田中海周、河村海沙がラウンド4進出。ASP4スターHICプロ・サンセットビーチ

田中海周、河村海沙がラウンド4進出。ASP4スターHICプロ・サンセットビーチDAY02 


Fred Patacchia (HAW), Photo Courtesy HIC.

 

 

ホノルル ― (2014年11月4日)4日間のレイデイの後、、VANSトリプルクラウンのオフィシャル予選である、ASP4スターQS「Vans Presents HICプロ」は、クリーンな4~6フィートのコンディションで再開。NWスウェルの素晴らしいコンディションで残りのラウンド2、ラウンド3のヒート14までが終了した。

 

このHICプロは、賞金総額85,000ドルの4スターイベントで、今年も11月12日 から12月20日まで開催される「VANSトリプルクラウン・オブ・サーフィン」のローカル予選である。過半数を占めるハワイアンをはじめ、オーストラリア、USAメインランド、日本、タヒチ、フランス、サウス・アメリカといった世界中のサー ファー達が、このサンセットの頂点を目指して戦う。

 

本日のラウンド3からはトップシードが登場。サムスン・ギャラクシーASPワールド・ツアーのヨーロピアン・レッグから帰った世界ランキング19位のフレッド・パターチアもその中の一人で、このイベントが、エクイップメントを微調整することと、VANSトリプルクラウンの準備をするために素晴しいチャンスであると言った。

 

サンセットのフレッド・パターチア(HAW)は、ラウンド3クラッシュで、彼の古くからの友人で元ツアープロだったジョエル・センティオ(ハレイワ)らと対戦。4~6フィート・レンジの素晴らしい波は、多くの得点のチャンスを両者に提供し、二人は仲良く勝ち上がった。

 

「HICは、重要なイベントです」と、パターチアが言った。「サンセットでビッグなボードを使う練習になるんです。今日はミディアム・サイズのボードに乗っているんですが、ハレイワのための良いウォーミングアップになっています。今週末は波がデカくなると予想していて、そうなるの7フィートの板を出して来る。だから今日は素晴らしいウォームアップになりました。」

 

そんなパターチアと対照的に、トーナメントプロではないカウアイ島のエヴァン・バリエール(31)は今日、ハイエスト・シングル・ウェイブ・スコア9.1を記録。彼はこのHIC PROとローカルASPハワイ・ランキングで、バンズ・トリプル・クラウンの出場資格を獲得しようとしている

 

また、他の素晴らしいパフォーマーはサンセット・ビーチのパンチョ・サリヴァンで、彼は14.53のハイエスト2-ウェイブ・ヒート・スコアを記録した。その他にコア・スミス(カウアイ)、マウイのビリー・ケンパーとイアン・ウォルシュ、オーストラリアのコーディ・ロビンソン、ケオニ・ヤン(タヒチ)も素晴しいパフォーマンスでラウンドアップ。

 

一方で、カマレイ・アレキサンダー(カウアイ)、元HICプロ・チャンピオンのマイルス・パダカ、ビッグウェイブ・チャージャ・コア・ロスマン(サンセット・ビーチ)は早くもイベントから姿を消した。

 

田中海周、河村海沙がラウンド4進出。 


 

 

 

ラウンド2を勝ち上がった田中海周は、ヒートスタートからマイペースに波を掴み、セカンドウェイブでは、クリティカルセクションでのビッグリエントリーをメイク。4.83にバックアップ3.50。ヒートスコア8.33で前半をトップで折り返す。後半に入り再びグッドウェイブをセレクトした田中海周は4.40をスコア。ヒートスコア。9.23とリードを広げ、1位でラウンドアップした。

 

 

河村海沙は強者ハワイアン3名と対決。ファーストウェイブからビッグセットをキャッチ。オフザトップでエアドロップをメイク。素晴しいバックハンド・マニューバーを見せて5.10をスコア。更にセカンドライドでは、バックハンドでビッグスナップを披露。5.20をスコアして、ヒートスコア10.30で2位につける。そして3位のエドリック・バルドウィンの追い上げを振り切り、河村海沙は2位でラウンドアップを決めた。

