
ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クルイ・プロ・ジュニアは大会2日目。本日もウジュン・ボチュールは、4フィート以上の波でアジアの20歳以下のトップサーファーたちを歓迎した。

プロジュニアのファイナルデイは、女子プロジュニアのクオーターファイナルから開始。H1には松岡亜音、H2に石井有紗、清水ひなた、H3佐藤李、清水ひなの、H4池田美来、松山黎音、鈴木 莉珠がクレジット。


そして見事ファイナル進出を果たしたのは、クルイでは2023年にQS5000で優勝を果たした松岡亜音、昨年W優勝した池田美来、鈴木 莉珠、インドネシアのジャスミン・スチュダーの4名。
池田がスタートからビッグセットをキャッチし、クリティカルなセクションでターンを何度もメイク。クローズセクションではビッグリエントリーを決めてガッツポーズ。今大会の最高得点となる9.27をスコアする。
池田は後半に2本目のエクセレント8.33をスコアし、他の選手をコンビネーションに追い込んで圧勝。クルイのプロジュニアで2連覇を決めた。
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「自分のベストなサーフィンをすることが第一だと思って海に入りました。波はどの波が良いか自分で分かっていたので、その波を選んで自分のサーフィンを出す。それを意識してやりました。」と池田が語った。
「応援ありがとうございます。この1位というポジションに戻って来れて本当に嬉しいです。これからQSもはじまるので、自分のサーフィンを見せれるように頑張りますので、応援お願いします」
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渡邉壱孔が大逆転勝利。



男子のファイナルでは、前回日本の浜松で行われたQSイベントで初優勝を決めた渡邉壱孔と、セミファイナルではチューブをメイクして勢いのある長沢侑磨、ハワイのビッグウェイブでチャージを続ける松永健新、インドネシアのウェステン・ハーストの4名が進出。
ファイナルは長沢がスタートから8.33をスコアして好スタートを切る。松永もバックハンドで7.33をスコア。ハイレベルな戦いが展開される。しかし最初に高得点を出した二人はバックアップがなく、ベスト2を揃えたハーストがトップ、渡邉壱孔が2位で後半戦へ。
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残り時間10分を切り、ワンライドで波を待った松永が4.80をスコアして2位に浮上。渡邉はソリッドなターン2発で6.43をスコアしてトップスコアを塗り替える。しかし、長沢がバックアップを5.17まで上げてトップに躍り出る。後半は目まぐるしくトップが入れ替わるデッドヒートの展開となる。
そして残り2分で4位まで落ちた渡邉が起死回生の波を掴み、大きなスプレーを上げる3ターンコンボからエンドセクションでのリエントリーをメイク。それが8.60というファイナルのベストスコアとなり大逆転。トップに躍り出てそのまま勝利を掴んだ。

「ファイナルまで行ったら研ぎ澄まされている人ばかりなので、プライオリティが上手く自分に回って来なくて、良い波掴めなかったんですけど、最後の最後にまさかの点が出せて良かったです。今回は3回目のクルイなのでサーフボードも色々調整して自分がベストな状態で挑めて良かったです。」
本日はジュニアのファイナル終了後にQSがスタート。男子ラウンドオブ144とラウンドオブ128の2ヒートが行われた。
男子ラウンドオブ144からH3の小林桂、H4の藤沼佳太郎、H6の丸山晴凪、H8の田中透生、R128-H2山中海輝はラウンドアップ。H8の上山キアヌ久里朱。R128-H1白井翔は惜しくも敗退となった。
明日は男子ラウンドオブ128-H3から再開予定。
R128-H4堀越類、岩瀬裕哉、H5佐藤利希、小栗碧壬、H6友重リキ、H9荒木麗慎、H11藤本世音、H12和氣匠太朗、松永健新、H14小笠原由織、井上龍一。
R96-H1酒井仙太郎、H4平原颯馬、H5長沢侑磨、H6稲葉玲王、H7鈴木一歩、太田 拓杜、H12増田来希、H14金沢呂偉、H16森友二、野呂海利。
R64-H2田中大貴、新井洋人、H4安室丈、矢作紋乃丞、H11須田喬士郎、H12大音凛太、小濃来波、H15渡邉壱孔。
女子ラウンドオブ64には、H1都築虹帆、H2鈴木 莉珠、石井有紗、H4松山黎音、H5池田美来、H6清水ひなた、H7中塩佳那、H9松岡亜音、H10野中美波、H11脇田紗良、H13川合美乃里、H14松田詩野、大村奈央、H15清水ひなの、H16佐藤李、馬庭彩がクレジット