ASP-WJC「HDワールド・ジュニア・チャンピオンシップ 」でガブリエル・メディーナが優勝。
ジョアキナ・ビーチ、フロリアノポリス/BRA(2013年11月2日土曜日)ワールドベスト・アンダー21によるASP-WJC「HDワールド・ジュニア・チャンピオンシップ 」が終了。ガブリエル・メディーナ(BRA)は、ファイナルでラムジィ・ボウカム(MAR)を下し、2013年のメンズASPワールド・ジュニア・タイトルを獲得した。
今回のASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップは、名声あるタイトルが与えられるだけでなく、ASPクオリファイ・シリーズ・イベントで重要なシード権が与えられる。メンズでは3位までのトップ4は2014年の全てのASPプライム・イベントとASP 6-スター・イベントでラウンドオブ96からの出場を保証。間違いなく彼等のWCTへのクオリファイ・キャンペーンを加速させる。また5位までの8名の選手は、すべてのASP 6-スター・イベントでラウンド1からの出場を保証される。
メディーナはファイナル・デイを支配し続け、各ラウンドのハイエスト・スコアを記録し、最終的にファイナルでピークに達した。ブラジリアン・グーフィー・フッターは、巨大なバックサイド・エアで、イベントのハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアとなる9.97をマーク。ファイナルを最初から最後まで支配。メディーナはもう一つのエクセレント・ライドを加え、18.26という驚くべきヒートトータルで、ASPワールド・ジュニア・タイトルを手に入れた。
「本当に良い気分ですね。」と、メディーナが言った。「このイベントに勝てて最高にハッピーです。僕はジュニアのワールド・タイトルを獲得したことはありませんでした。ラムジィ(ボウカム)との素晴らしいファイナルでした。彼は僕の大親友で、このイベントを通して良いサーフィンをしていました。ファイナルでは、自分の出来るエアやターンをするように考えていました。それで2つのグッド・スコアを手に入れたんです。このあとはハワイの準備をするつもりです。良い結果で今年を終わらせたいですからね。」
昨年のASPでワールド・ジュニア・チャンピオンシップで第3位となったラムジィ・ボウカム(MAR)は、一つ階段を上がり、素晴らしいパワーサーフィンでファイナルへ勝ち上がった。モロッコのボウカムは激しいバトルを繰り広げたが、メディーナを止めることは出来ず、2位でフィニッシュとなった。
「ガブリエル(メディーナ)がビッグエアをしない事を願っていました。9ポイント以上を2本揃えないと彼には勝てないと思っていましたから。彼にお祝いを言いたいです。彼は本当に信じられないサーフィンをしていましたね。サポートしてくれる皆さん、モロッコの仲間に感謝の気持ちで一杯です。そして空から自分を見ててくれている父と、母や弟に感謝したいです。」
19歳のマット・バンティング(AUS)はHDワールド・ジュニア・チャンピオンシップのイベントを通し際立った選手で、セミファイナルまで一貫してハイ・スコアをマークしていた。しかし、ラムジィ・ボウカムにセミファイナルで破れ、3位タイでフィニッシュとなった。
大原洋人がWJCで日本人初のセミファイナル進出
ジョアキナ・ビーチで歴史に残る活躍を見せた16歳の大原洋人(JPN)は、ASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップにおける、日本人による過去最高の結果をもたらした。フォアハンドとバックハンドで超高速なパフォーマンスを見せた大原だったが、セミファイナルでガブリエル・メディーナによるパーフェクト・パフォーマンスに終止符を打つことが出来なかった。
「最高ですね。」と、大原が言った。「ガブリエル(メディーナ)とサーフ出来て良かったです。ハッピーですよ。自分にとって、ビッグリザルトで、最高のイベントでした。」3位になった大原洋人には、2014年のASPプライム・イベントへのシードが提供される。彼は、フル・インターナショナル・キャンペーンを開始することを切望している。
「この結果をゲットしたことは、プライムに出れるので僕にとって本当に重要なんです。」と、大原が言った。「僕は130位あたりのランキングなので、出場出来るギリギリのラインなんです。これで僕はプライムと6スターに出れます。最高ですね。世界中でできるだけ多くのイベントの出場出来る計画を立てたいと思います。」
関連記事:大原洋人がASP-WJCで日本人初のセミファイナル進出。3位入賞でプライムへの出場権を獲得。
