ASP 6スター「ロス・カボス・オープン」がスタート。田嶋、加藤、大原がラウンドアップ。 


Cooper Chapman (AUS). PIC: ASP/SHADLEY
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ジッパーズ、ロス・カボス/メキシコ(2013年6月18日火曜日)第1回となるASP 6スター「ロス・カボス・オープン・オブ・サーフ」が、メキシコのバハ・カリフォルニア半島、南端のリゾート地、ロス・カボスでスタート。ロス・カボス・オープンは、今年 ラテンアメリカの4ヶ所で開催されるASPノース・アメリカ・シリーズにおける第2戦。ASPノース・アメリカは今年、プエルトリコを皮切りに、ロス・カ ボス、コパカバーナ、エルサルバドルというラテンアメリカでのコンテストを開催する。

 

昨日はコンディション不良のためレイデイとなったコンテストも、ジッパーズのライトハンド・メキシカン・ポイントブレイクにおけるクリーンな2~3フィートのコンディションでスタート。ラウンド1のヒート20までが終了した。中でもマルコ・フェルナンデス(BRA)は、フォアハンドのサーフィンで強烈なフォームを見せ、ロス・カボス・オープン・キャンペーンをスタート。フェルナンデスは、パワフルでバラエティなカーヴィングとエアを披露。本日のハイエスト・ヒート・トータル15.90をマークした。

 

そして、ブレント・ドーリントン(AUS)が、ジッパーズの素晴らしいロング・ライトハンダーで、シームレスにコミットしたフォアハンドのコンビネーション・マニューバーを見せて、9.07という本日のハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアを記録。また、ヒート前半はリズムを掴めず苦戦したカイ・バーガー(HAW)も、2つのライトハンド・ランナーを見つけて、一連のパワフルなバックハンド・ターンで15.13のヒート・トータルをマーク。ラウンド1の勝利を手に入れた。

 

また今回のロス・カボス・オープンには、日本から4名のサムライ達が出陣。ラウンドオブ144のヒート5 に田嶋鉄兵、ヒート12に 辻裕次郎、ヒート15 に加藤嵐、ヒート20 に大原洋人が出場した。

 

 

田嶋鉄兵は、オーストラリアのデイヴィ・キャスルズ、ジェシー・アダム、アメリカのジェフリー・ルカシックと対戦した。スローなヒート展開の中、セカンドウェイブで3.83をスコアして、僅差ながらヒートをリードする田嶋。ヒート中盤になりヒートが動き、セットの波を掴んだ田嶋は、フローターからビッグなリエントリーを繰り出して、5.50をスコア。トップをキープする。後半に入り、追い上げを開始したキャスルズが、4.50、5.83をスコア。トップに躍り出る。ヒート終了間際再びグッドウェイブを掴んだ田嶋は、オフザトップのカービングのコンビネーションでヒートのベストスコアとなる6.67をスコア。トップを奪い返しトップでラウンドアップを果たした。

 

 

辻裕次郎は、オーストラリアのヒース・ジョスキ、ハワイのカイ・バーガー、メキシコのアラン・クリックと対戦。ヒートは辻裕次郎がオープニングライドから6.17をスコア。素晴しいスタートダッシュを見せる。セカンドウェイブでも4.00をスコアする辻裕次郎は、ヒートスコア10.17でヒートを大きくリードしていた。後半に入りヒース・ジョスキがカービングのコンビネーションで6.33をスコア。トップの辻を追撃する。後半にカイ・バーガーも追い上げを開始。バックハンドの素晴しいターンを連打し、続けてハイスコアをマーク。8ポイントのエクセレントで一気にトップへ。辻裕次郎は2位を強いられる。そして残り時間3分。3位のジョスキが4.10をスコアして大逆転。最後の最後で逆転を食ら辻は3位に押し出されて敗退となった。

 

 

トーマス・ウッズ(AUS)、アラン・ドナート(BRA)、イーサン・エギグレン(EUK)と対戦した加藤嵐。じっくりと波を待った加藤は、セカンドウェイブで5.67をスコア。さらにヒート後半に6.07をスコア。ラストウェイブでも6.60をスコアして、2位のポジションを固めて、トーマス・ウッズ(AUS)に次いでラウンドアップを果たした。

本日の最終ヒートの登場した大原洋人は、リカルド・クリスティ(NZL)、ディミトリ・ウーヴ(GLP、デビッド・ドゥ・カルモ(BRA)と対戦。ヒートスタートから5.17、6.23と快調にハイスコアを集めた大原洋人は、ヒートをコントロール。後半に7.00をスコアしたリカルド・クリスティ(NZL)に逆転されるも、2位のポジションをキープ。安定した試合運びでラウンドアプした。

 

 

ラウンドオブ96のラウンド2ではトップシードが登場。ヒート5で田嶋鉄兵は、ジェイ・トンプソン(AUS)、ヒズノメ・ベテーロ(BRA)、ゴニー・スビサレッタ(ESP )と対戦。ヒート16で加藤嵐は、ブライアン・トス(PRI)、ベイリック・デ・ブリース(ZAF)、マイケル・フェブラリー(ZAF)と対戦。大原洋人は、ジェシー・メンデス(BRA)、コリー・アランバイド(USA)、ギャビン・ジレット(HAW)と対戦する。彼らの活躍を期待してエールを送り続けよう。頑張れ!日本。

 

 

 

オフィシャルサイトではコンテストの模様がライブ中継される。 www.loscabosopenofsurf.com