今年のベスト・パイプで脇田貴之と村上舜がラウンド4進出。Volcom Pipe Proデイ2が終了
バンザイ・パイプライン、ノースショア、オアフ、ハワイ(2016年2月1日月曜日)コンディション不良でレイデーが続いていた、WSLメンズQS3,000「ボルコム・パイプ・プロ」は、エピックな8-10フィートのコンディションでヒートが再開。世界のトップ・サーファーはパーフェクトなパイプ・コンディションで素晴しいパフォーマンスを繰り広げた。
ラウンド3からはトップシードの選手が登場し、パフォーマンスは一気にレベルアップ。なかでもノースショアを代表する、ディフェンディング・イベント・チャンピオンのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、2つのパイプ・ウェイブでパーフェクトに近い18.84のハイエスト・ヒート・トータルを記録した。
「それは本当に楽しいヒートでした。一日中ヒートを見ていて興奮していました。」と、フローレンスが言った。「今朝からゆっくり良くなって来て、信じられないコンディションでしたね。今日は、ずっとこの軽いオフショアのままビッグでビューティフルなサニー・バレルが続いて下さいって祈っていたんです。」
ケリー・スレーター(USA)は、クリス・ワード(USA)、ギャビン・ベシェン(HAW)、ヤゴ・ドラ(BRA)と対戦。タフなヒートを2位でラウンドアップした。
「これは間違いなく今年のベスト・パイプだね。この数時間は信じられないコンディションだった。」と、スレーターが言った。「たくさんの波があって、アドレナリンをキープして、自分自身を落ち付かせるのが辛かった。自分の掴んだ最初の波は凄く良かった。でもちょっと奧過ぎて捕まってしまったよ。
そのあとインサイドでワードが凄く良いバレルをメイクするのを見て、3発食らった。そんな感じでスタートは良くなかったね。でもバックアップを見つける事ができたんだ。」
ハワイアン・チャージャのジーク・ラウは、イベント唯一のパーフェクト10を素晴しいバックドア・ウェイブでスコア。16.07のコンバイン・ヒート・トータルでラウンドアップを決めた。
またジャック・ロビンソン(AUS)も、そのパーフェクトなパイプ・コンディションで際立ったパフォーマンスを見せた。昨年の12月に行われたパイプ・インヴィテーショナルに優勝し、センセーションを引き起こしたジャック・ロビンソン(AUS)は、本日も9.00と7.8の高いヒート・トータルを記録した。
ブルース・アイアンズ(HAW)は、残り時間40秒で掴んだバックドアバレルで、9.40をスコア。アイアンズは大逆転でラウンド4へ勝ち上がった。
脇田貴之と村上舜がラウンド4進出。
本日の素晴しいコンディションで、日本屈指のパイプライナー達が素晴しいパフォーマンスを披露してくれた。朝の第1ヒートとなったラウンド2の辻裕次郎は、バックドアにチャージてラウンドアップ。
ラウンド3ではH7に脇田貴之が登場。ヒート終了5分前にパイプのバレルをメイク。7.40をスコアして大逆転でラウンドアップした。
H10に登場予定だった大原洋人が試合前の練習で怪我を負い欠場したため、補欠2の村上舜が出場。そのチャンスを掴んだ彼は見事なパフォーマンスで2位でラウンドアップ。
H11の辻裕次郎は最後まで2位をキープしていたが、最後にソリ・ベイリーに逆転されて惜しくも3位敗退となった。
また、今回キャンセル待ちのオートネ1番の稲葉玲王は、ラウンド2のヒート15にクレジットされ、フリーサーフィンで見せるような美しいパイプのバレルで6.10をスコアした。しかしバックアップを見つけられず、このチャンスを活かす事が出来なかった。
これ日本人選手は、脇田貴之と村上舜という日本を代表するパイプライナー2名が残った。
ラウンド4ヒート3で脇田貴之は、イズキール・ラウ、ジャック・ロビンソン、ケリー・スレーターという超豪華なスター選手と対戦。村上舜はヒート6でエアラ・スチュワート、トム・ウィッタカー、ニック・ボン・ラップと対戦する。
ネクストコールは現地時間の明朝7時30分 、日本時間の2時30分です。
オフィシャルサイトでは全てのヒートがオンデマンドでチェックする事が可能です。
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『Volcom Pipe Pro』公式サイトhttp://www.volcompipepro.com/
http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mqs/1371/volcom-pipe-pro/live