA)が破れる番狂わせが発生。
プロ・ジュニア・クオーターファイナルでは、ケビン・シュルツ(USA)がハイエスト・シングル・ウェイブ・スコア9.00とヒート・トータル16.00のトップ・フォームでラウンドアップ。絶好調のノア・シュワイツァー(USA)もグリフィン・カラピント(USA)とともにセミファイナル進出を決めている。
新井洋人は9位。
QSイベントで勝ち上がっていた日本の新井洋人は、ラウンド5のヒート8で、ティム・レイズUSA、ナザニエル・カランUSA、ジェシー・メンデスBRAといった強豪と対戦。6.17と7.67でヒートスコア13.84で見事1位でラウンドアップを決めた。しかし、クオーターファイナルでは、エヴァン・ガイゼルマンとノア・シュワイツァー(USA)に抑えられ、惜しくも3位敗退。昨年の4位の記録を塗り替える事は出来ず、9位でフィニッシュ。
小林桂はR5で4位敗退。ジュニアではクオーターファイナル進出するもそこで敗退となった。
ファイナル・デイ・コールは午前8時30分。午前9時のスタート予定で2015年のVANSプロとVANSプロ・ジュニア・チャンピオンが決定する。
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