トリプルクラウン第2戦「VANSワールド・カップ」R64でケリーがマジックを魅せる。

トリプルクラウン第2戦「VANSワールド・カップ」R64でケリーがマジックを魅せる。 


レアなサンセットのレフトバレルをメイクするケリー. Photo: ASP/Kirstin
YouTube Preview Image

 

 

ホノルル ― (2013年11月30日土曜日) トリプルクラウン第2戦「VANSワールド・カップ・オブ・サーフィン」は大会3日目。ついにトップシードがいよいよ登場。ケリー・スレーター(USA)ミック・ファニング(オーストラリア)デーン・レイノルズ(USA)ジョシュ・カー(オーストラリア)ジョン・ジョン・フローレンス(ハワイ)をはじめとするトップシードがいよいよ登場。

 

 

中でも注目は、11タイム世界チャンピオンのケリー・スレーター。彼は、ASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー・イベント以外のコンペティションでは、めったにサーフィンをしない。それは、絶えずハイ・レベルで戦い、怪我と重圧のリスクを最小限にするという、40代になった彼の生活のバランスを保つための戦略である。

 

デーン・レイノルズ kirstin

 

 

ハレイワを不参加だったスレーターにとって、今季初となるトリプルクラウンのヒートは、 デーン・レイノルズ(USA)、ヘイター・アルベス(ブラジル)、ジョアン・ドゥルー(フランス)といった選手とのレアなヒートとなり、多くのギャラリーを集めた。スレーターがレイノルズのサーフィンに対して、物凄くリスペクトしている事は周知の事実だが、20年を超えるツアー経験のあるスレーターにとって、デーンは彼を本当にインスパイアすることができるサーファーなのである。

 

 

最近は、あまりコンテストに出場する機会も少ないレイノルズにとって、スレーターとの対戦は更に注目されるものとなった。彼らのヒートは、4~6フィート・レンジ。多くのハイ・パフォーマンス・スコアリング・ポテンシャルが提供された。レイノルズがスタートからヒートをリード。それがスレーターの競争心に火をつけた。スレーターはヒート終了10秒前に波をゲット。このサンセットでは、非常にレアなレフトブレイクでのスタンドアップ・チューブ。タイトでクリーンな出口を見つけてメイクし、9.87というパーフェクトに近いスコアをメイクしてレイノルズを逆転した。

 

 

「デーンは出だしから凄かったね。」と、スレーターが言った。「彼は初めスモール・ウェイブだけつかんでいたから、小さいチューブをメイクして、いくつかのターンをしているんだと思っていた。でもファースト・ウェイブで7.6をゲットして、ほぼヒート・メイクをギャランティ 。6ポイントのバックアップも揃えて、完全にヒートを支配していた。

 

あの最後の波。。。ヘイターは、自分を逆転するために最低7ポイントが必要だった。僕たちはその波にパドル。ライトのようだった。でもライトだったが、レフトがあるのが見えた。でも、ヘイターがインでパドルしていたので、ライトに行くしかない感じだった。でも彼は奧にいた僕を見てパドルを止めた。そのあと僕は逆側のレフトへターンしたんだ。彼がいた場所を知っていると思うけど、彼は恐らく、その波で10をスコア出来たはずだ。彼はあのビデオを見たくないだろうね(笑)。多くの三角波があったけど、それはノー・ハンドのドライ・バレル。バックサイドで良いサイズのあるクリーンな出口もあった。僕は驚いたよ。」

 

スレーターの2ウェイブ・トータル17.37ポイントは、ラウンドオブ64のハイエスト・スコアとなった。

 

その他に15年もハワイの冬を過ごしているベテランのオーストラリアのビード・ダービッジもハイパフォーマンスで15.60というハイポイントをマークしてラウンドアップ。ハレイワで第2位となったハワイのフレッド・パターチアも16.46というハウスコアでラウンドアップ。ハレイワで優勝したミシェル・ボウレズが敗退したため、フレッドにトリプルクラウンへの道が開かれている。