 

河村海沙

 

 

ラウンド3の加藤嵐は、サンセットのウォールをカーヴィング・カットバックで刻み2.50、更にサイズのあるセットを掴み4.17をスコア。しかし、対戦相手のサ ニー、マッキントッシュ、コア・スミスらは太いトラックを刻み、高得点をマーク。ヒート終了間際に4.83をスコアした加藤だったが、ここで惜しくも敗 退。ラウンド2の佐藤魁も惜しくも敗退となった。

 

明日試合が再開されれば、メンズのラウンド4ヒート5で田中海周と河村海沙は同じヒートで、コーディ・ロビンソン(AUS)、ミッチェル・ジェームズ(AUS)と対戦する。週末のフォーキャストもビッグなコンディションが出ており、ファイナルではどんなドラマが待ち構えているのか。。

 

加藤嵐

 

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HICプロのコンテストの模様は、www.vans.com/hicproのウェブキャスト予定。コンテスト主催者は、明日ファイナルデイを続けるかどうかを判断しコールする。ネクストコールは現地時間の 2014年11月5日7時 、日本時間の 2014年11月6日2時。

LIVE WEBCAST:http://sites.vans.com/eventsites/hicpro/

 

TODAY’S RESULTS
(Surfers are from Hawaii unless noted otherwise)
ROUND 2:
(Picking up from Day 1. 1st & 2nd advance. 3rd =65th. 4th = 81st)
H12: Saxon Lumsden (AUS); Edrick Baldwin; Harrison Mann (AUS); Kekoa Bacalso
H13: Vehiatua Prunier (PYF); Andrew Jacobson (USA); Shayden Cruz-Pacarro
H14: Dylan Kowalski (USA); Pancho Sullivan; Jacob Szekely (USA); EJ Mitsui
H15: Jordin Watson (AUS); Noa Mizuno; Nolan Rapoza (USA); Luke Shepardson
H16: Alejandro Moreda (PRI); Matt Passaquindici (USA); Eala Stewart; Ulualoha Napeahi

ROUND 3:
(1st & 2nd advance. 3rd = 33rd. 4th = 49th)
H1: Billy Kemper; Joey Sadoy; Myles Padaca; Mitchell Parkinson (AUS)
H2: Ian Walsh; Kalani David; Nils Schweizer; Jerome Forrest
H3: Landon McNamara; Hank Gaskell; Tom Dosland; Jake Halstead (USA)
H4: Johnny Noris (USA); Imaikalani Devault; Ian Gentil; Koa Rothman
H5: Evan Valiere; Jake Davis (USA); Kilian Garland (USA); Mikey Bruneau
H6: Keoni Yan (PYF); Eli Olson; Riley Laing (AUS); Kai Barger
H7: Koa Smith; Sunny Garcia; Reef McIntosh; Arashi Kato (JPN)
H8: Joel Centeio; Fred Patacchia; Jeames Joung (AUS); Chris Foster
H9: Cody Robinson (AUS); Wade Carmichael (AUS); Tereva David (PYF); Alex Utal
H10: Kaishu Tanaka (JPN); Ty Watson (AUS);  Quinn Bruce (AUS); Makai McNamara
H11: Dylan Goodale; Kaisa Kawamura (JPN); Edrick Baldwin; Kamalei Alexander
H12: Kaimana Jaquias; Mitchell Jeames (AUS); Kekoa Cazimero; Saxon Lumsden (AUS)
H13: Pancho Sullivan; Tanner Hendrickson; Jamie O’Brien; Vehiatua Prunier (PYF)
H14: Alex Smith; Andrew Jacobson (USA); Dylan Kowalski (USA); Taylor Clark (USA)