JPSA第2戦「伊豆下田 CHAMPION PRO」は男子ベスト１６、女子ベスト８が決定。

JPSA伊豆下田 CHAMPION PROは男子ベスト16、女子ベスト8が決定。高橋がエクセレント。

2014年6月28日（土）静岡県下田市白浜：JPSAショートボード第２戦「LesPros entertainment presents 伊豆下田 CHAMPION PRO supported by KAIDO」は大会3日目。本日は早朝から順調にラウンドが消化され、男子はR3からR5まで。女子はR2からクオーターファイナルまでが行われ、男子はベスト16、女子はベスト8が決定した。

小雨の降る、オンショアの厳しいコンディションが続く伊豆白浜だが、大会がスタートして3日間のなかでは、本日が一番ライダブルなコンディションとなり、午後のハイタイドには、男女ともトップシードが登場。激しいデッドヒートの素晴しいアリーナを提供した。

今回のイベンで3年振りにJPSAに参戦し、昨日はヒートスコア14.25という最高点をマークした大澤伸幸が、ラウンド3で敗退する大番狂わせが発生するなか、セカンドシードが登場するラウンド4では、トライアルから勝ち上がった湘南鵠沼の堀越力が見事ラウンドアップを果たし、プロ公認をゲット。クオーターファイナルまで勝ち上がり、ベスト１６に残った。一方で、もうひとりの注目選手であった塚本勇太は、僅差で敗退となりプロ合格を逃した。

バリ島の開幕戦優勝した辻裕次郎は、その勢いのままラウンドアップを続け、ラウンド４ではインターフェアをとられながらも2位でラウンドアップ。ラウンド5ではシャープでヴァーティカルなバックハンド・リエントリーをコネクトし、1位でラウンドアップ。

辻裕次郎。R-4でインターフェアをしながらも、勝ち上がる。波乗りは自由奔放。これがスタイル。

また、トップシードが登場したラウンド5では高得点が続出。田中樹がシングルの7.50を含むヒートスコア12.00、仲村拓久未も7.00を含む13.00をマーク。田嶋鉄兵隊も10.25のヒートスコアをマークした。また本日の男女合わせての最高点をマークしたのは、高橋みなと。高橋はバックハンドで8.75の大会初のエクセレントをマーク。バックアップも6.50を揃え、ヒートスコア15.25 というハイエスト・ヒートスコアもマークした。

また、今大会はベストオブザベストライド賞サポーテッドバイ／ヴィリダリ・デセルタ（キッズセイバー）があり、大会のベストライディングには、男子 10万円、女子 5万円。QFから先のハイポイントに与えられる。現在は女子がQF H-4 高橋みなとがマークした8.75ポイント。上のスライドショーはシークエンス25枚を繋げたもの。ワンターンでの切り返しグッドです。みなとは朝から波の入り方、割れ方をノートに細かくチェック。ポジショニングも迷わず攻めた。イイね！

今回の女子では、プロトライアルから勝ち上がった辻尾友香里と森敬恵がクオーターファイナル進出を果たし、プロ公認をゲット。しかし残念ながらセミファイナル進出ならず。

今村大介、28年間のプロキャリアに終止符

また伊豆の今井浜出身であるプロサーファーの今村大介が、今回の試合をプロ引退試合とし、ラウンド5で敗退となり、２８年間の輝かしいプロキャリアに終止符を打った。新島のプロトライアルでプロになったのは18歳の時。今村大介は修行を積んだカリフォルニアから新しいサーフィンスタイルを日本に持ち帰り、注目され時代を築いていった。そして、数々の忘れ難い素晴しい戦歴を残した。あのケリー・スレーターをマンオンマンで破ったという伝説のヒートは、彼が引退した後も語り継がれることだろう。