ココ・ホーがトップスコア。WSL-CT開幕戦ロキシー・プロ・ゴールドコーストR2再開。
クーランガッタ、クイーンズランド/オーストラリア(2015年3月3日火曜日)2日連続でレイ・デーを強いられていたサムスン・ギャラクシー・ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー開幕戦「クイックシルバー&ロキシー・プロ・ゴールドコースト」は、メンズはオフ。ウイメンズのラウンド2がロータイドの時間帯を利用して、6ヒートのみ行われた。
2015 Roxy Pro Gold Coast: Round 2 Highlights
今日の中で最も際立ったパフォーマンスを見せたのは、ハワイアン・サーファーのココ・ホー(HAW)とタティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)。そして、ふたりはスナッパー・ロックスに提供された波を最大限に利用して、ラウンド2のヒートを支配した。
ラウンド2のココ・ホー(HAW)とローラ・エネバー(AUS)のヒートはどちらも好調だった。ココ・ホーはポケットで激しく板をかえし、スナッパー・ウォールをライトアップ。エクセレントな9.23をスコアして、ラウンドアップを決めた。決して調子が悪かったわけではないエネバーだったが、ホーの16.16という本日のトップスコアには歯が立たなかった。
「あのヒートは怖かったです」と、ホーが言った。「自分のサーフィンが出来る波を掴むことが出来て嬉しかったです。自分としては、みんなのやるのを見て考えて出来たから、最終的にはナイスサーフィンでしたね。」
ヒート5は、タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)とビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)による激しいバックハンド・バトルとなった。ウエストン-ウェッブはヒートを終始リード。ビアンカに対戦成績3戦3勝という圧倒的な勝率でラウンド3のポジションを勝ち取った。
「いくつかの波がバンクの上で出来て。どれが良いかなんて、知る由もないです」と、ウエストン-ウェッブが言った。「ただ良いと思った波にどんどん乗りました。そんな事を目標にしていたんです。結構走れる壁になる波をいくつか掴むことが出来て本当にラッキーでしたね。」
本日のもう一人のトップ・パフォーマーは、ラウンド2のヒート2で2014年の新人王、ジョアン・デフェイ(FRA)を下したニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)だった。
ヴァン・ダイクのスムーズなトランジションとデフェイのパワーがぶつかり合い、30分のヒートはクロスヒートとなった。デフェイが9.00をスコアすれば、ヴァン・ダイクが8.10で応戦。両者ともエクセレント・レンジの激しい戦いとなったが、最終的には、7.37のバックアップ・スコアを揃えたヴァン・ダイクが勝利を掴んだ。
「ジョアンとの全てのヒートは、必ず素晴らしい戦いになります。」と、ヴァン・ダイクが言った。「それは本当にクレイジーヒートで、最後に凄くナーバスになってました。勝ち上がれて本当に嬉しいです。次のラウンドが楽しみですね。」
試合の前はいつもナーバスになるんですが、それは良いことだと思うんです。
まさかのラウンド2を強いられたステファニー・ギルモア(AUS)の対戦相手は、トライアルを勝ち上がって来たブロンテ・マコーレー(AUS)。マコーレーはギルモアを追い込んで最後までリードを保持した。しかし、ギルモアは慌てた様子も見せずに、終了間際に波を見つけ出し、大逆転でラウンド3へ勝ち上がった。
「私は、試合の前はいつもナーバスになるんですが、それは良いことだと思うんです。」と、ギルモアが言った。「対戦者を決して甘く見てはいけないからです。特にブロンテのようにヒートで素晴らしい駆け引きが出来て、優秀な選手と戦う時は特にですね。自分は必要なスコアを手に入れることが出来ると信じ、辛抱強く波を待ちました。確かに残り僅かでしたが、スナッパーを信じていましたから。」
その他に、コートニー・コンローグ(USA)、タイラー・ライト(AUS)もパワーサーフィンでラウンドアップを決めている。
イベント主催者は、午前7時30分(現地時間)にコンディションを判断し、午前8時のスタートを目指してファーストコールする。
ライブ中継はこちら。
http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1207/quiksilver-pro-gold-coast/live
ロキシー・プロ・ゴールド・コースト:ラウンド2結果
ヒート1:コートニー・コンローグ(USA)14.07 def.セージ・エリクソン(USA)12.27
ヒート2:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)15.47 def.ジョアン・デフェイ(FRA)14.77
ヒート3:ステファニー・ギルモア(AUS)12.00 def.ブロンテ・マコーレー(AUS)11.40
ヒート4:タイラー・ライト(AUS)14.70 def.アレッサ・クイゾン(HAW)11.24
ヒート5:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)15.93 def.ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)11.07
ヒート6:ココ・ホー(HAW)16.16 def.ローラ・エネバー(AUS)13.27
ロキシー・プロ・ゴールド・コースト:ラウンド3マッチアップ
ヒート1:サリー・フィッツギボンズ(AUS)、マリア・マニュエル(HAW)、タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)
ヒート2:ステファニー・ギルモア(AUS)、ディミティ・ストイル(AUS)、シルヴァナ・リマ(BRA)
ヒート3:タイラー・ライト(AUS)、コートニー・コンローグ(AUS)、ココ・ホー(HAW)
ヒート4:カリッサ・ムーア(HAW)、レイキー・ピーターソン(USA)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)
クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト:ラウンド2マッチアップ
ヒート1:ミック・ファニング(AUS)対デーン・レイノルズ(USA)
ヒート2:ケリー・スレーター(USA)対ジャック・フリーストーン(AUS)
ヒート3:ミシェル・ボレーズ(PYF)対グレン・ホール(IRL)
ヒート4:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)対C.Jホブグッド(USA)
ヒート5:タジ・バロウ(AUS)対リカルド・クリスティ(NZL)
ヒート6:ジョシュ・カー(AUS)対ブレット・シンプソン(USA)
ヒート7:コロヘ・アンディーノ(USA)対ジェレミー・フローレス(FRA)
ヒート8:オーウェン・ライト(AUS)対キアヌ・アシン(HAW)
ヒート9:エイドリアン・バカン(AUS)対イタロ・フェレイラ(BRA)
ヒート10:フリーペ・トリード(BRA)対アダム・メリング(AUS)
ヒート11:カイ・オットン(AUS)対ウィゴリー・ダンタス(BRA)
ヒート12:ミゲール・プポ(BRA)対ジャドソン・アンドレ(BRA)