 

そして、ベイリック・デ・ブリース(南アフリカ)、ウエイド・カーマイケル(オーストラリア)、カルロス・ムニョス(コスタリカ)といった選手もトップ通過を果たした。

 

オフィシャルサイトでは、ライブ中継も行われる。

http://vanstriplecrownofsurfing.com/vansworldcupofsurfing2013

また見逃したヒートもヒートアナライザーでチェック!

http://vanstriplecrownofsurfing.com/vansworldcupofsurfing2013/heat-analyzer

 

Round of 64 (1st & 2nd advance; 3rd=33rd; 4th=49th)
H1: Jay Thompson (AUS) 12.37pts ; Ian Walsh (HAW) 11.84pts ; Josh Kerr (AUS) 10.17pts ; Granger Larsen (HAW) 5.67pts
H2: Adam Melling (AUS) 11.30pts Makuakai Rothman (HAW) 10.54pts ; Jeremy Flores (FRA) 10.07pts ; Hodei Collazo (EUK) 7.26pts
H3: Sebastian Zietz (HAW) 16.77pts ; Ian Gentil (HAW) 14.27pts ; Kolohe Andino (USA) 12.10pts ; Ryan Callinan (AUS) 9.75pts
H4: Carlos Munoz (CRI) 13.17pts ; Hank Gaskell (HAW) 12.73.pts ; Nat Young (USA) 11.16pts ; Mitch Crews (AUS) 3.24pts
H5: Raoni Monteiro (BRA) 15.00pts ; Caio Ibelli (BRA) 14.03pts ; Adriano De Souza (BRA) 13.14pts ; Joshua Moniz (HAW) 12.63pts
H6: Frederico Morais (PRT) 14.73pts ; John John Florence (HAW) 14.67pts ; Mitchel Coleborn (AUS) 11.10pts ; Kieren Perrow (AUS) 9.06pts
H7: Bede Durbidge (AUS) 15.60pts ; Wiggolly Dantas (BRA) 15.50pts ; Brian Toth (PRI) 11.33pts ; Brett Simpson (USA) 9.20pts
H8: Gavin Gilette (HAW) 11.40pts ; Kalani Chapman (HAW) 9.50pts ; Mick Fanning (AUS) 7.74pts ; Kaimana Jaquias (HAW) 4.00pts
H9: Kelly Slater (USA) 17.37pts ; Dane Reynolds (USA) 14.00pts ; Heitor Alves (BRA) 11.64pts ; Joan Duru (FRA) 7.50pts
H10: Torrey Meister (HAW)10.54pts ; Krystian Kymerson (BRA)9.90pts ; Matt Wilkinson (AUS)9.80pts ; Travis Logie (ZAF)7.83pts
H11: Wade Carmichael (AUS) 14.73pts ; Ezekiel Lau (HAW) 14.00pts ; Michel Bourez (PYF) 8.57pts ; Dusty Payne (HAW) 4.17pts
H12: Kiron Jabour (HAW) 13.56pts ; Alejo Muniz (BRA) 12.40pts ; Filipe Toledo (BRA) 12.16pts ; William Cardoso (BRA) 11.60pts
H13: Beyrick De Vries (ZAF) 14.00pts ; Olamana Eleogram (HAW) 13.46pts ; CJ Hobgood (USA) 13.07pts ; Jadson Andre (BRA) 7.10pts
H14: Damien Hobgood (USA) 15.20pts ; Tim Reyes (USA) 14.67pts ; Gabriel Medina (BRA) 14.67pts ; Peterson Crisanto (BRA) 12.50pts
H15: Fredrick Patacchia (HAW) 16.46pts ; Ricardo Christie (NZL) 14.70pts ; Miguel Pupo (BRA) 14.40pts ; Tanner Gudauskas (USA) 14.04pts
H16: Joel Centeio (HAW) 16.37pts ; Taj Burrow (AUS) 16.37pts ; Nathan Yeomans (USA) 11.77pts ; Mason Ho (HAW) 11.00pts