稲葉玲王と小林桂がイスラエルで開催中のQS3000イベントでクオーターファイナル進出。

ラウンド4を勝ち上がった稲葉玲王 WSL / Laurent Masurel

現地時間2018年1月16日火曜日  地中海のイスラエルで開催中のワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイ・シリーズ(QS)QS3000イベント「Seat Pro Netanya pres by Reef」は大会4日目。

 

 

2−3フィートのコンディションでラウンド3のH5から再開。H6に西慶司郎、その後ラウンド4が続けて行われ、H1に稲葉玲王、H2に小林桂が登場した。

 

稲葉玲王 WSL / Laurent Masurel
稲葉玲王 WSL / Laurent Masurel

 

稲葉玲王はラウンド4のH1でマシュー・マギリヴレイ、トム・クローラック、アリツ・アランブルと対戦。稲葉はファーストウェイブで5.33をスコア。セカンドウェイブでは7.43をスコアし、ヒートスコアを12.76として素晴らしいスタートを見せる。

 

更にバックアップを5.90に伸ばしてリードを広げる稲葉。そしてヒート終盤には駄目押しとなる7.40 をスコア。圧倒的な強さでトップ通過し、クオーターファイナル進出を果たした。

 

最高のリズムをつかんで勝ち上がる稲葉玲王 WSL / Laurent Masurel
最高のリズムをつかんで勝ち上がる稲葉玲王 WSL / Laurent Masurel

 

「ヒートの他の選手よりビッグスコアをゲットする必要なのは分かっていました。だからヒートを通してちょっとナーバスになっていたんです。」と、レオは言った。「でも僕は2つの凄くファンな波を見つけることが出来たので、ちょっと安心できました。今朝のレフトとライトはどちらもターンするための良いセクションがあって最高でしたね。」

 

昨日イベント最高点をたたき出した小林桂 WSL / Laurent Masurel
昨日イベント最高点をたたき出した小林桂 WSL / Laurent Masurel

 

ジョーガン・クズネット、トーマス・フェルナンデス、ウェスリー・レイテと対戦した 小林桂も先制攻撃を仕掛け、10.50のヒートスコアを集め、ヒートをリード。しかしヒート前半に6ポイントを2本揃えたジョーガン・クズネットが逆転。小林も6.07をスコアして反撃し2位をキープ。クズネットもトップスコアを塗り替えリードを広げて、小林桂は2位でクオーターファイナル進出。

 

西慶司郎 WSL / Laurent Masurel
西慶司郎 WSL / Laurent Masurel

 

2本の6ポイントを集め、ヒートトータル13.37でラウンド3を1位で勝ち上がった西慶司郎。しかしラウンド4ではミゲル・プポ、チャーリー・マーティンといった強豪たちに先手を取られ、惜しくも3位で敗退となった。

 

Jorgann Couzinet (FRA) .Seat Pro Netanya 2018
今シーズンの活躍が期待されるジョーガン・クズネット(FRA)
Miguel Pupo (BRA) .Seat Pro Netanya 2018
革新的なマニューバーを魅せたプポ WSL / Laurent Masurel

 

その他にクオーターファイナルに勝ち上がったのは、元CTサーファーのミゲル・プポ(BRA)、ジョーガン・クズネット(FRA)、マシュー・マギリヴレイ、ネルソン・クローラック、チャーリー・マーティン、マキシム・フスナット。そして稲葉玲王と小林桂の8名。

 

クオーターファイナルでは、稲葉玲王が小林桂と同じヒートで戦うこととなった。

 

予報では、水曜日と木曜日はコンディションが悪化することが見込まれており、イベント・オフィシャルは両日をレイデーと決定、金曜日の午後12時にネクストコールとした。

 

世界を目指して戦い続ける、日本のサーフ・アスリートたちの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!

 

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2595/seat-pro-netanya-pres-by-reef