竜巻被害の“サーファーのまち”を救え!牧之原市復興支援とサーフィン大会存続をかけたクラウドファンディング始動

静岡県牧之原市を襲った国内最大級の竜巻被害を受け、日本サーフィン連盟(NSA)静岡2区支部が、まちの復興と伝統あるサーフィン大会の存続を目的としたクラウドファンディングを開始した。

被災した地域に元気を取り戻し、サーフィンを愛する仲間たちと共に未来へ繋ぐための挑戦に、全国から温かい支援が求められている。

 

 

■ 竜巻で中止、苦渋の決断と立ち上がったサーファーたち

 

2025年9月5日、牧之原市を襲った竜巻は、多くの家屋に甚大な被害をもたらした。この影響を受け、直後に開催予定だった全国規模のサーフィン大会「NSA公認静波マリンピック2025ビーチクリーンカップ」は、被災者の心情を最優先に考え、やむなく中止となった。

しかし、大会運営のために発生した経費や、傷ついた“サーファーのまち”を前に、主催者であるNSA静岡2区支部のメンバーたちは「いま私たちに何かできることはないか」と立ち上がった。

 

 

■ 大会記念品を未来へ繋ぐ、支援の輪

 

今回のクラウドファンディングは、単なる資金集めではない。中止となった2025年大会のために準備していた記念エコバッグ木製・アクリルトロフィーをリターン品(返礼品)として提供。その支援金を、来年(2026年)の大会開催費用と、牧之原市への復興支援金・義援金に充てるというものだ。

 

【支援金の主な使い道】

  • 2026年大会の記念品・トロフィー費用

  • 牧之原市への復興支援金・義援金

 

支援者は、幻となった大会の記念品を手にすることで、未来の大会を支え、同時に被災地を直接支援することができる。すでにエントリーしていた選手たちからも「エントリー費を寄付に回してほしい」といった声が多数寄せられており、支援の輪は広がりを見せている。

 

■ 目標は大会ランクアップと、まちの元気

プロジェクトが成功すれば、現在の大会ランク「AA」から、国内トップレベルである「AAA」への昇格も視野に入れているという。

サーフィンを愛する仲間たちの想いが、大会をさらに発展させ、復興への大きな力となる。竜巻の被害を乗り越え、再びこの美しいビーチにサーファーたちの笑顔が溢れる日を目指すこのプロジェクトに、注目と支援が集まっている。

 

 

【クラウドファンディング概要】

  • 目標金額: 1,500,000円

  • 募集期間: 10月31日まで

  • リターン品: 2025年大会記念エコバッグ、トロフィー、2026年大会メインボードへの企業名掲載など。

  • 寄付先: 牧之原市役所

 

https://camp-fire.jp/projects/887014/view