「ダカインISAワールド・ジュニア」大会4日目。U18小林、U16稲葉がラウンド4進出。

「ダカインISAワールド・ジュニア」大会4日目。U18小林、U16稲葉がラウンド4進出。 


イベント初のパーフェクト10をマークしたカイ・ヒング。Photo: ISA/Rommel Gonzales
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(2013年6月13日木曜日 15:06更新)6月8~16日まで、ニカラグアで開催中の「ダカインISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオン シップ(ISA世界ジュ ニア選手権)」は大会4日目。本日は、メイン会場では、U18、U16ボーイズ、U18、U16ガールズのクオリファイ3、そしてU18ボーイズのリパチャージ4まで。第2会場では、U18、U16ボーイズのリパ3、U16、U18ガールズのリパ2、U16、U18ガールズのリパ3までが行われた。長丁場のISAには、持続出来る体力が必要とされるとともに、集中力を最後まで切らさないメンタルの部分も非常に重要。大会も中盤となり、勝ち残った選手達による、国の名誉をかけた熱いバトルは続く。

 

小林直海  Photo: ISA/Rommel Gonzales

本日のアンダー18ボーイズのベスト・サーファーはフランスのアンディ・クライエ。ヒートスコア15.40をマークし、ハワイのコア・スミス、ジョシュ・モニーツ(HAW)とフィリップ・スアレス(ARG)を破った。また、日本の小林直海、USAのカム・リチャーズ、サウス・アフリカのベンジ・ブランド、ハワイのケイン・デーリーも今日のハイパフォーマーだ。アンダー16ではオーストラリアのカイ・ヒングがイベント初のパーフェクト10をマーク。エア360を完璧に着地させた。ガールズ・アンダー18ではニュー・ジーランドのエラ・ウィリアムスがベスト。ハワイのマヒナ・マエダは、ガールズ・アンダー16でベスト・パフォーマンスを見せた。

 

メイン会場で朝一番で行われた、U18ボーイズのクオリファイ3のヒート1に小林直海が登場。レフトの波に的を絞った小林はヒートのオープニングライドで鋭いバックハンドのリエントリーで6.17をスコア。続けてバックハンドで5.60をスコア。11.77のヒートスコアでヒートをコントロールする。ヒート後半にはサイズのあるセットにテイクオフ。トップターンから、ハードなクーロズアウト・セクションへハイリスクなロールインをコンプリート。8.17のエクセレントスコアをマークして、ヒートスコア14.34として、圧倒的な強さでラウンド4へ勝ち上がった。

 

安井拓海 Photo: ISA/Rommel Gonzales

 

U16ボーイズのクオリファイ3のヒート2に登場した安井拓海は、ヒート前半にライトブレイクを手に入れ、見事なフォアハンド・リエントリーで5.50をスコア。終盤にはレフトの早い波で激しいバックハンド・アタックを見せて5.60をスコアした。しかし、その後、激しいバドルバトルからカイ・ヒング(AUS)がジェイク・マーシャル(USA)に対してインターフェア。しかし、間髪入れずにヒングは完璧なエア360をコンプリートしてパーフェクト10をスコア。それまで2位をキープしていた安井は3位に押し出され、不運のリパチャージを強いられることとなった。

 

ヒート8の稲葉玲王は、ヒート前半、バックハンドでバレルにチャージするなどインコンプリートが続き、ロースコアの戦いを強いられる。ヒートはパワーハウスのジェイコブ・ウイルコックス(AUS)がレフトブレイクでシャープなフォアハンドサーフィンを見せハイスコアを連打。ヒートを完全にリード。4位を強いられていた稲葉は残り時間10分を切ってフォアハンドで4.40をスコア。ヒート終了間際に特大のセットにかなりレイト気味でテイクオフ。バレルをメイクしながらボトムターンへ。そしてビッグなレイバックスナップを見せて4.37をスコア。2位に浮上し大逆転でラウンドアップを決めた。

 

 

U18ガールズでは、クオリファイ3のヒート3に黒川日菜子が登場。タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)ステファニー・シングル(AUS)という強豪と対戦した。タティアナは9.00のエクセレントをマーク。その強さを見せつけた。黒川もバックハンドで素晴しいリエントリーをコンプリートし7.50をスコアするもバックアップが見つけられず、惜しくも3位でリパチャージへ回った。

 

 

