オーウェン・ライトがパーフェクト20!フィジー・プロは10~12フィートでベスト8決定

オーウェン・ライトがパーフェクト20!「フィジー・プロ」は10~12フィートでベスト8決定 


20点満点をマークしたライト。IMAGE CREDIT: WSL / Kirstin

 

 

 

タヴァルア、フィジー(2015年6月15日、月曜日)WSL-CT第5戦「フィジー・プロ」は、10~12フィートにサイズアップしたクラウドブレイクで、ラウンド3から再開。ラウンド3、4、5までが行われて、クオーターファイナルを戦うベスト8が決定した。


 

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フィジー・プロは昨日、 ワイルドカード・デーン・レイノルズ(USA)がラウンド3でジープ・レイティング第1位のエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)を下し、レイティングに大きな変化が起きた。

 

そして、番狂わせは本日も続き、今朝のラウンド3でNo.2のフリーペ・トリード(BRA)がカイ・オットン(AUS)に敗れ、早くも大会から姿を消した。

 

ジュリアン・ウィルソン(AUS)Photo credit: © WSL/ Roberstson

 

 

カレントWSL No.8のジュリアン・ウィルソン(AUS)は、ケリー・スレーター(USA)とタジ・バロウ(AUS)に対したラウンド4において、バックハンドで巨大なチューブをくぐり抜け、19.43のパーフェクトに近いヒート・トータルをマーク。ダイレクトにクオーターファイナル進出を決めた。

 

めちゃくちゃ波の良い、素晴らしいヒートでした」と、ウィルソンが言った。「みんな、そのインサイドに初めは苦労していて、ケリーとタジは、ターンの出来る波を掴んでいました。僕は、リーフに上手くヒットするより大きな波を探していたんです。リズムを掴めて、何本か波を掴めて、運が良かったです。ダイレクトにクオーターファイナル進出できてハッピーですよ。」

 

ウィゴリー・ダンタス(BRA)IMAGE CREDIT: WSL / Kirstin

 

 

2015WSLルーキーのウィゴリー・ダンタス(BRA)は、同じルーキーのイタロ・フェレイラ(BRA)と破壊的なワイルドカードのデーン・レイノルズ(USA)とのトリッキーなヒートをナビゲートし、クオーターファイナルでのスポットを確保した。

 

スウェルはサイズアップし、時に巨大でワイルドなセットが入るなか、ダンタスはカオスの中に得点の機会を提供する波を見つけた。

 

「非常にトリッキーになっています」と、ダンタスが言った。「スウェルがサイズアップしている感じで、全員がポジションを間違えているんじゃないかと思っていました。シャットダウンしない波を何本か見つけられて、クオーターファイナルをメイク出来て嬉しいです。」

 

ジョエル・パーキンソン(AUS)IMAGE CREDIT: WSL / Kirstin

 

 

2012年のWSLチャンピオンであるジョエル・パーキンソン(AUS)は、現在ランキング20位と彼らしくないシーズンスタートを過ごしている。しかし、サウス・パシフィックでの豊富な経験値が、パーキンソンのキャンペーンを再点火させた。

 

ラウンド4で、3-タイムWSLチャンピオンのミック・ファニング(AUS)とオーウェン・ライト(AUS)と対戦したパーキンソンは、バックハンドでソリッドなバレルをメイク。激しいカーヴィングでイベント初のパーフェクト10を含む18.43をスコアして、ダイレクトにクオーターファイナルへ勝ち上がった。

 

「素晴しい波での仲間とのヒート。フィジーに居れて最高だね。」と、パーキンソンが言った。「ナモツに滞在しているけど、彼らはファミリーのように扱ってくれる。ここに戻って来れることは本当に素晴らしい。ヒートのなかで、いくつかの素晴しい波にはまった。明日が楽しみだね。」

 

 

破れたケリー・スレーター(USA)IMAGE CREDIT: WSL / Kirstin

 

 

午後のラウンド5は、11-タイムWSLチャンピオンである4-タイム・フィジー・プロ勝利者のケリー・スレーター(USA)が、ブラジリアン・ルーキーのイタロ・フェレイラに破れるというハイ・ドラマでスタートした。

 

ゴールドコーストで行われた今年のオープニング・イベントでスレーターを下したフェレイラだったが、ここまでサイズアップしたクラウドブレイクでの戦いは、ここでの経験豊富なスレーターが完全に有利だった。

 

