ASPプライム「カスカイス・ビラボン・プロ」は大会4日目。ベスト8が決定した。

ASPプライム「カスカイス・ビラボン・プロ」は大会4日目。ベスト8が決定した。 


Despite a hand-injury sustained yesterday, Italo Ferreira (BRA) qualified for the quarters. Image: ASP/Masurel

 

プライア・デ・グインチョ、カスカイスーポルトガル(2014年10月10日金曜日)ASPプライム・カスカイス・ビラボン・プロは大会4日目。3~5フィートへサイズダウンしたものの、2ラウンドが行われ、クオーターファイナル進出のベスト8が決定した。

 

 

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Cascais Billabong Pro 2014 Highlights Day 4

 

ラウンド1からラウンド3までのアーリーラウンドでは、連続で2位でのラウンドアップで切り抜けて来たジュリアン・ウィルソン(AUS)は、マンオンマンとなったラウンド4ではライアン・キャリナン(AUS)に対して、勢いを取り戻し彼本来のサーフィンを見せた。

 

「あのヒートでは、僕に改良する部分がたくさんがあることをまだ感じましたね。」と、ウィルソンが言った。「でも、あのヒートは確かに最近の自分のヒート中でベターなヒートでした。けっこう遊べる感じで、最後はちょっと潮が上げ過ぎた感じだったけど、充分楽しめました。」

 

その後、同じトップ34のメンバーであるナット・ヤング(USA)に対したマンオンマン・ヒートでは、スタートからビッグエアをメイク。本日のハイエスト・スコアとなるエクセレントの9.30をマーク。更にバックハンドのソリッドなサーフィンでバックアップも揃え、コンビネーション・シチュエーションに追い込んでの圧勝となった。

 

「僕は、ヒートにインパクトを与える形でゲートから出たかった。それを上手くやることが出来ました。」とウィルソンが続けた。「ヒート前半にリードをとれたのは、今日が初めてで、良いスタートを切れて最高でしたね。」

 

 

ベテランWCTコンペティターのジェレミー・フローレス(FRA)は、カルロス・ムニョス(CRI)に追い込まれていた。しかしヒート終了間際に、プレッシャーのなかでフローレスは、根気よくプライオリティーで波を待ち、終了ホーンとともにウイニング・ライドを決めて、大逆転でラウンドアップ決めた。

 

「今日の波はだいぶ小さくなりましたね。厚い波でした。昨日と同じサーフボードを使ったんです。それが突然に、どれくらい弱まっていたのか、理解していなかったのです。昨日はとてもパワフルだったのですが、 今日は自分のやりたいターンが本当に出来なかった。自分のファースト・ウェイブで、充分なハイスコアは出せないと知っていました。だからより大きな波を待ったのです。ビッグウェイブなら良いターンが出来て、スコアが出るのは分かっていました。」

 

現段階で、サムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツアーのクリティカル・ポジションにいるフローレスは、来年度もリクオリファイするためにはビッグリザルツが必要である。「カルロスは倒すにはハードな選手である」とフローレスは続けた。「自分にとってグッド・ヒートでしたね。最高ですよ。これは今年のベスト結果だと思います。」

 

その他に、グインチョ・ローカルでイベント・ワイルドカードのホセ・フェレイラ(PRT)は惜しくもウィゴリー・ダンタス(BRA)に敗退、カレント・ワールドNo.7のミシェル・ボレーズ(PYF)はフランスのヴィンセント・デヴィニャック(FRA)を下し、クオーターファイナル進出を決めた。

 

 

ASPプライム・カスカイス・ビラボン・プロのファイナル・コールは、グインチョで、現地時間の2014年10月11日7時30分、
日本時間の 2014年10月11日15時30分。

 

 

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オフィシャルサイトではライブ中継も行われる。

http://www.aspworldtour.com/events/2014/mqs/1019/cascais-billabong-pro/live

 

 

アップカミング・カスカイス・ビラボン・プロ・クオーターファイナル組合せ:
QF 1:ウィゴリー・ダンタス(BRA)対イタロ・フェレイラ(BRA)
QF 2:ジャドソン・アンドレ(BRA)対ジョディ・スミス(ZAF)
QF 3:ステュー・ケネディ(AUS)対ジェレミー・フローレス(FRA)
QF 4:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対ミシェル・ボレーズ(PYF)

 

カスカイス・ビラボン・プロ:ラウンド5結果
ヒート1:ウィゴリー・ダンタス(BRA)14.67 def.ホセ・フェレイラ(PRT)3.14
ヒート2:イタロ・フェレイラ(BRA)12.57 def.アダム・メリング(AUS)9.83
ヒート3:ジャドソン・アンドレ(BRA)14.13 def.デイヴィ・キャスルズ(AUS)9.67
ヒート4:ジョディ・スミス(ZAF)11.47 def.ジョナサン・ゴンザレス(CNY)10.83
ヒート5:ステュー・ケネディ(AUS)13.93 def.フレデリック・パターチア(HAW)11.66
ヒート6:ジェレミー・フローレス(FRA)14.00 def.カルロス・ムニョス(CRI)13.33
ヒート7:ジュリアン・ウィルソン(AUS)17.00 def.ナット・ヤング8.27(USA)
ヒート8:ミシェル・ボレーズ(PYF)13.50 def.ヴィンセント・デヴィニャック(FRA)7.86

 

カスカイス・ビラボン・プロ・ラウンド4結果:
ヒート1:ホセ・フェレイラ(PRT)11.60 def.マルコ・フェルナンデス(BRA)10.83
ヒート2:イタロ・フェレイラ(BRA)15.70 def.エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)11.50
ヒート3:デイヴィ・キャスルズ(AUS)13.50 def.ブレット・シンプソン(USA)9.00
ヒート4:ジョナサン・ゴンザレス(CNY)13.10 def.C.Jホブグッド(USA)7.20
ヒート5:ステュー・ケネディ(AUS)15.27 def.マーク・ラコマー(FRA)13.77
ヒート6:カルロス・ムニョス(CRI)14.50 def.ディオン・アトキンソン(AUS)7.50
ヒート7:ジュリアン・ウィルソン(AUS)15.80 def.ライアン・キャリナン(AUS)14.83
ヒート8:ミシェル・ボレーズ(PYF)13.70def.カイオ・イベリで(BRA)9.94