世界のトップサーファーが、世界のトップシェーパーのサーフボードを乗り比べるという人気企画『STAB IN THE DARK スタブ・イン・ザ・ダーク』の10周年を記念した最新エピソードがようやく公開になった。
「Stab」が主催する人気企画『Stab in the Dark(SITD)』が10周年を迎え、その記念すべきテストパイロットとして、起用されたのは、11度のワールドチャンピオン、ケリー・スレーター。
これまでSITD は 10 年以上にわたり、8 人の世界クラスのサーファーが 37 人のシェイパーによる 117 枚のサーフボードをブラインドテストしてきた。今回はまさにその集大成問いも言うべき企画となる。

シェイピング界のワールドタイトルか?
『Stab in the Dark』は、ブランドロゴを隠したサーフボードをトッププロが一堂にテストし、純粋に性能だけでNo.1を決めるという画期的な企画。過去に3度優勝しているシェイパーのブリット・メリック(チャンネルアイランズ)は、「サーファーが最も重要な要素ではない唯一のフォーマットであり、シェイピング界のワールドタイトルだ」とその価値を語る。
一方、ミック・ファニングらをワールドチャンピオンに導いたダレン・ハンドリーは、「ワールドタイトルに注ぎ込まれる投資レベルとは比較にならない」と、その単純な比較に異を唱える。しかし、両者の主張には一理あり、スポンサーシップに左右されないこの企画が、ボード性能の真実を映し出す貴重な機会であることは間違いない。

最も“過剰な資格”を持つテストパイロット
10年の歴史の中で、ジュリアン・ウィルソン、ミック・ファニング、ジャック・ロビンソン、イタロ・フェレイラなど、8人のワールドクラスのサーファーがこの企画に参加してきた。そして今回、白羽の矢が立ったのは、サーフィン界の生ける伝説、ケリー・スレーターだ。
30年のツアーキャリア、56勝、11度のワールドタイトル。そして何より、彼はキャリアを通じて常にボードデザインの革新に深く関与してきた人物だ。ビーチブレイクからリーフ、スラブまで、あらゆるコンディションで勝利を収めてきた彼の経験と知識は、この実験において最も信頼性の高いデータをもたらすだろう。
2008年に常識外れの短いボードでパイプマスターズを制したように、彼は常に既成概念を打ち破ってきた。そんな彼が、現代のトップシェイパーたちが削り出した最新鋭のボードをどう評価するのか。
Stab史上最もデータ豊富で、最も注目度の高い実験となる『Stab in the Dark X』。ケリー・スレーターが下す審判によって、この10年間のシェイピングの真価が問われることになる。サーフィン界の誰もが固唾をのんで見守る、歴史的な企画の幕開けだ。
この企画のライディング映像などの詳細は、STABの有料プレミア会員にしか公開されていないので、見たい人は会員になるしかない。




