イスラス・カナリアス・サンタ・プロは大会2日目。大澤伸幸、辻裕次郎は惜しくもR2敗退。
サン・ファン、ランサローテ/カナリア諸島(2012年10月24日水曜日)ASP 6-スター「イスラス・カナリアス・サンタ・プロ」のオープニング・デイは大会2日目。前日からサイズダウンしたものの、クリーンな3-4フィートのレフトハンダーでラウンド2のラウンドオブ96のヒート20までが終了した。
このイベントは、ASPヨーロッパの最終ステージで、今年のヨーロピアン・チャンピオンが決定すると同時に、2013年のASPワールド・チャンピオンシップ・ツアーへのクオリファイを決めるのに極めて重要な役割を果たすイベント。
そんな中で、カレントASPワールドNo.36のウイリアン・カルドゾ(BRA)は、9.77と8.60の2本の信じがたいスコアを叩き出し、他の選手をコンビネーションに追い込んでラウンド3へ勝ち上がった。また、ニュー・ジーランドのビリー・ステアメンド(NZL)も、16.97というエクセレントなヒート・トータルでラウンドアップ。元WCTコンペティターのゲイブ・クリング(USA)は、9.33というエクセレントスコアをマーク、来年のワールド・チャンピオンシップ・ツアーのクオリファイ・ゾーンの瀬戸際であるワールドランキング33位にいるグレンジャー・ラーセン(HAW)も圧倒的なサーフィンを見せてラウンド3へ勝ち上がった。一方で、WCTコンペティターのトラヴィス・ロギー(ZAF)が、ミディ・ヴィミナルディ(REU)に破れる大番狂わせも発生している。
大澤伸幸、辻裕次郎はラウンド2で敗退。
昨日のラウンド1を勝ち上がっていた大澤伸幸、辻裕次郎。辻裕次郎はヒート9でジーン・ダ・シルバ、ジャノ・ベロ、マキシム・フスナットと対戦した。スタートから際どい技にチャージする辻裕次郎。じっくり良い波を待っていたジーン・ダ・シルバがいきなり9.07をスコアしてトップへ。マキシム・フスナットもシャープなバックハンドで8.17をスコア。バックアップを4.67としてヒートスコア12.84でトップを奪い返す。辻も得意のカーヴィングターンを何度も繰り返し、4.00をスコアするも4位で後半戦へ。その後、最後まで諦めずにチャージを繰り返した辻だったが4位で敗退となった。
大澤伸幸は、フレデリック・パターチア、ビリー・ステアメンド、デビッド・ドゥ・カルモといった強豪との対戦。ラウンド1でもキレのあるバックハンドでエクセレントをスコアした大澤伸幸は、スタートからシャープなリエントリーを繰り出して、5.67をスコアして幸先の良いスタートを切る。ヒート中盤にビリー・ステアメンドがヴァーティカルなリエントリーで 8.90と7.60スコアしてトップをキープ。そして後半に入りセットが入り出しヒートが大きく動く。そして大澤は3位に押し出されたが、最後はパターチアにも逆転され4位を強いられる。今回調子の良さそうな大澤伸幸だがバックアップも4.73に塗り替えたものの、最終的にコンビネーションに追い込まれ、4位敗退となった。
ASP 6-スター・イスラス・カナリアス・サンタ・プロは、2012年10月23~28日の日程でカナリア諸島で予定されている。
オフィシャルサイトではライブ中継が行われる予定。カナリー諸島の時差は日本より-8時間。現地時間朝8時が日本時間の16時となる。
http://lanzarote.aspeurope.com/live/