ASP6スター「バートン・トヨタ・プロ」でパーコ躍進。女王ギルモア敗退。田嶋がR48進出。
ミアウェザー、ニューキャッスル、NSW/オーストラリア(2013年2月21日木曜日)賞金総額$155, 000のASP6スター「バートン・トヨタ・プロ」大会3日目が終わり、4日目に突入。昨日は、女子のASP6スター「ハンター・ポー ト・ウイメンズ・クラシック」のラウンドオブ24、ラウンドオブ12が行われ、引き続き、男子のラウンドオブ96が行われ、トップシードが登場した。本日21日は新しいスウェルが入り、4−5フィートにサイズアップ。男子のラウンドオブ96の終了後に可能であれば、ラウンドオブ48が行われる予定。
トップシードが登場するラウンドオブ96では、注目はやはりジョエル・パーキンソンだった。彼はパワフルかつリラックスしたスタイルで、カレントASPワールド・チャンピオンとして彼のファースト・オフィシャル・ヒートをサーフィンすることに集中していた。8ポイント・ライドでヒートを開始したパーコは、バックアップも9ポイントをマーク。17.00のヒート・トータルでラウンドアップした。
「世界チャンピオンとして、みんなの標的が自分の背中にあると感じるね。でもヒートが始まってしまえば、いい気分。コンペモードに戻れて楽しいよ。」と、パーキンソンが言った。「昨年の終わり頃は、信じがたいプレッシャーがあった。今はプレッシャーはないけど、更なる危険な対戦相手と戦うことになるだろう。週末のファイナルは波が良くなりそうだから、そこまで勝ち進みたいよ。それをスタンドで観戦したくはないからね。」
その他にメンズの9つのヒートでは、昨年のイベントでも2位となり、今シーズンからASPワールド・チャンピオンシップ・ツアーにクオリファイしたブラジリアン神童のフィリップ・トリードは、最も革新的なエアリアル・サーフィンを見せラウンドアップ。ジョアン・ドゥルー(フランス)やポルトガルのティアゴ・ピレスも印象的なディスプレイーで勝ち上がった。一方で、2度のASPワールド・ジュニア・チャンピオンのジャック・フリーストーンは、まさかの3位敗退。厳しいコンディションにインターフェアも続出して番狂わせも発生。女子のラウンドでは、ステファニー・ギルモア(AUS)がラウンド2でフランスのアリゼ・アルノーとセージ・エリクソン(USA)に破れ敗退する大番狂わせが発生した。
大原洋人、大澤伸幸が3位敗退。田嶋鉄兵が2位でラウンドアップ。
ラウンドオブ96まで勝ち上がった3名のサムライ達。ヒート2の大原洋人は、ジョアン・ドゥルー(FRA)、トーマス・ヘルメス(BRA)、ベイリック・デ・ブリース(ZAF)と対戦。ドゥルーがスタートから8.00のエクセレントをマーク。さらにヘルメスもハイスコアをマークして、ヒート中盤にはコンビネーションに追い込まれる大原洋人。そんな中でも5.70、5.00をスコアし善戦するも惜しくも3位で敗退となった。
ヒート5の大澤伸幸は、カラニ・デビッド(HAW)、ダミアン・ホブグッド(USA)、ジェイ・クイン(NZL)と対戦。WCTサーファーのダミアンがしっかりと7.00をマーク。カラニ・デビッド(HAW)もエクセレントの8.83をスコアして、ヒートをリード。思うような波を掴めなかった大澤は、中盤に4.20、5.10をスコア。ヒート終盤には5.23をスコアして3位に浮上するも、そこでタイムアップとなり3位で敗退となった。
翌日21日木曜日に持ち越された田嶋鉄兵のヒート。波はサイズアップしするなか、キアヌ・アシン(HAW)とリンコーン・テイラー(AUS)との3人でヒートを戦った田嶋鉄兵。緩慢なセクションが多いなか、各選手ともスコアリング・ウェイブを探し苦戦する。田嶋は、スタートから4.83をスコアして一歩リード。さらに中盤に入りフォアハンドのカービングのコンビネーションでインサイドまで綺麗にまとめ、5.67をスアコし、田嶋はトップのポジションを固めた。ヒート終盤にはバックアップを5.50としてヒートスコアを11.17とする。リードを広げた田嶋だったが後半追い上げて来たキアヌ・アシン(HAW)に最後に逆転され2位となるも、見事ラウンドオブ48進出を決めた。田嶋鉄兵はR48のヒート5でマット・ウィルキンソン、ミッチ・コルボーン、ヴィンセント・デヴィニャックと対戦する。
サーフィン大国オーストラリアでの彼らの戦いは続く。頑張れ日本!
オフィシャルサイトではライブ中継が行われています。
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