エラ・ウィリアムスが、2013年のウイメンズASPワールド・ジュニア・タイトルを獲得
またウイメンズでは、ニュージーランドのエラ・ウィリアムスが、ファイナルで、ハワイのカウアイ島出身である17歳のタティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)を下して、2013年のウイメンズASPワールド・ジュニア・タイトルを獲得した。ウイメンズのセミファイナルまで勝ち上がったトップ4の選手は、全てのASP 6-スター・イベントでラウンドオブ60から出場出来るシード権が与えられた。
土壇場の交替選手でイベントに参加したエラ・ウィリアムス。ジョアン・デフェイ(FRA)を下してファイナル進出を決め、ファイナルではウエストン-ウェッブを下してワールドタイトルを獲得した。「夢のようですね。ここに来るために沢山トレーニングを積んで、それが報われました。この試合に参加出来ることが自分にとって幸運で、全てがボーナスに感じていました。だから本当に信じられません。」
ブラジルで生まれ、子供の時ハワイへ引っ越したウエストン-ウェッブは、圧倒的なサーフィンを見せ、ラウンドを通して一貫してトップ・スコアを記録した。セミファイナルでは、オープニングライドで9.17をスコアするなど、優勝候補であったものの、ファイナルではリズムを掴めず2位でフィニッシュとなった。「エラ(ウィリアムス)が優勝して本当にハッピーです。」と、ウエストン-ウェッブが言った。「私は友達が優勝するのを見るのが大好きなんです。今回のイベントには家族が応援に来てくれて最高でしたね。でもみんなの期待を裏切ってしまい悲しいです。良い結果です。来年が楽しみです。WCTにクオリファイしたいんです」
優勝:ガブリエル・メディーナ(BRA)18.26
2位:ラムジィ・ボウカム(MAR)11.60
メンズHDワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・セミファイナル結果:
SF 1:ラムジィ・ボウカム(MAR)16.03 def.マット・バンティング(AUS)12.33
SF 2:ガブリエル・メディーナ(BRA)17.94 def.大原洋人(JPN)10.54
メンズHDワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・クオーターファイナル結果:
QF 1:マット・バンティング(AUS)15.37 def.マイケル・ロドリゲス(BRA)13.33
QF 2:ラムジィ・ボウカム(MAR)14.00 def.オニー・アンワー(IDN)11.04
QF 3:ガブリエル・メディーナ(BRA)16.64 def.スレード・プレストウィッチ(ZAF)14.97
QF 4:大原洋人(JPN)10.17 def.ベヒアトゥア・プリュニエ(PYF)9.24
ウイメンズHDワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・ファイナル結果:
優勝:エラ・ウィリアムス(NZL)11.97
第2位:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)9.23
ウイメンズHDワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・セミファイナル結果:
SF 1:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)15.34 def.チェルシー・トゥアク(BRB)8.33
SF 2:エラ・ウィリアムス(NZL)10.34 def.ジョアン・デフェイ(FRA)10.06
ウイメンズHDワールド・ジュニア・チャンピオンシップ・クオーターファイナル結果:
QF 1:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)14.66 def.フランキー・ハラー(USA)10.44
QF 2:チェルシー・トゥアク(BRB)12.30 def.ビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)12.17
QF 3:エラ・ウィリアムス(NZL)9.67 def.マヒナ・マエダ(HAW)8.83
QF 4:ジョアン・デフェイ(FRA)15.87 def.ステファニー・シングル(AUS)6.30
ASP-WJC「HDワールド・ジュニア・チャンピオンシップ presented by Devassa.」オフィシャルサイト