WSL「クイックシルバー・ウルワツ・チャレンジ」ジャレッド・ヒッケル優勝。大野修聖は9位
ウルワツ、バリ、インドネシア(2015年8月16日日曜日)世界で最もアイコニックなサーフィン・ロケーションの1つであるバリ島のウルワツで開催された、WSL-QS1000「クイックシルバー・ウルワツ・チャレン ジ」が終了。
素晴らしいコンディションで4日間バトルが繰り広げられ、ファイナルでオーストラリアのジャレッド・ヒッケル(AUS)がジーン・ダ・シルヴァ(ブラジル)を下して優勝した。
ファイナルデイのハイライト前半。2分20秒頃に大野修聖が登場。
この優勝は17才のヒッケルにとってキャリア最大の勝利。ヒッケルのパワフルなフォアハンド・アタックは、ソリッドなスコアを叩き出した。僅差の戦いであったが、ファイナルのハイエスト・シングル・ウェイブ・スコア8.00を掴んだヒッケルが勝利を手に入れた。
「これは自分にとって初のファイナルで、もちろん QSのファイナルで、ここに来れて最高です。最高に楽しかったです」と、ヒッケルが言った。
「バリは4回目ですが、ウルワツは何度もサーフィンしていて、世界の中でも大好きなサーフスポットです。パドルアウトした時は、凄く潮が干いていて、何処で波を待てばいいか分かりませんでした。でも小さいピークを見つけることが出来て、それからジーン(ダ・シルヴァ)と僕は波を互いに乗り始めたんです。あの波を掴めて最高でした。」
ファイナルデイのハイライト後半
第2位となったジーン・ダ・シルヴァは、セミファイナルで2つのエクセレントの9-ポイント-ライドを記録。しかしファイナルではその勢いを続ける事は出来なかった。
「ここウルワツで試合が出来て、僕は本当にハッピーです。これは自分にとって今年のベスト・イベントですね。」と、シルヴァが言った。「来年は更に大きなイベントになると嬉しいですね。コンテストを通して、たくさんの良いスコアを出せて、自分のサーフィンには満足でした。そして、上手いサーファーの素晴しいサーフィンが見れて最高でした。」
大野修聖のインタビューが収録されたハイライト映像
日本から唯一人エントリーした大野修聖は、ラウンド2から出場。バレルライドと際どいポジションでのリエントリーをミックスしてラウンドアップを続けて、ウルワツでベスト16進出を果たした。しかし、ラウンド4では5.75 と5.20でヒートスコア10.95をマークするも、惜しくも3位敗退。9位でフィニッシュとなった。
「ウルワツは自分の大好きなスポットのうちの1つです。」と語る大野。ハワイのパイプラインでのコンテストでも好成績を収め、今回もビッグウェイブでのバレルスキルの高さを証明。この世界屈指のレフトハンダー、ウルワツでも、ジャパニーズサーファーの存在をアピールする結果を残してくれた。
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オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mqs/1349/quiksilver-uluwatu-challenge