五十嵐カノアのワールド・チャンピオンシップツアーでの舞台裏を記録する「EYE OF THE STORM」のエピソード24が公開

五十嵐カノアのワールド・チャンピオンシップツアーでの舞台裏を記録したシリーズ「EYE OF THE STORM」のエピソード24が公開された。この映像では、ドリーム、モーメント、そしてメモリーを追い求めるカノアの1年の軌跡を描く。

 

 

エピソード 24の「BACK IN JEFFREYS BAY」では、多くのサーファーにとって憧れの地である世界最高の波のひとつであるジェフリーズベイを訪れる。カノアは、ワールド・チャンピオンシップ・ツアーの第 10 戦に向けて、ボードの調整や映像の分析など、南アフリカで良い結果を残すために最善の態勢を整えている。

 

これはジェイソン(シェイパー)がJベイのために特別に作ってくれたボードだからね。絶対に試してみて、こいつらに魔法が宿っているか確かめないと。とカノア

 

  • 五十嵐カノアはJベイに到着し、最初のサーフィンを楽しむ。ビッグスウェルは逃したものの、これからに期待を寄せている。練習後、自身のライディング映像をチェックし、自分の感覚と客観的な映像を結びつけることが非常に重要だと語る。

    コーチである「スネーク」ことジェイク・パターソンが空港に到着し、チームが揃った。これにより、本格的な大会モードに突入する。

 

自分の感覚と外から見た感じを一致させるために自分の映像を見る事が大事。

 

「セッション(練習)があるたびに、できるだけ早く映像を見るようにしてる。そうすることで、海の中で感じていたことと、陸で見たときに実際どう見えるかを結びつけられるんだ。特にコンテスト期間中とか、コンテストが近いときはたくさん映像を見るね。」とカノア。

映像を見ることがどれくらい重要だと思う?という質問に対してカノアは

「競技者としてだけでなく、一般的にスポーツで上達したいなら、どんなことでも映像を見なきゃだめだと思う。自分の感覚と、どう感じて、どう考えているかを外からどう見えるかに結びつける方法を学ばないといけない。それが一番良い意見をくれるんだ。自分自身を一人称でコーチングできるからね。

どう感じたかは分かってるけど、外からの見た目も一致させないといけない。サーフィンで特定の技をするときは、それが感じたのと同じくらい良く見えているか確認したい。あるいは、実際感じたよりも悪く見えているかもしれない。それを結びつけないといけないんだ。だから映像を見るのが上達するための一番良い方法だと思う。

 

  • コーチのジェイク・パターソンがJベイ用に特別に作られた新しいサーフボードを持ってきて、カノアはその性能に期待を膨らませている。カノアは、Jベイの波がなぜ世界最高レベルなのかを地理的な観点から説明。南からの巨大なうねりが岬を回り込むことで波が整えられ、同時に吹く風がオフショアとなって最高のコンディションを生み出す仕組みを解説している。

  • 最後に、大会の波予報が良く、体調もボードも万全であると述べ、来週から始まる本番への期待感で動画を締めくくっている。

 

「みんながこれを見ている頃には、大会がちょうど始まるところだろうね。予報は良さそうだ。体の調子も良い。ボードの調子も良い。今週と来週のエピソードの間には、たくさんのことが起こると思う。でも、今は準備期間。来週は大会モードに入ってるはず。さあ、ショーを始めよう。」とカノアが締め括った。

 

制作:ベルナルド・カロ・デ・ソウザ、五十嵐カノア