デイヴィッド・シルヴァ(BRA)がASP4スター海南クラシックで優勝。田中海周が3位、稲葉5位。
万寧、海南島、中国、2014年11月28日:メンズ4スターASPクオリファイ・シリーズ・イベント「海南クラシック」は大会最終日。期待していたサイズアップはなく、再び第2会場のロッキー・ライトでコンテストが行われ、ブラジルのデイヴィッド・シルヴァが、海南クラシックの新たなチャンピオンになった。
シルヴァは、スタートからファイナルをコントロール。スモール・コンディションにもかかわらず、シルヴァはライト・ウェイブを選び、バックハンド・ホイップとカーヴィングの高速かつ猛烈なコンビネーションで9.10をスコアした。30分のファイナルで二人のサーファーはビッグエアリアルと爆発的なターンを連発。昨年のカイオ・イベリに続き、海南クラシックで再びブラジルの国旗が翻った。
「中国で自分にとって初のQS優勝が出来て本当に嬉しいです。」と、シルヴァが言った。「みんなのサポートに感謝したいです。最高の気分ですね。スタートから良いスコアを手に入れましたが、バックアップがなかったのでリラックスは出来ませんでした。最終的には、もうひとつの波を手に入れ、優勝出来て本当に嬉しいです。波は難しかったですが、運が良ければファン・ウェイブを掴むことが出来ました。」
今回のイベントには、10名の日本人サーファーが参加。スモールサーフでのスキルを披露した、田中海周と稲葉玲王がクオーターファイナルまで勝ち上がった。
クオーターファイナルのヒート2で、ヴィミナルディと対戦した田中海周。互いに6ポイントをスコア。更にバックハンドでライトブレイクにチャージするヴィミナルディが6.93をスコアしてヒートをリードする。
じっくりと波を待った田中海周は、ヒート中盤にダブルアップするライトセットをキャッチ。ビッグスナップとカットバックのコンビネーション・マニューバーで9.33をスコアして大逆転。その後もチャージして追い上げるヴィミナルディの追い上げを振り切り、見事セミファイナル進出を決めた。
ミゲール・トゥディラと対戦した稲葉玲王。トゥディラがスタートからエクセレントをマーク。更に7.00をスコアして、ヒート開始僅か数分でヒートスコア15.17をマークし、稲葉をコンビネーションに追い込む。波回りが悪く、焦る稲葉玲王はインサイドの波に手を出し、ロースコアが続く。ヒート中盤には4.73をスコアして追い上げるが、再びトゥディラが8.07をスコアして万事休す。今回好調だった稲葉玲王だったが、惜しくもここで敗退となり、5位でフィニッシュとなった。
ブラジリアン・パワーハウスのデイヴィッド・シルヴァとセミファイナルで対戦した田中海周。パワフルなバックハンドで攻めまくるシルヴァは、ヒート中盤にエクセレントの8.33をスコア。更にバックアップを7.33を揃え、田中海周をコンビネーションに追い込む。
田中海周も果敢に来ブレイクをフォハンドで攻めるもスコアが伸びず、最後までチャージした田中海周だったが、ここで敗退。それでも4スターで3位となり、賞金$U4, 250と563Ptsとを獲得。来シーズンに繋がる素晴しい結果を残して、今シーズンを締めくくった。
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