WSL-QSイベント「ボルコム・パイプ・プロ」で大野修聖が日本人初のセミファイナル進出で7位

WSL-QSイベント「ボルコム・パイプ・プロ」で大野修聖が日本人初のセミファイナル進出で7位 


 

パイプライン、オアフ/ハワイ(2015年2月2日月曜日):WSL-QSイベント「ボルコム・パイプ・プロ」は大会最終日。昨日から更にサイズダウンが否めないパイプラインは、4−6フィートのバックドア・コンディションでコンテストがスタート。そして、2012年のパイプラインに続き2度目のクオーターファイナルのヒート4に登場した大野修聖は、カイマナ・ハキアス(HAW)、CJホブグッド(USA)、メイソン・ホー(HAW)と対戦した。

 

大野はオープニングライドで昨日、勝利へと彼を導いたパイプのコンパクト・バレルを再び探し出し、波と調和するかのように、見事にメイク。メイソン・ホーはバックドアのサイズのあるバレルでハイポイントをマークしてヒートをリード。大野は終盤にはバックドアにチャージを見せ、見事2位でラウンドアップを決めた。

 

 

Day Two Photo Gallery Masatoshi Ohno Photo: Bielmann


ついにパイプでセミファイナル進出を果たし、自分の記録を更新した大野修聖。対戦相手はケリー・スレーター(USA)、メイソン・ホー(HAW)、コロヘ・アンディーノ(USA)といった強力なメンバーでのヒートは、失うものは何もない大野にとって、最高の舞台が整った。

 

しかし強いサイド・オンショアの影響で、ウインディなバックドア・コンディション。ウェイブ・セレクションに苦労するタフなコンディションでの戦いを強いられた。そんな中でもキング・ケリーはバックドアのバレルをメイク。大野もバックドアにチャージするも、その出口は閉ざされた。メイソンもバックドアのドギードアをくぐり抜けて、2位でラウンドアップ。大野は波とのリズムが合わずに4位で敗退となった。

 


 

サーファーの聖地と呼ばれるハワイ・パイプライン。毎年、自分の限界に挑戦するために多くのサーファーがここに戻って来る。大野修聖もそのひとりで、パイプラインという特別な場所でのビッグイベントは、一つの大きな目標となっていた。そんな世界が注目する檜舞台での、日本人初となるセミファイナル進出。最後は納得できるサーフィンは出来なかったものの、世界へ日本のマー大野を再び認識させる素晴しい活躍だった。

 

一昨年の日本での大活躍から、昨年は思ったような結果が残せなかった大野修聖だったが、今シーズンはスタートから素晴しい結果を残し、その経験に裏打ちされた、サーフィンスキルの高さを証明する、素晴しい結果を、パイプラインで残すこととなった。今シーズンも大野修聖の更なる活躍に期待したい。

 

イベント結果はジョン・ジョン・フローレンスが優勝。詳細は後から更新予定。

 

ヒートを見逃した人は、ヒートアナライザーでチェック!http://www.volcompipepro.com/heat-analyzer/index.html

 

関連記事:

WSL-QSイベント「ボルコム・パイプ・プロ」はベスト16決定。日本の大野修聖がQF進出。

大野修聖が「ボルコム・パイプ・プロ」で2度目のクオーターファイナル進出

WSL-QSイベント「ボルコム・パイプ・プロ」大会2日目。村上舜が9.27でR4進出。

WSL-QSイベント「ボルコム・パイプ・プロ」が開始。村上舜がラウンド3進出。

2015年のWSL QS 3000イベント「ボルコム・パイプ・プロ」に7名のサムライがエントリー

 

『Volcom Pipe Pro』公式サイトhttp://www.volcompipepro.com/