ジャドソン・アンドレが、ASPプライム「カスカイス・ビラボン・プロ」で2年連続優勝。
プライア・デ・グインチョ、カスカイス-ポルトガル(2014年10月11日土曜日)ASPプライム「カスカイス・ビラボン・プロ」は大会最終日。2~3フィートとサイズダウンしたプライア・デ・グインチョで、ジャドソン・アンドレ(BRA)がファイナルでステュー・ケネディ(AUS)を下し、2年連続優勝を決めた。
アンドレのファイナルへの道程はタフなものであったが、フランスでのWCTのセミファイナルに続き、2試合連続でジョディ・スミス(ZAF)を下し、セミファイナルでは仲間のブラジリアン、ダンタスという強豪を倒して、ファイナルに勝ち上がった。そしてファイナルで、その勢いを増したアンドレは、圧倒的なパフォーマンスで勝利を手に入れた。
「最高の気分だよ。何と言ったら良いか分からない。全てに対して感謝したい。ここで自分の生活をサポートしてくれた皆に本当に感謝したい。僕は、ファイナルの前に行われたエクスプレッション・セッションの間、注意して見ていたんです。それで、潮が干いて来ているのが分かって、多くの波を掴んで、スコアを積んで行くというゲームプランをやりぬいたんです。それが上手く行って、最高ですよ。」
今回の勝利でアンドレは、QSランキングトップへ ジャンプアップ。2015年のWCTサーファーとしてのポジションを固める。またアンドレは、ポルチュギー・ウェイブ・シリーズ/カスカイス・トロフィーに於いてもリードし、第3戦となるペニシェの最終戦を前に5000ドルという賞金ボーナスを手に入れるチャンスを持っている。
また惜しくも2位となったステュー・ケネディ(AUS)。アーリー・ラウンドのスロースタートから、ケネディはネクスト・レベルのサーフィンで、フレデリック・パターチア(HAW)、ジェレミー・フローレス(FRA)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)という3名のWCTコンペティターを下した。
「数名のビッグネームを倒すことが出来て素晴らしいですね」と、ケネディが言った。「このあと出来れば、もう少し自分のプロフィールを爆発させ、スポンサーをゲットし、この調子でWCTを目指したいですね。今回は、自分にとって最良の結果のうちのひとつです。数年前に6スターで優勝しましたが、それ以来しばらく表彰台には上がっていません。だから、この結果は、私にとっては本当に重要なものなのです。」
第3位タイには、一週間ずっと際立ったパフォーマンスを見せていたウィゴリー・ダンタス(BRA)と、カレント・ワールドNo.17のジュリアン・ウィルソン(AUS)という結果となった。
ジュリアン・ウィルソン(AUS)は、クオーターでミシェル・ボレーズ(PYF)を下したものの、セミファイナルでイベント第2位となったケネディを止めることができなかった。
次回は、ASP~WCT第10戦の「Mocheリップ・カール・プロ・ポルトガル」。現地時間2014年10月12日から23日のウエイティング期間で開催される。
関連記事:
ASPプライム「カスカイス・ビラボン・プロ」でジャドソン・アンドレが2年連続優勝。
ASPプライム・カスカイス・ビラボン・プロ大会3日目はトップ34の選手が支配。
ウォーターマン・スキルが試されるソリッド・コンディションのカスカイス・ビラボン・プロ
ビッグウェイブで番狂わせ続出。ASPプライム「カスカイス・ビラボン・プロ」R1が開始。
ポルトガルで開催されるASPプライム「カスカイス・ビラボン・プロ」に大原洋人が出場。
オフィシャルサイトではライブ中継も行われる。
http://www.aspworldtour.com/events/2014/mqs/1019/cascais-billabong-pro/live
カスカイス・ビラボン・プロ・ファイナル結果:
優勝:ジャドソン・アンドレ(BRA)15.76
第2位:ステュー・ケネディ(AUS)10.13
カスカイス・ビラボン・プロ・セミファイナル結果:
SF 1:ジャドソン・アンドレ(BRA)15.10 def.ウィゴリー・ダンタス(BRA)11.70
SF 2:ステュー・ケネディ(AUS)16.17 def.ジュリアン・ウィルソン(AUS)12.34
カスカイス・ビラボン・プロ・クオーターファイナル結果:
QF 1:ウィゴリー・ダンタス(BRA)12.66 def.イタロ・フェレイラ(BRA)12.33
QF 2:ジャドソン・アンドレ(BRA)16.77 def.ジョディ・スミス(ZAF)12.54
QF 3:ステュー・ケネディ(AUS)16.03 def.ジェレミー・フローレス(FRA)12.00
QF 4:ジュリアン・ウィルソン(AUS)13.73 def.ミシェル・ボレーズ(PYF)11.40