WSL-CT「ビラボン・プロ・タヒチ」ファニングは Jベイ鮫アタック後の初ヒートで勝利する

WSL-CT「ビラボン・プロ・タヒチ」ファニングは Jベイ鮫アタック後の初ヒートで勝利する 


ミック・ファニング IMAGE CREDIT: WSL / Cestari

 

チョープー、タヒチ(2015年8月15日土曜日)2015年サムスン・ギャラクシー・ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)第7戦「ビラボン・プロ・タヒチ」は、6― 8フィートのコンディションで、ラウンド1がオン。

 

YouTube Preview Imageラウンド1の8ヒートのハイライト映像

 

大会主催者は、タフなチャレンジング・コンディションでラウンド1のオープニング8ヒートを行ったが、首尾一貫しない波のためにその後、オフとした。

 

ジープ・レイティング・リーダーのエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)は、前回のJベイ・オープンでは第5位でフィニッシュしたが、今回のタヒチはスタートから敗者復活のルーザースへ回った。

 

2008年のイベント勝利者である、危険なワイルドカードのブルーノ・サントス(BRA)は、ヒート終盤にデ・スーザから5.17でリードを奪い、ダイレクトにラウンド3へ勝ち上がった。

 

「興奮しました。エイドリアーノ(デ・スーザ)はナンバーワンで、ミシェル(ボレーズ)はここのローカルで、この波について多くの事を知っているサーファーですからね。」と、サントスが言った。「コンディションはハードです。いくつかの本当に素晴らしい波がありますが、良いタイミングで適切な場所にいることはかなり難しい。僕はあの良い波を見つけてラッキーでした。」

 

 

YouTube Preview Image

Fanning Gets Back to Work


 

今日一番の注目は、3-タイムWSLチャンピオンのミック・ファニング(AUS)のラウンド1のヒート5であった。

 

それは、前回のJベイオープンでシャークアタックに遭ったファニングにとって、今回初のコンペティション復帰となった。しかし彼は、期待通りのサーフィンを見せ、セカンド・ウェイブで5.50をスコア。さらに危険なバレルをメイクして6.67をスコア。他の選手をコンビネーションに追い込んでの圧勝となった。

 

「ゼッケンを付けて、再びサーフィンに集中出来て最高の気分だった。」と、ファニングが言った。「Jベイの事件では大騒ぎされ、多くのメディアに注目されていた。だから僕は、できるだけ早く次に向けて動きたかった。それは起こってしまったことで、自分が年をとった頃には、多くの話の一つになるものだと思う。

 

アウトは凄くタフで、良い波を掴むチャンスがあまりなかった。5ポイントと6ポイントを手に良いれてラッキーだった。自信にあふれている。でもワールド・タイトルへは多くのことがある。いつでもオンでなければならない。そして、自分自身に集中しなければならない。適切な時に正しいことをしようと思う。」

 

 

ケリー・スレーター IMAGE CREDIT: WSL / Cestari

 

 

 

11-タイムWSLチャンピオンで4度のイベント勝利者であるケリー・スレーター(USA)は、ヒート1でジャドソン・アンドレ(BRA)とブレット・シンプソン(USA)と対戦。スレーターは、ヒート前半に7.83の重要なスコアをゲット。早期にアドバンテージを手に入れた。

 

スレーターは、彼のヒートの僅か12時間前にタヒチに到着。ヘビーなワイプアウトをしたにもかかわらず、ラインナップでは自信に満ち溢れ、リラックスしているようだった。そして、バックアップに7.27を揃え、コンビネーション・シチュエーションで他の選手を圧倒した。

 

「飛行機でたくさん眠れて、気合を入れて、遅くまで自分のボードにワックスアップしたんだ。」と、スレーターが言った。「自分のヒートの前に1時間半ぐらいサーフィンした。どんなセットが入って来て、どんな波なのか海に慣れようと思ったんだ。あのワイプアウトした波は急に揺れて、背中でランディングした。顔を強く打ったから歯が折れたかと思ったよ。ボトムにヒットしなかったことに驚いている。」

 

ジュリアン・ウイルソン IMAGE CREDIT: WSL / Cestari

 

 

そのほかに、ワールドNo.3のジュリアン・ウィルソン(AUS)は、エクセレントな8.33で、ここまでのハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアをマーク。また、リプレイスメント・サーファーで元CTコンペティターのアリツ・アランブルー(ESP)は、ジープ・リーダーボードNo.4のフリーペ・トリード(BRA)とルーキーのキアヌ・アシン(HAW)をラウンド2へ追いやる番狂わせを引き起こした。

 

アリツ・アランブルー(ESP)IMAGE CREDIT: WSL / Cestari

 

 

またオーウェン・ライト(AUS)、ダスティー・ペイン(HAW)、ジョエル・パーキンソン(AUS)も、ダイレクトにラウンド3へ勝ち進んでいる。

 

イベント主催者は明日、現地時間で午前7時にコンディションを判断して、ファーストコールする。

 

関連記事:

WSL-CT第7戦「ビラボン・プロ・タヒチ」は日本時間で今夜からウエイティング期間開始

WSL-CT第7戦「ビラボン・プロ・タヒチ」開幕を前にトライアル開催。ワイルドカード決定

オフィシャルサイトはこちら。

http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1267/billabong-pro-tahiti

 

現地時間の 早朝7時0分 は、日本時間の深夜2時0分です。
Billabong Pro Tahiti Round 1 Results:
Heat 1: Kelly Slater (USA) 15.10, Jadson Andre (BRA) 8.23, Brett Simpson (USA) 4.70
Heat 2: Owen Wright (AUS) 11.67, Adrian Buchan (AUS) 11.50, C.J. Hobgood (USA) 9.67
Heat 3: Aritz Aranburu (ESP) 13.10, Keanu Asing (HAW) 7.16, Filipe Toledo (BRA) 5.37
Heat 4: Julian Wilson (AUS) 10.66, Sebastian Zietz (HAW) 9.00, Garrett Parkes (AUS) 1.30
Heat 5: Mick Fanning (AUS) 12.17, Adam Melling (AUS) 6.26, Taumata Puhetini (PYF) 1.33
Heat 6: Bruno Santos (BRA) 8.67, Adriano de Souza (BRA) 5.30, Michel Bourez (PYF) 2.44
Heat 7: Dusty Payne (HAW) 10.00, Nat Young (USA) 5.14, Kai Otton (AUS) 1.30
Heat 8: Joel Parkinson (AUS) 10.83, Taj Burrow (AUS) 4.77, Glenn Hall (IRL) 2.96

Upcoming Billabong Pro Tahiti Round 1 Match-Ups:
Heat 9: Josh Kerr (AUS), Matt Wilkinson (AUS), Kolohe Andino (USA)
Heat 10: Italo Ferreira (BRA), Gabriel Medina (BRA), Ricardo Christie (NZL)
Heat 11: Bede Durbidge (AUS), John John Florence (HAW), Fredrick Patacchia (HAW)
Heat 12: Jeremy Flores (FRA), Wiggolly Dantas (BRA), Miguel Pupo (BRA)