フィリピン・バレアー、サバンビーチ(2025年11月16日(日) – フィリピン・サバンビーチでは、間もなく第2回となるバレアー・インターナショナル・プロが開催される。
本大会はワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイシリーズ(QS)4000とロングボードのクオリファイシリーズ(LQS)を併催し、アジア各地から両部門のトップサーファー100名以上が集結する。
バレアー・インターナショナル・プロの大会期間は17日から22日まで。明日の大会初日はオフがコール。現地時間の16時からオープニングセレモニーが行われる予定。
「WSLは2024年の初開催が成功したバレアーへの再訪を楽しみにしています」とWSLアジア太平洋ツアーディレクターのタイ・ソラティは語った。「サバンビーチの波は、ロングボードツアーとチャレンジャーシリーズへの出場権獲得に向けた貴重なポイントを狙う全選手にとって絶好の機会となるでしょう。この大会をバレアーに再び招致するにあたり、フィリピンスポーツ委員会の支援に深く感謝しています」

フィリピンにおけるサーフィンの発祥地として知られるサバンビーチは、ハイパフォーマンスなビーチブレイクのピークが連なり、ロングボーダーとショートボーダーの双方にとって理想的な舞台となる。
フィリピンスポーツ委員会のパトリック・C・グレゴリオ委員長は次のように語った。「バレアーは手つかずの美しさ、未開拓の可能性、そしてフィリピンならではの温かいおもてなしをお約束します。競技者の方々にとって、アウロラ州の波は素晴らしい発見であり、技量を試す魅力的な場となるでしょう。我々は世界レベルの才能を育成し、我が国を国際競技の主要開催地たらしめる象徴的な沿岸の遺産を披露するというコミットを改めて表明いたします」
前回LQS勝者の田岡なつみ(JPN)とロジェリオ・ジェイ・アール・エスキヴェル(PHL)は連覇を狙う。現在世界ランク8位のエスキヴェルはLQSで未だ無敗であり、5勝のうち4勝を母国PHLで挙げている。

今回も多くの日本選手が出場。ボンソイ・アジア・スーパーシリーズでチャンピオンとなった小林桂(JPN)も出場し、首位を守りながらこの権威あるシリーズの初代タイトルを勝ち取ることを目指す。
一方、前回QS勝者の野中美波(JPN)はアジアQSランキングでの順位上昇を狙う。今シーズンはチャレンジャーシリーズにも参戦しており、現時点で来季の地域クオリファイライン内に位置しているが、同じくチャレンジャーシリーズの池田美来(JPN)と都築虹帆(JPN)が迫っている。両選手もバレアー大会に出場し、野中美波を追い抜こうと意気込んでいる。
CSへの切符は男子ベスト5、女子ベスト3の上位選手のみ

台湾オープンが終了し、小林桂(JPN)と中塩佳那(JPN)はWSLアジア地域ランキングのトップスポットを維持し、初のボンソイ・アジア・スーパーシリーズを制した。
また日本選手では、伊東李安琉が準優勝、野中美波が3位と活躍。野中は3位のCSクオリファイ圏内にランクアップ。多くの日本人選手が素晴らしいパフォーマンスを見せた。
QSアジアの試合は今大会を含めて残り3戦。男子はベスト5女子はベスト3の上位選手のみが来シーズンのチャレンジャーシリーズに出場できる。
男子はトップの小林桂、2位にブロンソン・メイディ、3位にケトゥ・アグス、4位にディラン・ウイルコクセンといった3名のインドネシア勢が占め、5位に鈴木仁。
女子は中塩佳那がトップを独走。2位の松岡亜音、3位の野中美波を僅差の池田美来、鈴木莉珠、都築虹帆が追いかける。
Baler International Pro QS4000
男子ラウンドオブ64 H1岡村晃友、井上鷹、H3眞榮城桜斗、H4古川海夕、H5逢野晴、H6小栗碧、H7井上龍一、H8米山珠波瑠 、
男子ラウンドオブ48 H1西優司、H2金沢太規、萩田泰智、H3小濃来波、H4ジョシュア・リヴィ、小松凛輝、H6太田拓杜、藤本世音、H7川俣海徳、H8仲村拓久未、
男子ラウンドオブ32 H1加藤翔平、H2稲葉玲王、H3渡邉壱孔、増田来希、H5大音凛太、三輪紘也、H6須田喬士郎、H7金沢呂偉、新井洋人、H8小林桂、山中海輝
女子はラウンドオブ20 H1川瀬心那、女子ラウンドオブ16H1松岡亜音、馬庭彩、H2都築虹帆、脇田紗良、H3池田美来、鈴木莉珠、井上楓、H4松田詩野、野中美波。

Baler International Pro LQS1000
男子ラウンドオブ32H1 田岡遼平、H2塚本将也、H5石川拳大、井上鷹
女子ラウンドオブ16H1 田岡なつみ、H3井上桜、H4井上楓、
がんばれ!日本!
WSL ASIAのQS大会予定
11/17-23 フィリピン / バレアー
QS 4000「Baler International Pro QS4000 LQS1000」
11/26-30 ウエストパプア / マノクワリ
QS 2000「Manokwari Pro Pro Junior(2025年ジュニア最終戦)」
12/11-17 中国海南島 / 万寧市日月湾
QS 4000「WSL International Wanning Corona Cero Pro Pro Junior」
Wanning Pro Juniorは、来年度の2026年アジア・ジュニア・ランキングにカウントされる大会となります。マノクワリ・プロジュニアが、2025年ジュニアシリーズ・ランキングにカウントされる最終大会となります。
2025年バレアー・インターナショナル・プロは、2025年11月17日から23日までサバンビーチで開催される。詳細情報や結果については、www.WorldSurfLeague.com を参照するか、無料のWSLアプリをダウンロードすること。




