ロサンゼルス、カリフォルニア、USA（2025年3月27日木曜日） – 2021年ワールドタイトル2位、パリオリンピック銀メダリストのタティアナ・ウェストン・ウェブ（BRA）は、自身の健康を優先させるため、ワールド・サーフ・リーグ（WSL）2025年チャンピオンシップ・ツアー（CT）の残りの試合を欠場すると発表した。

 

 

This break is not an end, but a new beginning.

 

この休養は終わりではなく、新たな始まりです。

 

 

「自分にとって、これは簡単な決断ではありませんでした。ここれまでのサーフィンで成し遂げたことすべてに、そしてスポンサー、チーム、ファンの方々から常に受けたサポートに、とても感謝しています。

すべての成果は、全力を尽くした努力の結晶です。最近、私は自分の精神的な健康により注意を払う必要があると気づきました。

アスリートとして、私は常に自分のやっていることに情熱を注いできましたが、自分の幸福を大切にすることは、情熱を貫き、高いレベルで競技を続けるために不可欠であることも知っています。

最近感じていた精神的な疲れと肉体的疲労は、立ち止まって自分自身と向き合うべき時が来たという明白なサインでした」とウェストン-ウェブは語った。

 

立ち止まって自分自身と向き合うべき時が来たという明白なサインでした

 

 

「スポーツにおけるメンタルヘルスについて話すことは、私たち全員にとって重要だと私は思うのです」と彼女は続けました。

 

「私は、私を応援してくださる方々に正直でありたいと思っています。弱さを見せることは私たちを弱くするのではなく、それとは逆に、私たちをより人間らしく、つながりのある存在にしてくれます。

 

そして、競技中も競技外でも、潜在能力を最大限に発揮することを可能にしてくれます。この休養は終わりではなく、新たな始まりです。皆さまのサポートがあれば、私はこれまで以上に強く、より自己認識を深め、より情熱を持って再び海に戻って来られると信じています。」

 

 

 

 

WSLはウェストン-ウェブのこの決断を支持し、彼女が競技に復帰する日を楽しみにしている。

 

「タティアナの健康が第一であり、健康を優先する彼女の率直な姿勢に感銘を受けています」と、WSLコミッショナーのジェッシー・マイリー・ダイアーは語った。

「タティは、同世代のサーファーの中でも最もダイナミックで実績のあるサーファーの一人です。世界中のファンが彼女の旅をこれからも応援し続けるでしょうし、この期間に彼女が最善を尽くせることを願っています」 

 

 

10年近くプロサーフィンの最高レベルで活躍し、それ以前はジュニアのトップ選手として長年活躍してきたウェストン-ウェブは、2015年のルーキー・オブ・ザ・イヤーおよびクオリファイシリーズ・チャンピオンに輝き、これまで数少ないアスリートしか到達できなかったエリートスポーツのマイルストーンを経験している。

 

2度のオリンピック出場を果たしたウェストン-ウェブのキャリアは、CTでの成功に加え、ブラジルチームの一員としてオリンピックの舞台に立った瞬間でもあった。

 

 

ウェストン-ウェブの2つの最大の功績である2024年パリオリンピックと2021年WSLファイナルは、2023年サンティアゴパンアメリカンゲームズでの金メダル、12回のファイナ進出したCTイベントのうち４回優勝、ISA世界ジュニア選手権での2つの金メダル、そして彼女のキャリアのハイライトのひとつであるタヒチのチョープーでのパーフェクト10によってさらに輝きを増している。

28歳の彼女は、CTキャリアの半分以上にあたる5シーズンでCTトップ5に入っており、2024年には世界ランキング3位にも輝いている。

 

2025年のWSLリプレイスメント・サーファーであるナディア・エロスターベ（ESP）が、ジョアン・ディフェイ（FRA）のミッドシーズン・カット前の残りのイベントにすでにリプレイスとして出場が決まっているため、各イベントで追加の1つのポジションが空くことになる。このポジションは、各開催地でイベント・ワイルドカードとして割り当てられる。

 

詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。