WSL「Vansプロジュニア」でカノア五十嵐、小林桂がクオーターファイナル進出。新井洋人は敗退
ヴァージニアビーチ、ヴァージニア、アメリカ(2015年8月20日木曜日):アメリカのヴァージニアビーチで開催中のWSLメンズQS 3000「Vans Pro」は大会4日目。本日もQSイベントは行われず、プロジュニアのラウンド3が行われた。
相変わらずの1~3フィートのスモール・コンディションのなかでも、いくつかのハイパフォーマンス・サーフィンが披露され、トリッキーなコンディションでエクセレントなスコアが記録された。
ノア・コリンズ(USA)は、インプレッシブなバックハンド・サーフィンでジャッジの注目を集めた。ラウンド3のハイエスト・シングル・ウェイブ・スコア9.57を記録したコリンズは、そのライトブレイクをビーチで見つけ、ハイスコアを叩き出した。
「良い波が入って来て、ライトブレイクでトップとボトムを使ったターンが出来て最高でしたね。良い波が絶対に入って来るのは分かっていたんですが、持つのが辛かったです。」
すばらしいフォームを見せるコリンズは、クオーターファイナルのスポットを手に入れた。「最初はどこで波を待てばいいか分かりませんでした。でも自分の前のヒートで2つのゾーンを見たんです。そこはコンスタントに波がブレイクしていたんです。」と、コリンズが言った。
もう一人のウイニング・フォームを見せたジュニアは、スティービー・ピットマン(USA)。彼はラウンド3で2つのエクセレントに近いスコアをマークして、クオーターファイナル進出を決めた。ピットマンは、今回絶好調のグリフィン・カラピント(USA)を抑えて、1位でラウンドアップ。
会場のヴァージニアビーチから、わずか2、3時間の場所に住んでいる、ピットマンはスモール・ウェイブでのハイパフォーマンス・サーフィンはお手の物だ。「僕はノース・カロライナ出身で、ほとんど毎日ホームでこのようなコンディションでサーフィンしているので、ここは快適です」と、ピットマンが言った。
また、フロリダのノア・シュワイツァー(USA)もバックハンドが絶好調で、エクセレントな8.33を記録。彼もまた地元のニュー・スマーナ・ビーチ(フロリダ)と同じような気分でサーフィンが出来ていると語った。
本日のプロジュニアのラウンド3では、日本の新井洋人とサンクレメンテ在住の小林桂の二人がヒート7で、今回絶好調のノア・シュワイツァーとダニエル・グレンと対戦。小林桂は2位でラウンドアップ。新井洋人は6.00を持ちながら、バックアップを見つけられずに敗退。
カノア五十嵐(USA)は、ヤゴ・ドラ、テイラー・クラークらとヒート8で対戦。9.17と7.07 でヒートスコア16.24をマークしてラウンドアップを続けた。
また、VANSプロ・メンズQS3000のラウンド5では、
ヒート1で小林桂が、グリフィン・カラピントUSA、ルエル・フェリペBRA、ブライアン・トスPRIと対戦。
ヒート2では、カノア五十嵐と村上舜が、トーマス・キングCRIとオニー・アンワーIDNと対戦。
ヒート8で新井洋人は、ティム・レイズUSA、ナザニエル・カランUSA、ジェシー・メンデスBRAと対戦。
明朝は午前7時30分にファーストコール。VANSプロ・メンズQS3000イベントのラウンド5か、プロ・ジュニア・クオーターファイナルのどちらからスタートするか決定する。
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