JPSAガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロは最終日。
林健太がクラマスV4。大村奈央がクラマスV2を決める。
【現地時間2012年5月22日火曜日】インドネシアのバリ島で開催されている、JPSAジャパンプロサーフィンツアー2012ショートボード第2戦「ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ」は大会最終日。今日のクラマスポイントの天候は曇りベースの晴れ。波は前日よりサイズダウン。肩セット頭ぐらい。早朝はクリーンながら次第にオンショアで波はよれてトリッキーなコンディションへと変貌していった。
本日は男子クオーターファイナルからスタート。そしてセミファイナルのヒート1は,クオーターで14.25をマークして圧倒的なサーフィンで勝ち上がった田中英義と、13.65をスコアした仲村拓久未、大逆転でセミファイナルに滑り込んだダレン・ターナー、松岡 慧斗が顔を揃えた。ヒートはダレンがスタートから7.50と8.00を立て続けにスコアして、ヒートを完全にリード。そして松岡 慧斗がヒートスコア8.60で2位となり、ここまで絶好調だったディフェンディング・チャンピオンの田中英義は僅か3.10のバックアップが見つけられず敗退。エアリバースを何度も試みたがコンプリートすることのできなかった仲村拓久未も敗退するという波乱の展開となった。
セミファイナルのヒート2では、林健太、田中樹、大橋海人、田中譲の4名が登場。林健太はビッグエアを含むトリッキーなマニューバーで12.25をマーク。田中樹はノートリムの見事なビッグマニューバーで6.50、8.00のシングルスコアを集め、トータル14.50をマークしてトップ通過。大橋海人、田中譲はここで敗退となった。
女子は、セミファイナルヒート1から、今回も圧倒的な強さを見せるディフェンディングチャンピオンである大村奈央と,ベテランの谷口 絵里菜がファイナルへ。ヒート2ではプロデビュー戦となった開幕戦で優勝した野呂玲花と、今回のダークホース、宮坂桃子が、昨年のグランドチャンピオンである庵原 美穂、田原 啓江とのクロスヒートに競り勝ちファイナル進出を決めた。
女子のファイナルが始まる頃にはオンショが強まり,それまでの姿を変えてしまったクラマス。スロースタートとなった女子ファイナルは、大村奈央がリエントリーとカーヴィングのコンビネーションでファイナルのベストスコアとなる6.75をスコアしてリード。宮坂桃子もバックハンドで4ポイント台をスコアして応戦。ベテラン谷口も得意のオフザトップで4.10をスコア。野呂玲花も4.50をスコアするも,波とのリズムが合わず,セミファイナルまでのサーフィンが見られない。最終的に僅差の戦いとなったファイナルでヒートスコア10.60をマークした大村奈央がバリ2連覇を決めた。
男子ファイナルは、ダレン・ターナー、松岡 慧斗、林健太、田中樹という選手が顔を揃えた。オンショアが強まり、よれた波に苦戦する選手。そんなコンディションでもトリッキー・マニューバーが冴える、3年連続でクラマス優勝経験のある林健太は、エアリバースやレイバックスナップなどの多彩な技を披露し、7.9と7.0のシングルスコアをマーク。トータル14.9でヒートをリード。持ち前のパワーサーフィンを貫き通すダレンは9.0をするも、バックアップを見つけられず、最後もアリーウープまで成功させた林健太が、ファイナルのエア成功率100%でクラマスV4を決めた。波とのリズムが合わない田中樹は乗り切れず3位。松岡はハイリスクの技にチャージするもインコンプリートが続き4位という結果になった。
このあとは5月24日(木)~26日(土)(※プロトライアル同時開催)で会場をクタのハーフウェイに移し、JPSAジャパンプロサーフィンツアー2012ロングボード第2戦「ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ」が開催されます。
男子優勝:林健太、2位:ダレン・ターナー、3位:田中樹、4位:松岡 慧斗
女子優勝:大村奈央、2位:谷口 絵里菜、3位:宮坂桃子、4位:野呂玲花
【Surfing for all がんばろう日本!】
JPSAジャパンプロサーフィンツアー2012
ショートボード、ロングボード第2戦
ガルーダ・インドネシア トラベルシーンプロ
期 日/ショート5月18日(金)~22日(火)※プロトライアル同時開催
ロング 5月24日(木)~26日(土)※プロトライアル同時開催
会 場/バリ島 クラマス
特別協賛/株式会社 マックス・エー ガルーダ・インドネシア航空
主 催/JPSA
協 力/トラベルシーン バリサーフィンアソシエーション
大会の写真はこちらからご覧下さい。
http://twitpic.com/photos/SURFMEDIA_LIVE
また今大会の情報はJPSAのオフィシャルページに掲載されています。