U16ガールズのクオリファイ3では、ヒート2に小山みなみ、ヒート3に田代凪沙が登場したが、思うように波を掴めずに2人とも4位でリパチャージを強いられた。このラウンドではハワイ代表として出場している前田マヒナが、素晴しいパフォーマンスを披露。今年のJPSAの開幕戦で鮮烈なデビューを飾ったマヒナは、9.33のエクセレントをスコア。ヒートスコア15.83をマークして勝ち上がった。

 

惜しくもここで敗退となった仲村拓久未 Photo: ISA/tweddle

 

第2会場で行われたU18ボーイズのリパ3では、ヒート1に仲村拓久未、ヒート6に新井洋人が登場。仲村は余裕の1位通過。新井も2位でリパチャージ4に進出した。リパチャージ4のヒート1に登場した仲村拓久未。ファーストウェイブからバックハンドで素晴しいカーヴィングのコンビネーションで5.33をスコア。バックアップを探し続け、ラストウェイブで3.87をスコアするも惜しくも逆転出来ず、昨年の銀メダリストとして注目された仲村拓久未はここで4位敗退。アンダー18ボーイズで31位でフィニッシュとなった。

 

 

リパ4のヒート5の新井洋人は、イーライ・スティール(AUS)、トーマス・キング(CRI)らと対戦。ヒートはイーライが6.33をスコアしてスタート。4位を強いられていた新井洋人は、残り時間10分を切ってインサイドでバックハンドの素晴しいリエントリーを決めて4.57をスコア。2位に浮上する。再びレフトの波を掴んだ新井は、レイトテイクオフからダブルアップして来るセクションにハードなリエントリーを決めて5.77をスコア。イーライに次いで2位でリパ5へ勝ち上がった。

 

宮坂桃子 Photo: ISA/Tweddle

 

またU16ボーイズのリパ3のヒート3に野呂海利、ヒート5に西優司が登場。野呂海利は見事1位 でリパ4へ。西優司も2位 でリパ4進出。そして、昨日9ポイントをマークして絶好調の宮坂桃子が、U18ガールズのリパ2のヒート6に登場。ヒート後半に4.90、3.77をスコアした宮坂は2位でリパ4へ勝ち進んだ。

 

明日はメイン会場のみで、
ボーイズ U-18 クオリファイ4 が3ヒート。ヒート1に小林直海
ボーイズ U-16 リパチャージ 4 が8 ヒート。ヒート2に安井拓海、ヒート3に野呂海利、ヒート6に西優司
ガールズU-18 リパチャージ 4が3ヒート。ヒート2に黒川日菜子、ヒート3に宮坂桃子。
ボーイズ U-18 リパチャージ 5 が3ヒート。ヒート3に新井洋人。
ガールズ U-16 リパチャージ 4 が3ヒート。ヒート1に小山みなみ、ヒート3に田代凪沙
ボーイズ U-16 クオリファイ 4 が4 ヒート。ヒート3に稲葉玲王。
ボーイズ U-16 リパチャージ 5が4ヒート。

大会4日の時点でのチーム順位はハワイ、オーストラリア、アメリカ、フランスに続いて日本は5位。

がんばれ!日本!オフィシャルサイトでは毎日ライブ中継も行われている。彼らの活躍を期待してエールを送り続けよう。

 

日本と ニカラグア との時差は、15時間です。日本の方が、15時間進んでいます。

ニカラグアの明朝2013年6月13日8時00分
日本時間で今晩2013年6月13日23時00分です。

 

 

日本代表選手

アンダー16:西優司(大阪)野呂海利(徳島)安井拓海(埼玉南)稲葉玲王(JPSA)

アンダー18:西修司(大阪)、小林直海(湘南藤沢)仲村拓久未、新井洋人(ASP)

アンダー16ガールズ:田代凪沙(湘南藤沢)小山みなみ(徳島)

アンダー18ガールズ:黒川日菜子(大阪)宮坂桃子(JPSA)

 

関連リンク:「ダカインISAワールド・ジュニア」大会3日目。U18ガールズ宮坂桃子が9ptライド。

関連リンク:「ダカインISAワールド・ジュニア」大会2日目。U18小林、U16安井、稲葉がR3へ。

関連リンク:ニカラグアでダカインISAワールド・ジュニア開幕。日本勢は快調なスタートを切る。

関連リンク:ダカインISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップ6/8開幕

関連リンク:チーム・ハワイがISA世界ジュニアで金メダル。日本は史上初の5位入賞。

 

オフィシャルサイト:http://isawjsc.com/

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