しかし、フェレイラはトリッキーなコンディションのなかで、チューブライディングとパワフルなカーヴィングを組み合わせ、スレーターをイベントから追い出した。「信じていることができません。」と、フェレイラが言った。

 

「かなりハードなコンディションでした。もう一つ勝ち上がれて本当にハッピーです。ケリーにフィジーで勝ったなんて本当に信じられません。彼はベストサーファーですから。」

 

 

パーフェクト20を記録したオーウェン・ライト 


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他のラウンド5の勝者は、デーン・レイノルズ(USA)を下したタジ・バロウ(AUS)、ミック・ファニング(AUS)を下したカイ・オットン(AUS)。そして、なんとパーフェクト20(パーフェクト10を2本)を記録したオーウェン・ライト(AUS)がアダム・メリング(AUS)を下してクオーターファイナル進出を決めた。

 

IMAGE CREDIT: WSL / Kirstin

 

 

バレルのなかで出来るだけ深く、そしてクリティカルなポジションに自分を置く、ライトのコミットメントは素晴らしかった。そして、彼はサーフィンの歴史のなかで、7人目のパーフェクト・ヒートトータルをスコアしたサーファーとなった。

 

自分の人生で20点満点を出すなんて、これまで一度も考えた事がなかった。しかし、今日は多くのチャンスが、そこにありました。それをやり遂げたことは、素晴らしいと感じます。あの波を得たことが、ただ素晴らしいと感じます。これ以上のフィーリングはないですね。」

 

イベント主催者は、明朝午前7時30分にコールする。

 

 

 

WSLパーフェクト・ヒート・トータル:

2015:オーウェン・ライト(AUS)-フィジー・プロ
2013:ジョエル・パーキンソン(AUS)-オークリー・プロ・バリ
2013:ケリー・スレーター(USA)-ボルコム・フィジー・プロ
2011:ジェレミー・フローレス(FRA)-ビラボン・プロ・タヒチ
2008:ジョエル・パーキンソン(AUS)-ビラボン・パイプ・マスターズ
2005:ケリー・スレーター(USA)-ビラボン・プロ・タヒチ
1996:シェーン・ベシェン(USA)-ビラボン・プロ・ゴールドコースト※ベスト3ウェイブ。

 

 

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オフィシャルサイト:http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1236/fiji-pro

 

残りのフィジー・プロ・ラウンド3結果:

ヒート7:ミック・ファニング(AUS)13.67 def.アレホ・ムニーツ(BRA)13.30
ヒート8:ジョエル・パーキンソン(AUS)def.セバスチャン・ジーツ(HAW)
ヒート9:オーウェン・ライト(AUS)def.エイドリアン・バカン(AUS)
ヒート10:カイ・オットン(AUS)14.97 def.ガブリエル・メディーナ(BRA)13.77
ヒート11:ジェレミー・フローレス(FRA)10.60 def.ビード・ダービッジ(AUS)4.50
ヒート12:アダム・メリング(AUS)11.66 def.フリーペ・トリード(BRA)10.97

 

フィジー・プロ・ラウンド4結果:

ヒート1:ジュリアン・ウィルソン(AUS)19.43、ケリー・スレーター(USA)14.34、タジ・バロウ(AUS)13.83
ヒート2:ウィゴリー・ダンタス(BRA)11.30、デーン・レイノルズ(USA)10.77、イタロ・フェレイラ(BRA)10.67
ヒート3:ジョエル・パーキンソン(AUS)18.93、オーウェン・ライト(AUS)17.26、ミック・ファニング(AUS)16.60
ヒート4:ジェレミー・フローレス(FRA)18.70、カイ・オットン(AUS)12.10、アダム・メリング(AUS)5.83

 

フィジー・プロ・ラウンド5結果:

ヒート1:イタロ・フェレイラ(BRA)10.97 def.ケリー・スレーター(USA)7.34
ヒート2:タジ・バロウ(AUS)15.24 def.デーン・レイノルズ(USA)13.66
ヒート3:オーウェン・ライト(AUS)20.00 def.アダム・メリング(AUS)17.70
ヒート4:カイ・オットン(AUS)14.33 def.ミック・ファニング(AUS)11.33

 

フィジー・プロ・クオーターファイナル・マッチアップ:

QF 1:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対イタロ・フェレイラ(BRA)
QF 2:ウィゴリー・ダンタス(BRA)対タジ・バロウ(AUS)
QF 3:ジョエル・パーキンソン(AUS)対オーウェン・ライト(AUS)
QF 4:ジェレミー・フローレス(FRA)対カイ・オットン(AUS)