S.LEAGUE25-26男子ロングボード・チャンピオンは浜瀬海に決定。S.ONEロングボード第4戦「太東ロングボードクラシック」が開幕。

浜瀬海

JPSA さわかみS.LEAGUE 25-26《S.ONE》ロングボード第4戦「太東ロングボードクラシック」が、11月21日(金)〜22日(土)にかけて千葉・いすみ市の太東海水浴場で開催された。なお今大会では賞金是正制度「さわかみブースト賞」の適用はなし。

 

 

本戦に先立って行われた《S.TWO》では、男子は瀬筒雄太、女子は大塚海音が優勝。今大会のJPSA公認プロ登録資格獲得者は男子が大森海夏人、堀越類、女子は大塚海音、加藤詩音。ルーキーオブザイヤーには男子・瀬筒雄太、女子・山口晴菜が選出された。

 

 

《S.ONE》ツアーは男女とも4戦中上位3戦の合計ポイントで、来年4月に予定されている最終戦「グランドファイナル」への出場選手が決定する。

リーグチャンピオンはグランドファイナルを含む5戦中4戦の合計で争われ、男子はランキング上位16名、女子は上位6名が翌シーズンの《S.ONE》にクオリファイする。

 

今大会のエントリー数(Alternation含む)は男子19名、女子11名。Alternationでの出場は男子が高貫佑麻、藤井辰緒、小島健太郎の3名、女子は宮崎友祈子、平賀美香の2名が出場。

 

浜瀬海

 

ランキングを見ると、男子は開幕3連勝中の浜瀬海が圧倒的首位を独走。その後ろは中山祐樹、堀井哲、梶原裕太、増山翔太と僅差で続き、2位以下は混戦状態。

 

菅谷裕美

 

一方女子は、安定感抜群の菅谷裕美がトップ。2位には2戦のみの出場ながら高ポイントを積み上げた吉川広夏、3位市川梨花、4位田岡なつみ、5位古家伸子。なお田岡は現在フィリピンで行われているWSL LQSに参戦中のため今大会は欠場となる。

 

迎えたシーズン終盤戦。グランドファイナル進出、そして来季クオリファイをかけ、太東のクラシックブレイクで各選手がどんなパフォーマンスを見せるのか注目が集まる。

 

 

大会初日の会場は晴れ。風はオフからサイドオフへ。波はヒザ〜モモのスモールコンディション。引きに向かう時間帯はワイドなブレイクながら、選べば演技は可能。ただし潮が上げると割れづらく、午後は一気にタフな状況となった。

 

浜瀬海

 

スケジュールは男子がラウンド1(6ヒート)とラウンド2(4ヒート)までを消化し、ベスト8が出揃う展開。女子もラウンド1(3ヒート)からクォーターファイナルまで進み、ベスト4が決定して本日は終了。

 

浜瀬海

 

今日のハイライトは間違いなく浜瀬海。ラウンド1で7.83と8.50をまとめ、トータル16.33のダントツのスコア。本日のシングル、トータルともにハイエストを叩き出した。ラウンド2では波がさらにプアになったものの、状況に合わせて淡々とまとめて1位通過。

 

どんなコンディションでも、出遅れても、ヒート中にしっかり修正して「必要な波」「必要な演技」を取りにいく姿勢は圧巻だ。そのラウンド2通過によって、25-26 男子ロングボードのS.LEAGUEチャンピオンが最終戦を待たずに確定。文句なしの強さを見せた。おめでとう!

 

 

男子ロングボードのS.LEAGUEチャンピオン 浜瀬海に決定

 

浜瀬海

 

「ありがとうございます。潮がハイタイドに向かって、割れにくくなっていて、プライオリティが重要な試合だったと思います。」とヒートを振り返って浜瀬が語った。

「増山選手の最初の波を取り合う感じになっちゃんたんだけど、またインターフェアやらかしたらヤバイと思って、あれは引いたんですけど。波もレフトだったし、それぐらい気合い入ってました。

この太東の試合を優勝して、次の試合(グランドファイナル)も優勝して全戦優勝したいなって思います。」

 

 

秋本祥坪
増山翔太
佐藤広

 

また、男子では浜瀬に加え、秋本祥坪、増山翔太、佐藤広、中山祐樹、鈴木剛、小熊海ノ介、梶原裕太がクォーターファイナルへ進出。

 

中山祐樹
鈴木剛
小熊海ノ介
小熊と中山
梶原裕太

 

中でも秋本、中山、小熊あたりは調子の良さを存分にアピール。明日、浜瀬を止める選手は現れるのか、目が離せない。

 

 

吉川広夏
吉川広夏
吉川広夏

 

女子は、わずか3戦出場ながら吉川広夏の存在感が際立つ。実力はやはり頭ひとつ抜けており、優勝候補筆頭といえるだろう。

 

 

菅谷裕美

 

一方、菅谷裕美も宮崎友祈子との接戦をラストにひっくり返す勝負強さを披露。

 

榊原頼子

 

さらに榊原頼子 が今大会は“覚醒”したかのような安定した演技で勝ち上がってきており、こちらも勢い十分。吉川を止めるのは誰か。女子サイドもドラマの予感が漂う。

 

佐久間由佳

 

 

明日のDAY-2の選手集合は7:30AM。男子のクォーターファイナルからスタート。

 

ライブはAbemaにて放送。
https://abema.go.link/3cu5o

スコアはこちらから。
https://sleague.jp/25-26/tai_one.php

S.LEAGUE:HP

https://sleague.jp/

JPSA:HP
https://www.jpsa.com/

 

ジャッジブースは高台に設置され、岬まで見渡せる見晴らしの良いロケーション。

JPSAオフィシャルYouTube「Catch Up」のレポーターは、ボディボードの山下海果プロが担当。

MC陣は、実況がAbemaの辻歩アナウンサー、解説はマミさん(河村正美)、会場レポートは高橋みなとプロが担当。

ビーチマーシャルでは、田中樹コンテストディレクター(ショートボード)が受付業務にあたる。

さわかみブースでは恒例のマイルプレゼントを実施。選手も観客の方もぜひお立ち寄りください。

さわかみハワイブースには、南国ムード漂うトロピカルアイテムがずらり。

フードブースには「PURA VIDA」が出店。TACOSやBURRITOSなど、本場の味が楽しめる。
@puravidatacos_japan

太東ビーチ入口には、新しく看板も設置。

太東の駐車場では、ロングボーダーらしい個性的なボードラックや装備がずらり。

試合中には、なんと熊ならぬ“猪”が乱入。まさに猪突猛進でビーチを駆け抜けていった。