ジョン・ジョン・フローレンスがWCT初優勝。
パーコがレイティングのトップに躍り出る。
バーハ・ダ・チジュカ、リオデジャネイロ/ブラジル(2012年5月16日水曜日)ASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー・イベント第3戦「ビラボン・リオ・プロ」が終了。3~4フィート(1メートル)のバーハ・ダ・チジュカのバレル・コンディションで行われたファイナルで、ジョエル・パーキンソン(AUS)を下したジョン・ジョン・フローレンス(HAW)が、ASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー・イベント初優勝を決めた。
ジョン・ジョンを誰も止められなかった。
現在ASP WCTルーキーイヤーのフローレンスは、好調だったオーストラリアのジュリアン・ウィルソン(AUS)とジョシュ・カー(AUS)を粉砕。今日のジョン・ジョンは誰も止める事はできなかった。「これが世界最高のフィーリングですね。」と、フローレンスが言った。「アルポラドルのラウンド1は最悪のヒートでした。その後数日レイ・デーが続いて、何もせずに待ち続けたんです。いまは信じられない気分です。ショック状態ですよ。自分の戦略に忠実にやっていただけで、対戦相手が誰かは考えていませんでした。いま最高にハッピーです。」
現在ASP WCTランクNo.6のフローレンスは、今日の勝利の勢いをフィジーとタヒチで行われる今後のASP WCTイベントに活かしたいと考えている。「今回の優勝は僕に凄く自信を与えてくれました。」と、フローレンスが言った。「僕は、パイプのようなバレル・ウェイブでのイベントにはかなり自信があります。当然,僕のホームであるパイプで多くの経験があるのでバレルには自信があるんです。でも、ここに来て優勝出来るなんて思っていなかった 。いくつかのヒートをメイク出来れば良いなと思っていたんです。」
パーキンソンが2位。レイティングをリード。
パーキンソンはバレルをドライブし、高いエアとパワフルなカーヴィングで完全なスキルを披露しファイナルまで勝ち上がったが,ファイナルでは全くリズムを見つけられず2位でフィニッシュとなった。「僕は少し残念だね。ファイナルの前半は最悪だったからね。しかし、全体としては最高だよ。」と、パーキンソンが言った。「ここの波のクオリティは現実離れしてたね。昨日、我々はフル・バレルとターンとエアのための最高のセクションを持った。それは最高のイベントになったね。」
パーキンソンは今日結果で,ASPワールド・タイトルにおける第1位のポジションに前進。しかし、パーキンソンはランキング上の彼のスポットにとても謙虚な姿勢を崩さなかった 。「グッド・フィーリングなんだと思うよ。」と、パーキンソンが言った。「レースは長い道のり。自分を追い越したくない。でも最高だよ。いくつかの本当に素晴らしいコンスタントな結果を手に入れた。このポジションには前にも居たことはある。だから僕は残りのシーズンを通して、自分のパフォーマンス・レベルを維持したいと思っているんだ。」
3位になったのはジョシュ・カー(AUS)とミック・ファニング(AUS)
ジョシュ・カー(AUS)(27)は、ビラボン・リオ・プロで驚くほどの多数のバレルとエアで素晴らしいパフォーマンスを見せたが3位タイでフィニッシュとなった。カーはファイナルデイでも強烈なサーフィンを披露。クオーターファイナルでは,2011年のビラボン・リオ・プロ・チャンピオンである地元応援団を従えたエイドリアーノ・デ・スザ(BRA)を破ったが、セミファイナルでフローレンスを下すことができなかった。そして、二度のASPワールド・チャンピオンであるミック・ファニング(AUS)は、クオーターファイナルでブラジリアンのアレホ・ムニーツ(BRA)を下すも,セミファイナルでは,親友のジョエル・パーキンソンとの激戦に敗れ3位タイとなった。
また今回、足の負傷を理由に欠場した、11タイムASPワールド・チャンピオンで、カレントリーダーだったケリー・スレーター(USA)は、現在ASPワールドNo.8となった。2012年のASPワールド・チャンピオンシップ・ツアーの次のイベントは、2012年6月3日から15日までウエイティング期間をホールドする「ボルコム・フィジー・プロ」だ。
ビラボン・リオ・プロ・ファイナル:
優勝:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)16.37
2位:ジョエル・パーキンソン(AUS)11.44
ビラボン・リオ・プロ・セミファイナル結果:
SF 1:ジョエル・パーキンソン(AUS)15.83 def.。ミック・ファニング(AUS)15.00
SF 2:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)17.94 def.。ジョシュ・カー(AUS)11.86
ビラボン・リオ・プロ・クオーターファイナル:
QF 1:ジョエル・パーキンソン(AUS)13.90 def.。ティアゴ・ピレス(PRT)12.60
QF 2:ミック・ファニング(AUS)16.57 def.。アレホ・ムニーツ(BRA)5.90
QF 3:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)14.94 def.。ジュリアン・ウィルソン(AUS)9.43
QF 4:ジョシュ・カー(AUS)15.84 def.。エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)14.27
現在のASP WCTトップ10(ビラボン・リオ・プロ終了後):
1. ジョエル・パーキンソン(AUS)19700pt
2. ミック・ファニング(AUS)18250pt
3. ジョシュ・カー(AUS)18200pt
4. エイドリアーノ・デ・スザ(BRA)17200pt
5. タジ・バロウ(AUS)15750pt
6. ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)15750pt
7. ジョディ・スミス(ZAF)15700pt
8. ケリー・スレーター(USA)13700pt
9. ジェレミー・フローレス(FRA)12250pt
10. オーウェン・ライト(AUS)12150pt
オフィシャル・サイト:www.billabongpro.com