ASPジャパンツアー最終戦「Malibu HYUGA PRO」大会2日目。WQSのベスト16が決定
宮崎県、日向市、小倉ヶ浜海岸(2013年 10月13日、日曜日)宮崎県日向市小倉ヶ浜海岸で開催中の、2013年ASPジャパンツアー最終戦となる「Malibu HYUGA PRO」は大会2日目。今日も夏空が続く小倉ヶ浜海岸。イベント会場の天候は快晴、弱い北西風のなか3フィートと前日よりサイズダウン。期待されている台風からのグランド・スウェルだが、まだ到着していない。
本日は予定が変更となり、男子ショートボードWQSのラウンドオブ64と32が開催され、Grom、LQSは開催されず、WQSのクオーターファイナルを戦うベスト16が決定した。また本日の最後には毎年恒例の「あくがれチームチャレンジ」が開催された。今年はルールが変更となり、2名1組で同じ波にテイクオフして、同じマニューバーを描く。意気の合った演技が要求される「シンクロナイズド・サーフィン」。そして、素晴しい演技を披露したヤングガンの松下諒大、村上舜ペアの「チーム ユタポン」が見事優勝した。見ている方もハラハラ、ドキドキ。やっている選手達の楽しそうな笑顔も印象的だった。これは流行るかも。
※あくがれチームチャレンジ/フォトギャラリーはこちら。
今回のイベントには、女子の大村奈央がエントリー。健闘したものの3位で敗退。惜しくもラウンドアップは果たせなかった。一方で、本日のハイエストスコアをマークしたのは加藤嵐。加藤はヒート後半、セットのライトブレイクをキャッチ。フォアハンドでセカンドマニューバーのブローテールスライドから、フローターでスープを抜け、更に当て込むセクションを見つけ出して、ハードなリエントリーでフィニッシュ。ハイスコアのお手本のような素晴しいライディングを披露して、本日のハイエストスコアとなる9.40 をマークした 。
また今回、安定感のある試合運びでラウンドアップする辻裕次郎もバックハンドのエアリバースなどを決め、9.25、8.00といエクセレントを連発。大原洋人も得意のフルレールのカーヴィングターンとハードなリエントリーやエアリバースとのコンビネーションで、8.75、8.50のエクセレントをスコアして、クオーターファイナルへ勝ち進んでいる。
明日はいよいよファイナルデイとなる予定だ。ファーストコールは、7:00am。
イベント公式ページは http://www.aspjapantourlive.com/2013/hyuga/index-jp.php
写真、キャプション:山本貞彦
加藤嵐。ボトムターンを意識しているのがわかる。だからスピードも出ているんだ。
大原洋人。リズムが良い。そして、技のバラエティーもある。また上手くなった。
辻裕次郎。パワーの無い波にはメリハリをつけて演技。当てるとこ当てる。サスガです。
大村奈央。今回は1コケとなるものの、スキルは確実に上がっている。次に向けゴー!
大澤伸幸。コンディションの変化にてこずるものの、持ち前のパワーで粉砕。
得意のカーヴィング・スラッシュで大きなスプレーを上げる仲村拓久未。
スピード、技のバリエーションに磨きがかかる村上舜。
明日のクオーターではジュニア世代の選手と対戦する田中樹。
田中海周。ムラがあるのがたまにきず。でも、ハマれば強い。
林健太。ボードコントロールが上手いね。波がジャンクになればその才能はさらに発揮される。
大村奈央