ASP「パンティン・クラシック・ガリシア・プロ」は6スターウイメンズのベスト12が決定。

ASP「パンティン・クラシック・ガリシア・プロ」は6スターウイメンズのベスト12が決定。 


Justine Dupont (FRA) brought above-the-lip manoeuvers to the table today in Pantin. Credit: ©ASP/Lodin

 

プラヤ・デ・パンティン、ガリシア□スペイン(2013年8月30日金曜日)ASP「パンティン・クラシック・ガリシア・プロ」の大会4日目は、ウイメンズの今シーズンのファイナル・スター・イベントが、クリーンな3-4フィートのレフト&ライトで行われ、ベスト12が決定した。

 

今回は最後の6スターイベントであり、世界中からサーファーが集結。17歳のタティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)もハワイから参加し、ディフェンディング・イベント・チャンピオンでトップ・パフォーマーであるセージ・エリクソン(USA)を下す番狂わせを起こした。タティアナは、他の選手とは別のリスキーな異なったピークを選択。パーフェクトに近い9.50をスコアした。

 

また、ワールドランキング9位のローラ・エネバー(AUS)は、体調不良にも関わらず、2ラウンドを勝ち上がり、マリア・マニュエル(HAW)も、2つのイベントのハイエスト・ヒート・トータルのマークしてラウンドアップ。今年ASPトップ17で唯一のヨーロピアン・サーファーであるポーリーン・アドゥ(FRA)もラウンドオブ12へ勝ち上がった4人のフレンチ・サーファーのひとりとなった。

 

 

 

大村奈央と野呂玲花はR48で敗退 


 

大村奈央は、ページ・ハレブ(NZL)、ナオミ・ステヴィッチ(AUS)、デミ・ボーストーリー(USA)と対戦。ヒートはページがライトブレイクをバックハンドで6.00、5.17のハイスコアを2本揃えて前半をリード。思うような波が掴めなかった大村奈央は、ヒート中盤にロングレフトを掴んで3.37をスコアする。残り時間10分を切り、再びレフトの波を掴んだ大村は、クリティカルなセクションにバックハンドの際どい3ターンを決めて5.23をマーク。 ヒート終盤にリズムを掴んだ大村だったが惜しくも4位敗退となった。

 

野呂玲花は、ジャスティーン・デュポン(FRA)ジョアン・デフェイ(FRA)アリーシャ・ゴンザルベス(USA)と対戦。野呂玲花はオープニングライドでレフトの波を掴むと、フォアハンドのリエントリーを決めて6.00をスコア。素晴しいスタートダッシュを見せる。バックアップを探す野呂。ヒート中盤に入り、ジョアンがバックハンドで6.27、 ジャスティーン・デュポンもバックハンドで7.50をスコアする。それに対し野呂玲花もレフトの波で、カーヴィングターンとリエントリーのコンビネーションで5.33をスコア。ヒートスコア11.33でジャスティーンに次いで2位に浮上する。

 

残り時間10分を切り、ジョアン・デフェイがフォアハンドの3マニューバーを決めて5.23をスコア。野呂を逆転。追い込まれる野呂。残り時間2分で再びジョアンが7.53をスコア。トップへ躍り出る。しかし終了間際に再びデュポンが大逆転でゲームオーバー。大健闘した野呂玲花だったが、惜しくも3位敗退25位でフィニッシュとなった。

 

今年から本格的に世界を回り始めた野呂玲花。USオープン・ジュニアプロでは惨敗、オーシャンサイドの6スターで25位、フランスの6スターでは49位、ジュニアでは17位、そして今回のスペインで25位。トップシードのラウンドが大きな壁となった。世界のレベルの高さを肌で感じ、そして自分のサーフィンの良いところと悪いところがはっきりと見えたはずだ。この夏行ったサーフメディアのインタビューでは4年後のWCTを目標にすると語った野呂玲花。日本初のWCTサーファーを目指して来年もチャージして欲しいと思う。

 

明日は、午前9時30分にファーストコール。メンズ3スターのパンティン・クラシック・ガリシア・プロのファイナル・デイとなる予定。

メンズ・ラウンドオブ32で、新井洋人はヒート1で、ビリー・ステアメンド(NZL)、ディラン・ライトフット(ZAF)、ネイザン・ヘッジ(AUS)と対戦。ヒート3で大原洋人が、マテイア・ヒクイリー(PYF)、イアン・ゴウベイア(BRA)、イメイノア・ヤレジ(EUK)と対戦する。世界を目指しチャージを続ける彼らの活躍を期待しエールを送り続けたい! 頑張れ!日本!

 

 

現地時間の 2013年8月31日9時30分は、
日本時間の 2013年8月31日16時30分です。

 

オフィシャルサイトではライブ中継も行われています:http://aspeurope.com/pantin2013/

 

 

パンティン・クラシック・ガリシア・プロ・ウイメンズ、ラウンドオブ12の組合せ:
ヒート1:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)、ローラ・エネバー(AUS)、ディミティ・ストイル(AUS)
ヒート2:アリゼ・アルノー(FRA)、ジョージア・フィッシュ(AUS)、ジョアン・デフェイ(FRA)
ヒート3:マリア・マニュエル(HAW)、ポーリーン・アドゥ(FRA)、フェリシティ・パーメター(AUS)
ヒート4:ジャスティーン・デュポン(FRA)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)、アレッサ・クイゾン(HAW)

 

パンティン・クラシック・ガリシアプロ・メンズ・ラウンドオブ32の組み合わせ:
ヒート1:ビリー・ステアメンド(NZL)、新井洋人(JPN)、ディラン・ライトフット(ZAF)、ネイザン・ヘッジ(AUS)
ヒート2:トッド・ローズウォール(AUS)、レアンドロ・ウスナ(ARG)、ディミトリ・ウーヴ(GLP)、ラファエル・ペレイラ(VEN)
ヒート3:大原洋人(JPN)、マテイア・ヒクイリー(PYF)、イアン・ゴウベイア(BRA)、イメイノア・ヤレジ(EUK)
ヒート4:ヴィセンテ・ロメロ(ESP)、バスコ・リベイロ(PRT)、スティーブン・ピアソン(PYF)、デビッド・ドゥ・カルモ(BRA)
ヒート5:ジョアン・ドゥルー(FRA)、コナー・オリアリー(AUS)、カルロス・ムニョス(CRI)、カウ・ウッド(BRA)
ヒート6:エネコ・アセロ(EUK)、シドニー・ギマライス(BRA)、ジョーディン・ワトソン(AUS)、ビノ・ロペス(BRA)
ヒート7:ホセ・フェレイラ(PRT)、ディエゴ・ミニョ(FRA)、フランシスコ・ベロリン(VEN)、イーサン・エギグレン(EUK)
ヒート8:マーロン・リプキ(PRT)、チャーリー・キュヴョーン(FRA)、ハレー・バティスタ(BRA)、ヴィンセント・デヴィニャック(FRA)