井上龍一が大会最高得点をマーク。WSL-QS4000/LQS1000バレアー・インターナショナル・プロがスタート。

井上龍一

フィリピン・バレアー、サバンビーチ(2025年11月18日火曜日) –ワールド・サーフ・リーグ(WSL)のQS4000およびLQSイベントであるバレアー・インターナショナル・プロ2日目は、競技者たちを素晴らしいコンディションで迎えた。

 

 

初日のオフから2日目の午前中はグラッシーな1~2フィートのコンディションとなり、ロングボード選手に好機をもたらした。

午後はQS部門の試合が続き、終了時には男子LQSラウンドオブ32、女子LQSラウンドオブ16、男子QSラウンドオブ64が全て終了した。

 

コンテスト会場:WSL / Abdel Elecho
コンテスト会場:WSL / Abdel Elecho

 

LQSクオーターファイナルに進んだ8人の女子選手のうち、6人にはまだ大会に残っている家族がいる。母娘ペアのデイジー・デラ・トーレ(PHL)とカイラ・ジェーン・デラ・トーレ(PHL)がこのラウンドで最高ヒートスコアを記録した。

また、姉妹ペアのマラアシュリー・ロペス(PHL)、井上楓も勝ち進んだ。井上姉妹はクオーターファイナルで直接対決する唯一の家族ペアであり、ロペス姉妹はそれぞれデラトーレ姉妹の一人と対戦する。

 

 

井上楓:WSL / Abdel Elecho
井上楓:WSL / Abdel Elecho
井上桜:WSL / Abdel Elecho
田岡なつみ(JPN):WSL / Abdel Elecho
田岡なつみ(JPN):WSL / Abdel Elecho

 

ディフェンディング・イベント・チャンピオンの田岡なつみ(JPN)は、ドローで唯一のインドネシア人選手であるデア・ノヴィタサリ(INA)と対戦する。

 

井上鷹(JPN):WSL / Abdel Elecho
井上鷹(JPN):WSL / Abdel Elecho

 

男子LQSでは、2025年WSLロングボードツアーの3地域代表選手全員がヒート勝利を収めた。ロジェリオ・ジェイ・アール・エスキヴェル(PHL)、 井上鷹(JPN)、ジョマリー・エブエザ(PHL)が勝ち上がったが、最高HEATスコア12.75(満点20)を記録したのはダニー・ウィディアント(INA)、最高シングルウェイブ・スコア7.25(満点10)をスコアしたのはロジャー・カソガイ(PHL)だった。

 

2024年の準々決勝進出者であるウィディアントとカソガイは、2026年のロングボードツアー出場権獲得を目指し、今年はさらに上位進出をプッシュする。

 

男子QS4000で最高シングルウェイブ・スコア7.00をスコアした井上竜一(JPN)。クレジット:WSL / Abdel Elecho

 

エブエザと井上もQS64強戦を勝ち抜き、エスキヴェルとウィディアントが戦うラウンドオブ32へ進出した。両選手とも異なる部門で競っている。しかし、このQS HEATで最高のパフォーマンスを見せたのは、現在オーストラリアで大学を卒業して、コーチングプログラムのようなところで働いている井上龍一(JPN)だった。

 

井上はヒートトータル12.00を記録し、ラウンドの最高得点となった。この中には最高シングルウェイブ・スコアとなる7.00も含まれていた。井上は当初のレフトの波に固執する計画とは逆に、ライトの波で3つのターンを繋ぎ、ソリッドなスピードとフローを維持した。

 

「最初はレフトの波を狙って、2本ヒットさせることを目標にしていました」と井上は語った。「確かに自分は小柄な選手ではないので、こうした小さな波はあまり得意ではありません。

しかし、最初に良い波を見つけられたのは幸運でしたし、その後、より大きな波を待つこともできました。あの大きなライトの波を見つけ、3発ヒットできたのは本当にラッキーでした。戦略通りではありませんでしたが、あのヒートを乗り切れて嬉しかったです

 

 

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小栗碧:WSL / Abdel Elecho
古川海夕 :WSL / Abdel Elecho
米山珠波瑠:WSL / Abdel Elecho

 

Baler International Pro QS4000

 

男子ラウンドオブ64では、H1で岡村晃友が敗れる番狂せ。井上鷹が2位で勝ち上がった。H3で眞榮城桜斗が1位通過、H4で古川海夕も1位通過、H5逢野晴は惜しくも敗退、H6小栗碧が2位アップ、H7井上龍一、H8米山珠波瑠が1位で勝ち上がった。

 

水曜日に試合が再開となれば、男子ラウンドオブ48 H1西優司、H2金沢太規、萩田泰智、井上鷹、H3小濃来波、眞榮城桜斗、H4ジョシュア・リヴィ、小松凛輝、古川海夕、H5小栗碧、H6太田拓杜、藤本世音、H7川俣海徳、井上龍一、H8仲村拓久未、米山珠波瑠。

 

男子ラウンドオブ32 H1加藤翔平、H2稲葉玲王、H3渡邉壱孔、増田来希、H5大音凛太、三輪紘也、H6須田喬士郎、H7金沢呂偉、新井洋人、H8小林桂、山中海輝

 

女子はラウンドオブ20 H1川瀬心那、女子ラウンドオブ16H1松岡亜音、馬庭彩、H2都築虹帆、脇田紗良、H3池田美来、鈴木莉珠、井上楓、H4松田詩野、野中美波。

 

 

Baler International Pro LQS1000

 

男子ラウンドオブ32では、H1 田岡遼平が惜しくも敗退、H2塚本将也、H5井上鷹、がラウンドアップ。石川拳大が惜しくも敗退となった。

女子ラウンドオブ16では、H1 田岡なつみ、H3井上桜、H4井上楓がラウンドアップ。

 

 

がんばれ!日本!

 

WSL ASIAのQS大会予定


11/17-23 フィリピン / バレアー
QS 4000「Baler International Pro QS4000 LQS1000」

11/26-30 ウエストパプア / マノクワリ
QS 2000「Manokwari Pro  Pro Junior(2025年ジュニア最終戦)

12/11-17 中国海南島 / 万寧市日月湾
QS 4000「WSL International Wanning Corona Cero Pro  Pro Junior」

 

Wanning Pro Juniorは、来年度の2026年アジア・ジュニア・ランキングにカウントされる大会となります。マノクワリ・プロジュニアが、2025年ジュニアシリーズ・ランキングにカウントされる最終大会となります。

 

2025年バレアー・インターナショナル・プロは、2025年11月17日から23日までサバンビーチで開催される。詳細情報や結果については、www.WorldSurfLeague.com を参照するか、無料のWSLアプリをダウンロードすること。

オフィシャルサイト:Baler International Pro QS4000

オフィシャルサイト:Baler International Pro LQS