カノア五十嵐がASPプロジュニア初出場でプロ初優勝。

カノア五十嵐がASPプロジュニア初出場でプロ初優勝。 


ニュー・スムーナ・ビーチ・インレット、フロリダ/USA(2012年3月11日日曜日)

アメリカ東海岸のフロリダはニュー・スマーナ・ビーチ・インレットで開催された、ASP 1-スター DNAエナジー・プロ・ジュニアが終了。難しい3~4フィートのストーム・サーフで行われたファイナルで、カノア五十嵐(ハンティントン・ビーチ、CA)がASPプロジュニア初出場でプロ初優勝を果たした。カノアは、難しい3~4フィートのストーム・コンディションで行われたファイナルで、ダニエル・グレン(ニュー・スマーナ・ビーチ、FL)エヴァン・トンプソン(ジャクソンビル、FL)ライアン・クロティウ(ニューポート・ビーチ、CA)を下した。

 

カノアはラウンド1からファイナルまで難しいコンディションにもかかわらず、トライアスロンのようにハードなラウンドを克服しASP初優勝を手に入れた。彼はイベントを通して素晴しいパフォーマンスを披露し、ファイナルでも圧倒的な強さを見せた。「アウトでは何も聞こえなくて、お互いに情報を交換していました。」と、カノアが言った。「今回はコンテストで自分が経験した中で最も強い風でしたね。そんな中で優勝出来て最高に嬉しいです。」

 

彼のホームである、ハンティントン・ビーチのトレーニング・グラウンドを思い出させるオンショア・コンディションで優勝したカノアは、ASP北アメリカのプロ・ジュニア・シリーズにおけるハイシード獲得に向けた貴重なランキングポイントを獲得した。「僕はハンティントンでいつもサーフィンするんですけど、風が強いことが多いですね。」とカノアが言った。「こんなに風は強くないですけど、似たようなビーチブレイクで練習しています。そして今回の大会のために用意したサーフボードが最高でした。これに勝てるなんて思っていませんでした。自信はあったんですが、ここに来るまで優勝出来るフィーリングではなかったんです。上手くやってポイントを稼ぎたいと思っていたんです。たくさんヒートをメイクするたびに優勝出来るかもって思い始めていました。ファースト・ラウンドのスタートから勢いに乗れました。」

 

世界的に注目されている14歳のカノア五十嵐だが、今回が以外にもASPデビュー。今年より本格的にASPメンズ・ジュニア・クオリファイ・ツアーに参戦予定かと思いきや、全てに出場する予定ではないようだ。しかし震災の3月11日、日本に明るいニュースを届けたカノア。今シーズンもカノアの活躍に期待したい。

 

DNAエナジー・プロ・ジュニア・ファイナル結果:
1位:カノア五十嵐(USA)13.94
2位:ダニエル・グレン(USA)12.84
3位:エヴァン・トンプソン(USA)10.46
4位:ライアン・クロティウ(USA)7.76